サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

東海先生を囲む会

2009年11月22日 | 雑感
 11月19日は、国際連合地域開発センター及び国際協力機構(JICA)が実施する「中央アジア地域資源を活かした内発的地域経済開発研修」の講師を務めた。ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタン、トルクメニスタンの行政職員を対象にした、この研修は、今年で3回目である。
 
 私の役割は、「地域資源の定義や活用事例」を紹介する役割で、ブルガリア、インドネシア、カンボジア等を対象にした同様の研修でも呼ばれて、なんども同じ話をしている。

 地域資源は、東海大学、信州大学や江戸川大学の講義でも話をしているので、持ちネタであるが、データも古くなり、そろそろ新ネタにしたい感じがする。地域資源の活用を、社会関係資本の活用、あるいはマーケティングにも踏み込んで話をしたいのだが。。。

 11月20日からは大阪に移動し、大阪大学の東海先生をたずね、個人研究の指導を受けた。また、21日は東海先生の着任講演と交流会であるため、その打ち合わせを行った。茨城駅前の騒がしい居酒屋で、結局旧交を温める話題ばかりになってしまったが。東海先生のプロフィールの資料や進行台本の作成を忘れていたので、ホテルに戻り、作成した。

 11月21日の東海先生の講演会は、先生を囲む、いい集まりとなった。講演会では、環境工学科の実態と自身の専門であるリスクマネジメントの研究を紹介された。また、「技術がわかる行政マン、制度に明るい技術者」の育成を目指していること、「若い時期に分野を融合して、問題を解決できる」能力を身につけてもらうことを教育・研究方針にしているという話をされた。

 講演会の後の懇親会では、参加者一人ひとりにマイクをまわし、東海先生との思い出や各自の現在の仕事が語られた。ひときわ厳しい指導をされたM先生のフォローを東海先生がなされていた様子や、助手時代にプロポーズの現場を目撃された話など、楽しい話題で盛り上がった。

 在学生からは、MLでOBの仕事の様子をもっと知りたいという話もあり、MLをつくることになった。今後も継続的に交流会を持つことができればいいなと思う。

 東海先生は、今も末石先生が書かれた「都市環境の蘇生」「環境学への道」などを道標にして、講義を行っているという。「環境科学ではなく、環境工学でもなく、さらに環境学が必要」という末石先生の教えは、私にとっても道標である。今回、集まった20名を超えるOBの想いも同じであろう。

 最後に。今回の集まりは、言いだしっぺである花嶋先生がいなかったら実現しなかっただろう。その元気さに感謝をしたい。
 

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