EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

晴れ!!

2010年03月17日 | 日記


うわ~~~~~~~~~~~~~~★
久しぶりに、快晴です★


こんな日は、家から出なくては!!!!!




こんな晴れは本当にいつぶりでしょうか。




最近は、この長い長い冬を嘆く声、
もううんざりだとか、もう冬を壊してしまいたい!!!!
ネガティブな話ばかりでした。


でも、太陽が顔を出した時のこの喜び!!!
これはもう★何にも変えがたいものがあります。

夏なんて、みんなオープンカフェで昼真っから
ビール飲んじゃうのは、苦い暗い寂しい冬の反動からです。

今日はまだ寒いけど、太陽を浴びに
もしかしたらオープンカフェはにぎわっているかもなあ。



最近家に閉じこもって、映画や本を読むのに
はまっていたのですが、ちょっくら散歩して
学校で練習する事にしようかな。


最近はまりだしたのは、
ブラックジャック。

最近よく日本領事館の図書館に出入りしているのですが、
全巻揃っているんですよねえ~。
ああ、こういうのって、はまると止まらないから
困るんですけどねえ。。。。。





ああ、それにしても気持ちの良いお天気。


天気が良い日、人々にも笑顔が戻り、
ブリュッセルは、本当に美しい町に一気に変身します。







ナニワともあれ

2010年03月14日 | 日記
(続き)
その夜、ぐっすり眠れ寝坊した私。。。


次の日は、ドイツの古楽集団によるカンタータのコンサートに行きました。


3日間連続でバッハのコンサートが行われたのでした。
夢心地なカンタータでした。
ソプラノの声がクリームみたいな音色で
その心地よい響きは至福を感じさせて、眠りそうでした。


今週頭は、バイオリンコンソートという演奏会がありました。
ビーバーやシャイトなどの多声楽曲のプログラム。
うーむ。素晴らしい。素晴らしすぎる。

リコーダーコンソートでおなじみの曲もありました。
こうして弦の響きで同じ曲を聴くと、
強弱の苦手なリコーダーでは平淡になりがち。
全然違う曲に聴こえてきます。
リコーダーコンソートで聴くと、同じ曲が100年くらい
タイムスリップしたみたいに、どちらかと言うと
時が止まったように聴こえるような気がします。


そういえば、先日演奏会でリコーダーコンソートをやりました。
音程を取る事だけにほとんど費やしてしまい、
イタリアマドリガルを演奏しましたが、大変興味深い歌詞や音楽で
いい選曲だったわりに、表現しきれずに、完全に不完全燃焼なコンサートとなりました。
まず、前日に初めて5人そろってリハーサルをする、その中で演奏会に出るなんて、
オーガナイズの悪さからして、うまくいきっこない。。。。
本当にリコーダーコンソートって別の難しさがあります。



その日のコンサートは、

現代曲とモンテヴェルディという少し風変わりなプロジェクトで、
しかも、私はコンサートの間際に先生からEMI、現代曲のソロをやって?
と行き成り言われ、そのコンソートのかたわら、1週間で現代曲を
用意したのでした。
現代曲なんて、本当に時間がかかるのに、
学生つぶしかっ!!!
丁度コンサート直前は1週間のカーニバルバカンスで、
それに費やすこととなりました。。。。。



リクエストがでたのでアジアの曲を吹きました。
私は現代曲は好んでアジア作曲家のものを取り組んでいるのですが
そういうときは必ずといっていいほど


瞑想的で素敵だった!!!


と言われる。
瞑想的な曲でなくても言われる。
面白いな~と思います。
音律の効果はよりヨーロッパ人にそう感じさせるのでしょうね。
また、容姿も手伝ってるとおもうけど。


その私の多少奇抜な中国の現代ソロの後に、
モンテヴェルディーの美しい2重奏が歌われたのでした。。




今日も本当は行こうと思っていたコンサートがありましたが
あまりにも演奏会が目白押しすぎて、ちょっとおなかいっぱい。

明日は、モーツアルトのオペラを見に行ってきます。



最近演奏会に行きすぎなぐらい行っていて、
だんだん、何を聴いたか忘れそうになります。

こっちの演奏会はほとんどが、プログラムが有料なのです。
たまに、フラマン語でしか書いていなくて、読めないし、
結構お金を取るので、(数百円ですが、、)
ほとんど買いません。


どうしたもんだか、、カメラを持っていって、何か形に残さなければ。。。
勿体無いお化けがでます。


こうしてこんな演奏会を無料で聞けるのも
学生の間だけ。。。。
こんな素晴らしい音楽の中で毎日暮らせるのも
いつまで続くのかなあ・・・・・



ところで、、、
今日サランラップを買って、家に帰ってみたら、
箱にボールペンで女性の顔の落書きが、、、。



奇妙すぎる。。。。。。。。。。。


しばらく動きがと止まってしまった






ゴルドベルク変奏曲の夜

2010年03月12日 | 日記
いやあ、日記をサボりまくってしまいました。。。。

書くネタは毎日のようにあるのですが、、、、、
なんだか毎日色々ありすぎて頭の中が整理できませんで、
書くこともできませんでした。




まあ、さておき、今、コンサートから帰ってきたのですが、
どうしてもどうしても忘れたくないので、自分の覚書として
ブログを書いておこうとおもいます。

そうしないと、なんか、耳から、口から、コボレル。
アフレル。。。。。

アフレたら、なんか無かった事のようになりそうなので、、、。




アンドレアス・シュタイアーのゴルドベルク変奏曲が
音楽院ホールで行われました。


しかし、今日は古楽器科のコンサートの日でもあったので、
途中からしか聴けませんでした。

ゴルドベルク途中なんて。。。。。
なんとも言えない心残り。





今も耳のそばでチェンバロの音が鳴っています。



今まで何度もチェンバロを聴き、
何度も感動して、特にレオンハルトは大好きで、
何度も涙したり、ローベール・コーネンさんのオリジナル楽器の
音色に感銘を受けたり、、、。
そんな機会は多々あったはずなのに、

しかし、こんなに美しい音のチェンバロを聴いたのは
初めてなくらい、


綺麗。。


と思いました。





私が言うまでも無く、素晴らしい演奏家で
魅力的な演奏解釈、音のバリエーション、
音楽的なテクニック、

聴いてしまったら最後、最後まで人を虜にしてしまう演奏。

そんな最後に来る、最後のバリエーション。

何が良いとか、私が言うまでもないので、此処では省きますが、



兎に角、

最後のバリエーションのチェンバロの音色といったら。。。。。



どうしても忘れたくない音だったので、
久しぶりにブログに書き留めておかないと、、、


ああ、まだ耳のそばでチェンバロが聴こえてきます。
今日は眠れなさそう・・・・。




素晴らしい音楽家は、
自分のその楽器の可能性をとことん知っていて
今尚探している人だなとつくづく思います。



楽器の可能性なんて、本当に無限で、
自分で此処までと決めてしまったら、それで終わりです。
自分の可能性を止めるのと同じです。




夜眠れぬ王さまのために作曲されたゴルドベルク変奏曲。

子守唄を聴いて

私は今日は眠れない・・・?