湖北にも数々の「道の駅」があり、産地・産直の野菜やくだもの、当地特有のびわ湖産の魚類の加工品が売られている。強烈な匂いが旨さを誘う「鮒ずし」「小あゆの甘露煮」そのほかモロコの素焼きなど淡水魚ならではの素朴な味わいが楽しめる。
すき焼きの肉のかわりにうなぎを使った「うなぎのジュジュン」なる摩訶不思議な料理を食わせる道の駅もあるのである。
ボクが一番好きなのは♪びわ湖産のすじえびと大豆を、甘からず辛からず炊き合わせた「えび豆」である。
梅雨空に灯すひといろ花柘榴
たんぱく質とカルシウムが一度にとれるすぐれものであります。
次が「ごりのつくだ煮」。漫画「釣りきち三平」で、夜の渓流でカーバイトで照らして、底石にへばりついているカジカを突いていたシーンがあったが、あれの小さいやつで醜悪で愛嬌のある、ゴリではあります。
歳月やとりのこされて沙羅の花
それぞれの道の駅では、漁師のおかみさんや農家のおばちゃんの少しずつ違った湖魚の旨さが味わえるんです。
母恋しジュウヤクの白清ければ