ロボット技術を応用して整体!篠崎技術士事務所の日記

身体の状態をコンピュータ解析し、骨盤矯正やギックリ腰などを科学的に分析する新しい整体院です。

身体重心バランス測定のバラツキ。

2009-09-09 15:04:58 | 整体のできる技術士として

前回からの続き

「今まで患者さんの床面重心バランスZMP(ゼロモーメントポイント)波形をスペクトル解析してきました。その中で、ちょっと気になったことがあります。」

「もしかしてノイズの事が気になっていたか?」

「その通りです。身体座標と工学座標にはどうしてもズレが生じますし、ばらつきも大きいです。」

「それでどうやって調べるんだ。」

「前回確認したアトラクター線図では、患者さんのアトラクターと、ノイズのアトラクターには差がありました。」



「左がsinカーブ+ノイズ波、右が患者さんの左右ZMPのものだな・・・・」

「そうです。明らかに形が違います。よって今までノイズの事については、あまり考えていませんでした。
しかしやはりある程度のばらつきは覚悟しておいた方がいいです。そこでスペクトル波形を比較して見ました。」

「ほ~早速だが見せてくれ。」

「同じ患者さん(女性)のスペクトルを5つ集めました。」







「やはり形の変化はありますが、共振点の変化が大きくなかったので、少しは安心しました。もしこれでスペクトルの変化が大きいようなら、測定法を検討するつもりでいました。やはり基本周波数の5倍の位置に共進点がある人は、何度計ってもあります。」

「ちょっと変な表現だな・・・つまり共振点に大きな変化が無いから、このまま今のやり方で継続していくと言う事だな。」

「そうです。今のところそのように考えています。」

「しかし良く考えろよ。測定する前にもう一度考え「この方法でいいのですか?」と自分に問いかけてみろ!」

「分かりました。十分に注意します。一応今回でスペクトルについては課題から離れます。」

「次は何だ?」

「次はもう少し確立統計を考慮した、重心バランスの解析をしてみたいと思います。少々お待ちを・・・・」