忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

初心忘るべからず

2014-11-07 12:12:23 | 書道
探し物をしていたら、
箱の中から、古い写真の束を発見

その中には、若かりし私の姿と
昔書いた作品の写真がありました。

今見ると、
やっぱり未熟だったと感じる作品もあれば、
今よりず~と元気よく書いているという作品も・・・

あの頃は、
家族が寝静まった夜中に、
無我夢中で、一生懸命書いていたと
懐かしく思い起こします。

その中の一枚。

昔は多字数ばかり書いていました。



宋の時代の「陸游」という人の「夜出偏門還三山」という漢詩です。

月行南斗邊 人歸西郊路
水風吹葛衣 草露濕芒履
漁歌起遠汀 鬼火出破墓
凄清醒醉魂 荒怪入詩句
到家夜已半 停立叩蓬戸
稚子猶讀書 一笑慰遅暮

当時は、100枚 200枚・・・
何日も書き続けていました。


初心不可忘(初心忘るべからず)

最近は、
紙が高騰して、それを口実に
書き込みが甘く、
腰が痛いと、言い訳をして
とことん書くというのは
珍しく。。。。

昔の写真を見ながら、
反省ばかりの
私です。