忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

顔真卿作戦成功

2019-02-15 10:20:45 | 書展
一昨日、やっと行ってきました。東京国立博物館の顔真卿展に。
評判通り、いや、評判以上に素晴らしかったです。



顔真卿の祭姪文稿、多宝塔碑をはじめ、
懐素の自叙帖、千金帖。
そして久隔帖、漢崔子玉座右銘、金剛般若経解題、伊都内親王願文、玉泉帖、……
黄庭堅・趙之謙など。
真筆は、立体感があって文字が浮き出ているように感じました。
古い時代のものが、現代の我々に与えてくれる感動は大きいです。



朝7時半に家を出て、
9時20分に上野公園口で友人と待ち合わせ、
博物館の9時半の開門と同時に入場。

一目散に祭姪文稿を目掛けました。
すでに列はできていましたが、10分ほど待って、
作品の前に辿り着くことができました。

10分で観れるなんて、
見事「顔真卿作戦」成功です。
混んでいる時間帯は1時間以上並ぶそうですね。

春節の時期は過ぎたというのに、中国の方が多く、
係員が「立ち止まらずに進んでください」と促すのを無視して、
熱心に見ておられました。

私はたまたまその中国の方の後ろに付いて、
立ち止まらないように心がけているけれど、
前が進まないから仕方ないといった顔をして、
ちゃっかりとじっくりと観てまいりました。

後ろに並んでいる方には申し訳なかったのですが・・・