お陰様で、3回目のリコーダーDAY、無事終了致しました。
ご参加頂きました方々、沢山の協力、応援頂きました方々、
ありがとうございました!!
この様なセミナーを開催できる事は、私一人では成し遂げられず、
沢山の支えのおかげです。
本当に有難く、これからも自分の出来るペースで、ヨーロッパでリサーチしたもの、学んだ事を
お伝えできる様、続けて行ければと思っています。
3年前から年に一度リコーダーのセミナーを開催しております。
今回、3回目はフランスの装飾をテーマに二日間主催させて頂きました。
1日目は、チェンバロの通奏低音付きマスタークラス、
チェンバロやヴィオラ ダ ガンバ奏者にもご参加頂きました。
2日目は、合同セミナー、合同合奏、ミニ発表会
合同セミナーでは、フランスバロック音楽の当時の装飾習慣、
ジャック・マルタン・オトテールの装飾記法について。
当時の作曲家が、どの様に、どこに、どういう効果をつけるためにトリルをつけていたのか、
装飾により、フランスの作曲家は色々なマークを使い、一覧表にしています。
実際、どうオトテールが指示していたか、などなど、
リコーダーで実際演奏しながら、取り組みました。
バロック音楽の楽譜で演奏する際、当時の作曲家が文章で残した演奏習慣や、演奏論などから
楽譜に記載されていない情報を知る事が出来ます。
昔の作曲家が、
こうしたら、品良い演奏が出来る、
こうしたら音楽を粗雑にする、乱暴に聞こえる、などなど、
色々な注意事項を記していて、それを読むと、なるほどー、へーー、
時々は笑って吹き出しそうになるような演奏論もありますよ。
そういう面白い文章、参考になる文章を皆さんと一緒に勉強しながら、読み解き、実演していく合同セミナー、そして、セミナーで学んだ事を合同アンサンブルの時間で実用し、
その経験をセミナー後、家で、練習場で、各自の所属場で、コンサートで役立てられる様、
そのお手伝いが出来ればと思い開催しております。
合奏ではリュリの作品を取り上げました。
打楽器や、コントラバスをお持ちくださった方もいて、
オペラの大曲も演奏してみましたが、チェンバロの通奏低音が付くとなかなかリコーダーでも綺麗なアンサンブルができるなあと
改めて実感しました。
フランスバロック音楽の特徴は、装飾ですが、
ハーモニーの美しさと変化だと思います。
音楽のベース、メロディーはシンプルですが、転調、ハーモニーを使い感情を上手に表現しますから、チェンバロのきらびやかなハーモニーが入ると、ザ・フレンチバロック音楽!
フランスバロック音楽は奥が深く深く、1回では終わりきれず、
まだまだお伝えできる事がありそうです!
次は春を予定して、引き続き、フランスバロックの装飾について行いたいと思っています。
フランスバロック音楽の元は、言葉から来ています。
次回は音楽だけでなく、フランス語の響きも皆さんに実際に体験してもらおうかなーと考えています。
第四回リコーダーDAYの合同セミナーは、
フランスのイネガル奏法について。
フランスバロックは、装飾と、このイネガル奏法は、無くてはならない、
無いとフランスバロックではない!!
また詳細がでましたらお知らせ致します!