初春をお喜び申し上げます。
岡山の山陽学園大学地域マネジメント学部に着任し、9か月がたちました。
とにかく岡山の地域に出かけることを重視するとともに、教育の充実、地に足をつけた研究と社会貢献に着手してきました。
以下に2018年の報告をさせていただきます。2019年は、岡山で取組始めたことの形をつくっていく年だと考えています。
さらに地域に出向きながら、新たな仕事をたちあげていく予定です。
ご縁を大切に、協働の機会をいただければ幸いです。今年もよろしくお願いします。
以下、2019年の報告事項 ***************
教育・校務
1.新設の学部なので講義はまだ少ないですが、地域政策概論、環境論を開講しました。環境論は、看護学部、総合人間学部の教養科目としても担当し、いい経験になっています。
2.オープンキャンパスでのミニ講義、参加型講義体験の担当、高校訪問、入試対応等の分担をしました。高校生相手の講義ではまだまだ、伸び代があります。
3.学部の教員で「岡山の地域づくり」をテーマにした書籍を準備中です。また、環境論・環境政策論のテキスト(単著)も、原稿を書き始めています。
4.山陽学園文化セミナーで、気候変動への緩和と適応をテーマにした講師を担当しました。7月の西日本豪雨と気候変動との関連を講義内容に含めました。岡山大学コンソーシアムのセミナーでも同様の話をしました。
研究
1.全国8地域の事例調査をまとめた、再生可能エネルギーによる地域づくりの本を発刊しました。アマゾンでの売れ行きもよく、再版となっています。
2.科研費の採択を受けました。人の意識転換に関するプロセスの研究を行います。まずは、全国に出かけて、意識転換があった人へのインタビュー調査です。
3.気候変動の適応策について、長野県高森町での干し柿の研究を継続するとともに、岡山県備前市日生地区での水産資源について、漁師さんへのインタビュー調査を始めました。
4.気候変動の適応策について、「順応型管理」をテーマとした論文が日本計画行政学会で論文賞をいただきました。共著で、とりまとめをしました。
5.環境社会学会、環境科学会、土木学会環境システム委員会で学会発表をしました。書籍の準備もあり、論文は山陽学園の紀要に投稿するだけとしています。
社会貢献
1.岡山市、倉敷市、香川県、川西市、一宮市、名古屋市、京都市、東京23区等に出かけて、講演やパネルディスカッションのコーディネイターをさせていただきました。地域主導の気候変動適応、再生可能エネルギーによる地域づくりがテーマです。
2.足立区の環境マイスター育成講座のスーパーバイザー、環境情報科学会の編集委員、武蔵村山市の廃棄物処理施設の検討委員等、東京でやっていた仕事は引退をさせていただきました。岡山に根づいて、仕事をしていければと思います。
以上