湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

葦と芦・・・・よし&あし。

2012年05月25日 | 詩歌・歳時記

                 

菜の花が咲いて、桜が咲いて・・・・桃の花っこが咲く頃は、おらだちの1番いい季節だがやぁー。

べつだん、「りんご追分」を気取っているわけでは、ないけれど、この季節・・・・近江での一押しは

近江八幡の水郷舟遊びであろうか。

    葦の芽の水面に凛と櫓のひびき

「ヨシ」という和名は、「アシ」が「悪し」に通じるのを忌んで、逆の意味の「良し」と言い換えた

のですね。関東は「アシ」、関西では「ヨシ」が一般的のようです。

                       

水中に並びたつその茎は、多くの動物の棲家や隠れ家としても、利用されていて、また、

自然の浄化作用も盛んで、船頭さんの話ではヨシの辺りの水は呑めるのだそうです。

     またの名は妹川よ

     きらめいて音符踊りて

     春の水ゆく

          

夏の陽射しを避ける、葦簀のすだれは見た目にも涼しげですよね。びわ湖を巡る自転車道には

「よしぶえロード」なんてネーミングもつけられています。

     ひと思ふあわくはるかや青き踏む

葦原もびわ湖周辺ではずいぶん少なくなりました。 そして湖水が汚れていく一方です。

「ヨッシー」と言われるように、大自然を守っていかなければ!!