湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

♪魚津のふるさと

2015年09月24日 | 詩歌・歳時記
今は亡き父母ともども、わが家族はみんな歌謡曲が大好きでした。
それぞれがご贔屓の歌手をもっていましてね、父は田端義夫、母は高峰三枝子、次の弟はなぜかクールで家族全員の好みは理解してはいたのだが、「この歌手」というのはいなかった。
その次の弟はひたすら、拓郎一筋でした。一番下の妹は、何でもかんでも「五郎ちゃん♡」! なんせ野口五郎の生まれた岐阜の美濃加茂市まで行ったうえ、高校卒業後は岐阜市の「洋裁専門学校」へ通ったほどでした。彼が独身の頃に妹の写真を送って、お取り持ちをしようなんて思ったものです。少なくても三井ゆりちゃんよりは、美しかった彼女です。

ところが我が家では一人の歌手だけは、タブーでした。元軍人で「清廉潔白」の父は、今まさに話題の山口組の当時の組長の田岡某との付き合いの深いと言われた、美空ひばりが許せなかったのですね。父の前では歌をうたうことも、話題にすることもできませんでした。
当時の「紅白歌合戦」は毎年、トリのひばりが出る前に父が寝所へ引き下がるのでした。ほっとした雰囲気が茶の間にただよったものでした。

ボクは美空ひばりの歌はだいだい好きでした。一番ビックリしたのは買ったベスト・アルバムの「リンゴ追分」の作詩が小沢不二夫だつたことです。この方の娘さんは水沢有美ちゃん! 西郷輝彦のデユット曲「兄妹の星」のお相手さん。

ふとくちづさむ「津軽のふるさと」がナンと言っても大好きである。ただし、最後を歌い変えては涙を流しているのである。♪「いつの日もなつかし♪魚津のふるさと~」海の香りが聴こえてくる!





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