忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

百人一首を書く

2018-08-12 15:52:47 | 書展
第58回現日書展が本日2時をもちまして、終了いたしました。

ことのほか暑い今年の夏にもかかわらず、
お出かけくださった方々に、厚く御礼申し上げます。

今回の私の作品を、ご覧いただきたいと思います。



実は昨年末から右手親指の付け根が腱鞘炎で、
太い筆を持つと痛みが走ります。
小筆ならば、力が入らないので、大丈夫。

腰の痛みもあるので、机上にて細筆で書ける作品としました。










寸松庵の大きさの紙に百人一首を100枚

「本当に100枚あるのか?」と、わざわざ数えてくださった方もありました。

仮名は変体がながあったり、連綿があったりと、
現代人には、読みにくく親しみにくいものとなっています。

しかし、百人一首ならば、皆さんに読んでいただける題材だと思います。


現代書というものは、単に新しい表現を追うばかりではなく、
古き時代の文化を、現代人が未来へ伝えることも、
一つの大切な目的であり、
書を志す者の使命だと思うのです。



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