EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

ベルギーに戻りました。

2015年08月24日 | 日記
あっという間に楽しい日本滞在を終え、
食材やら楽譜楽器など、一人で抱えられない程の大荷物(4つも)
抱えて、何度も道端で休憩しながらブリュッセルに戻りあっという間に10日過ぎました。

日本の夏は暑いですが、かき氷や冷酒、冷えたビールに
夏祭り。

何年かぶりの日本の夏を満喫する事が出来ました。
コンサートや講習会、友達や先輩方、先生方にもお会い出来て、
また自分の師匠とコンサートさせて頂き、聴きに来てくださった
恩師から激励のハガキ、沢山のお客様からのお祝いや一生の思い出に残る幸せな経験をさせてもらえました。
初めて母親と二泊三日で旅行にも行き、沢山充電し、料理人の
父の毎日美味しいご馳走にまたまた沢山の栄養と体重を蓄えて、
いい夏を過ごす事が出来ました。


実は、

ベルギーに戻る、前日。


コンサートを終えて、その足で先輩方が集まって下さり飲み会でかなり酔っ払い、
なんと、タクシーに全ての楽器、楽譜、衣装が入ったスーツケースを忘れてしまうという失態を。

朝起きて、最後1日温泉でも行こうかなー、まあまずは、荷造りせにゃ、、、
などとのほほんと考えていたら、

はて、スーツケースはどうしたかな??


??????


あれ????笛はどうしたかな????



ない????????


スーツケースを持って帰った記憶も無く、何処まで持っていたかの記憶も無く、、、、、


急いで一緒にタクシーに乗っていた先輩に電話すると、スーツケースタクシーのトランクに載せたよーと。


領収書ももらっていなかったので、手当たり次第タクシー会社に半べそで電話し、電話し、電話し、、、
途中で警察に電話し、近所の交番に行き、、、、

交番の方が、きっと阪急タクシーじゃないかという事で電話してくださり、
届けられていました。


あああーーーー!神様ありがとう!!!



荷物を受け取らず降りて居ましたのが、不幸中の幸い。

無事楽器を取り戻しました。


楽器が無いままベルギーに帰ってこれからどうしようか、
久しぶりに心臓止まる思いでした。。。。。

日本じゃなかったら無くなって居たと思います。。。。。

本番が終わるとすごく開放的になり過ぎるので、
たまに楽器を忘れて帰ってしまいます。
お酒の失敗談。



先日ひいたおみくじにも失くしものありと出ていた矢先に、、、、
改めて気をつけようと思っていましたが。


しかし、先日ベルギーに戻り、日本に完全帰国する友達と最後にと、飲んだあと
早速iPadを忘れて次の日取りに行きました。。。

生徒さんの家にも携帯や笛をよく忘れるし、傘や手袋を失くすのは
常日頃…


注意力散漫過ぎです。

ここは日本じゃありません。
気を引き締めんと!!!



久しぶりにベルギーの家に帰ると、なんと隣にはディスコが出来ていました。
笑えるほど、まるで漫画のような話で、
うるさくて眠れませんが、それをも飛び越えるビックな出来事(ハッピーな!)が今日も訪れ、
92歳の手を故障していたおばあちゃん生徒さんがリコーダーを元気に再開してくれ、
来週からは学校も新学期が始まります。

今年もまたまた(波乱で)楽しい一年になりそうです。


スコットランドのお土産。クッキー。


友達と、昔の同居人サラ。友達が作ってくれた、レモンを入れて煮込んだチキン。最高でした。
その後iPad忘れた。



またボチボチと気ままに綴って行きますので、たまに覗いて頂ければ嬉しいです!

最後に、この夏お世話になりました皆様本当にありがとうございました!
また次に会える日まで、こちらのブログでも宜しくお願いいたします。


大阪滞在最後に食べた近所の焼肉屋さんの写真にて今日はこのへんでお開き。

大阪滞在最後に

2015年08月24日 | 演奏会


素敵なサロンでリコーダー、スピネットのコンサートをさせて頂きました。
澤さんのアイリッシュハープをお借りして一曲披露する事も出来ました。

名古屋から新幹線で友達が駆けつけてくれたり、子供の頃一緒にリコーダーを習っていた後輩が素敵なお着物でご家族揃って聴きに来て下さり、嬉しいひと時でした。







宮島日記

2015年08月10日 | 日記
ずっと行きたかった厳島神社。
素晴らしい絶景。日本三景の一つ。
日本に行ったベルギーの生徒さんたちが必ずここに立ち寄るので気になっていました。
なんとも神秘的な、まるで竜宮城の世界のようでした。












宮島の民族衣装。体験で着せてもらえるそうです。
神秘的。


素敵なランプ。大正ロマンに最近惹かれます。











水に浮かぶ神社の紅色と、時間によって変わる景色。
日本人が作り出した芸術、素晴らしい。

番外編、、、

おみくじ引いたら凶。くじ運はめちゃくちゃ悪い私。
何度目の凶でしょうか。。。。

なくす物 有り と出て、速攻この紙をなくし、神社に結ぶ事が出来ませんでした。
私のおみくじも運も逃げてった……




広島と言えば、カキ!
カキ丼やら、穴子丼、そして民芸品のしゃもじ



夏休み 山口県小旅行1

2015年08月10日 | 演奏会
三日間、音楽無し、楽器も持たず、小旅行をしてきました。
久しぶりに音楽の事から離れて行きたい所、食べたい物、わがままに旅行させてもらって本当にリフレッシュ出来ました。







母の実家、山口県の青海島。
昔はクジラ漁が盛んな島で、新鮮も漁師が沢山います。
今は過疎化が酷く、若者は殆ど居ません。
山と海に囲まれたまだ、エメラルドグリーンの海が残る美しい島です。
時間が止まったように静かで、話されている山口弁は、とても可愛らしく朗らかな気分にさせてくれます。


吉田松陰始め、歴代総理を沢山生み出した山口県、維新トロッコは一両編成で、
たまに ポッポ~ と警笛を鳴らしながら、長門市、仙崎を観光。







亡くなったおばあちゃんが好きだった、童謡作家、金子みすゞさんの記念館。




ほんわかする詩から、哲学的な詩、
明治、大正を生き、短く悲しい人生を送った一人の女性の書く詩は、
とても心に響きました。



これは、みすゞさんの20歳のときの写真をパネルにしたもので、12万人の顔写真からできています。





これは、仙崎の名産、かまぼこの板を再利用した、メッセージかまぼこ板でできたパネル。
町の至る所にかまぼこ板のパネルがあります。


仙崎の駅構内。

沢山のみすゞファンがいるという事ですね。


美術館にあった一枚の絵がとくに気に入って手に入らないか聞きましたが、
とても古い物でポストカードなどにはなっていませんでした。
学芸員の方がたはとても親切でインターネットで色々調べてくださり、
お話していく中で、フランス語の訳があるという事で、
ベルギーでみすゞさんと音楽を混ぜたコンサートができたらと思いました。




リコーダーDAY!第三回無事終了

2015年08月05日 | 演奏会
お陰様で、3回目のリコーダーDAY、無事終了致しました。

ご参加頂きました方々、沢山の協力、応援頂きました方々、
ありがとうございました!!

この様なセミナーを開催できる事は、私一人では成し遂げられず、
沢山の支えのおかげです。

本当に有難く、これからも自分の出来るペースで、ヨーロッパでリサーチしたもの、学んだ事を
お伝えできる様、続けて行ければと思っています。



3年前から年に一度リコーダーのセミナーを開催しております。

今回、3回目はフランスの装飾をテーマに二日間主催させて頂きました。

1日目は、チェンバロの通奏低音付きマスタークラス、
チェンバロやヴィオラ ダ ガンバ奏者にもご参加頂きました。

2日目は、合同セミナー、合同合奏、ミニ発表会

合同セミナーでは、フランスバロック音楽の当時の装飾習慣、
ジャック・マルタン・オトテールの装飾記法について。

当時の作曲家が、どの様に、どこに、どういう効果をつけるためにトリルをつけていたのか、
装飾により、フランスの作曲家は色々なマークを使い、一覧表にしています。
実際、どうオトテールが指示していたか、などなど、
リコーダーで実際演奏しながら、取り組みました。


バロック音楽の楽譜で演奏する際、当時の作曲家が文章で残した演奏習慣や、演奏論などから
楽譜に記載されていない情報を知る事が出来ます。


昔の作曲家が、

こうしたら、品良い演奏が出来る、
こうしたら音楽を粗雑にする、乱暴に聞こえる、などなど、

色々な注意事項を記していて、それを読むと、なるほどー、へーー、
時々は笑って吹き出しそうになるような演奏論もありますよ。




そういう面白い文章、参考になる文章を皆さんと一緒に勉強しながら、読み解き、実演していく合同セミナー、そして、セミナーで学んだ事を合同アンサンブルの時間で実用し、
その経験をセミナー後、家で、練習場で、各自の所属場で、コンサートで役立てられる様、
そのお手伝いが出来ればと思い開催しております。


合奏ではリュリの作品を取り上げました。
打楽器や、コントラバスをお持ちくださった方もいて、
オペラの大曲も演奏してみましたが、チェンバロの通奏低音が付くとなかなかリコーダーでも綺麗なアンサンブルができるなあと
改めて実感しました。


フランスバロック音楽の特徴は、装飾ですが、
ハーモニーの美しさと変化だと思います。

音楽のベース、メロディーはシンプルですが、転調、ハーモニーを使い感情を上手に表現しますから、チェンバロのきらびやかなハーモニーが入ると、ザ・フレンチバロック音楽!

フランスバロック音楽は奥が深く深く、1回では終わりきれず、
まだまだお伝えできる事がありそうです!

次は春を予定して、引き続き、フランスバロックの装飾について行いたいと思っています。

フランスバロック音楽の元は、言葉から来ています。

次回は音楽だけでなく、フランス語の響きも皆さんに実際に体験してもらおうかなーと考えています。

第四回リコーダーDAYの合同セミナーは、
フランスのイネガル奏法について。

フランスバロックは、装飾と、このイネガル奏法は、無くてはならない、
無いとフランスバロックではない!!


また詳細がでましたらお知らせ致します!