忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

辞世のうた

2014-06-24 22:03:43 | 日記


一昨日、90歳の主人の叔母が亡くなり、
今日はその告別式で、
京都の城陽市に日帰りで行ってきました。

小学校の教員をしていた叔母でしたが、
退職後、茶道の先生をしながら、
良妻賢母を貫き、
趣味で和歌を詠んでおられました。

上の作品は、叔母の辞世のうたを
従兄弟の知人に書いてもらったと
葬儀の式場に飾ってありました。

「御仏の 慈悲に包まれ ながながと
浮世楽しく 歩みきにけり」

とあります。

「浮世楽しく」のところが、
いつもにこやかだった
叔母らしさが表れていて、
素晴らしい辞世のうたを残されたと
思います。

城陽市は、京都駅からJR奈良線に乗って
みやこ路快速という電車に乗ると、20分。
宇治の次です。



京都と奈良の中間に位置するところから、
「五里五里の里」と呼ばれたそうです。

近隣にはいくつかの遺跡が点在し、
もちろんそんな遺跡を見学する時間はありませんでしたが、

駅前には、はにわのモニュメントが置かれていました。





新幹線のぞみで新横浜と京都の間は約2時間です。




数年前までは、平気で日帰りしていましたが、
やはり年のせいでしようか・・・
日帰りは疲れます。

でも、叔母さんとお別れができて、
よかったと。

「楽しい人生」を過ごされた叔母さんに、
拍手を送りたいと思います。