湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

セブンイレブンVSローソン、by湖北

2012年10月28日 | 詩歌・歳時記

                  

東海道と北陸道が交わる、ここ湖北では、古より争いが絶えない。

今は、コンビニ合戦がはっしと急を告げている。

          竜胆の庭いちめんの馳走かな

          秋風や塵ひとつなき能舞台

国道21号線に、走ること10分の間にローソンの店舗が三つあった。当然のように真ん中の

店が閉店してしまった。理知的な、素敵なオーナーの奥様でしたが。

つぶれるのは、すべてローソンだ。素人眼で見ても立地条件を無視したような、急増マンション

でもあるまいに、そしてまた、つぶれた店の極近くに新しく店が開くのである。

                 

セブン・イレブンでは、店と本部の間に、精密なネット・ワークが確立しているらしい。

売れた商品がたちまちイン・プットされ、翌日・・・・その商品を補充にくるとか。

ただ、この湖北でつぶれたセブンの店を一店だけ知っている。

          十六夜の月を真中に別れけり

          新涼の刀身さゆる彦根かな

その店のオーナーは、口やかましく、パートのおばちゃんやアンちゃんが長続きしない。

あまつさえ、ゴミ箱を外から店内に入れちゃって、ひそかな顰蹙をかっていたのだ。

                     

いずれ・・・・と思っていたが、ある日「貸し店舗」の張り紙が・・・・・。

栄枯盛衰、いろいろありまする。立地条件もあるのだろうけれど、結局はオーナーの

経営哲学がものをいうのでしょう。 厳しい、厳しいコンビニ経営であることです。


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2 コメント

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ありがとうございます (しんきろう)
2012-11-01 21:03:28
彦根城の忠実に再建された、欅御殿の能舞台です。

この一句を採られた、ということは俳句の造詣の
深いお方と思われますね。

これからも、どうぞよろしくお願いします。
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Unknown (tamaru)
2012-11-01 09:16:33
- 秋風や 塵ひとつなき 能舞台 -

   好きです、この句。
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