賀茂川の柳がまだ青々としていて風にそよぐ姿が涼やかです。
まだ暑い時間帯です。
賀茂川は上流と下流で高さが大きく違うので、流れを落ち着かせるために
低い堰があります。
そのために堰を落ちる水の音もステキです。
下鴨神社の境内に入りました。
下鴨さんはユネスコの世界文化遺産に指定されているのです!
自然あふれる糺の森(ただすのもり)
3万6千坪の森の中にある長い参道です。
ケヤキや楓などの葉の広い木々が風の音を奏でるようで、森の中はやっぱり涼しい。
古代からの自然がそのまま残っているそうです。
泉川には蛍も育っています。
私たちも川を渡ることで知らず知らずのうちに禊に近いことをしているのだとも言います。
下鴨神社の21年毎の式年遷宮のためお白石神事が行われるらしく幟が立っています。
お祓いを済ませた白石を境内に戻す神事のこと。
希望者は参加費を納めれば誰でも可能です。(スケジュールが合わなかったので残念ながら私は断念・・・)
さざれ石
ちいさな石が年々大きくなって岩になる、と国歌にもある神様の力を持った石のことです。
学術的には石灰質角礫岩という名前がちゃんと付いていますが
やっぱりさざれ石という方がしっくりします。
相生社
参拝方法は特別で、絵馬に願い事を書き、念じながら紅白の紐に結び、3周します。
3週目の途中で絵馬掛けに絵馬を奉納してから、正面で参拝するというもの。
源氏物語にも「連理の枝」という言葉が出てきますが、こちらには「連理の賢木」という御神木があります。
2本の別の木が途中から縁結びの力で1本に繋がっているもの。
例えば現在の木が枯れてしまったとした場合、不思議なことに糺の森に次の「連理の賢木」が見つかるのだそうです。
現在のご神木は4代目!?
下鴨さんは、上賀茂神社と同じく京都最古の神社と言われています。
両社とも賀茂一族の氏神様が神社としてのスタートです。
広大な境内には白砂が敷き詰められていて正面の奥には本殿があり、国宝になっています。
拝殿の前には十二支をお参りできるお社があります。
ご参拝にいらした方々は皆さんご自分の干支を拝んでいらっしゃいました。
足が3本の八咫烏は太陽のシンボルであり、賀茂建角身命の化身とされています。
最近は日本サッカーで有名になりましたが、実は・・・
宮中祭祀を裏で仕切っているとされる組織(歴史の教科書でしか知らない吉備真備が関係している)の名前でもあります。
自分へのお土産は、葵柄の手ぬぐいです。
葵のご紋は徳川の専売特許ではありません。
上賀茂神社の御祭神が生まれた山に双葉の葵が生じたので両社の紋が葵になったと言われています。
京都の葵祭は昔、賀茂祭と言われて御所から下鴨神社・上賀茂神社に向かう行列ですが
その時につける葵の葉は両社から納められたものなのだそうです。
南に下りて河合神社さんもお参りさせて頂きます。