EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

絵画

2006年06月27日 | 日記
せっかくヨーロッパに行くので、画家のお勉強でもしようかと思っていたら、
ダビンチコードの影響か色々な画家をテーマにした映画が出ていた。

前々からモディリアーニが気になっていたのですが、
モディの映画があったのでみた。
号泣しすぎて、二重が一重のブサイク目になってしまいました。

この映画は大分とフィクションはいっているようですが、
それでも、なんとも、芸術家ゆえの波乱に満ちた人生に
感情移入しすぎました・・。

生前売れなかった有能な芸術家の苦しみはどんなんだったんでしょうか。
ピカソなどの華々しい人生の中で皆に絶賛されながら描いている作品よりも
ちやほやされず、認められず、それでも自分の道を変えられず、
重苦しい葛藤の中で生きてきた、屈折や人生への皮肉さや、儚さや、
憂いやもの悲しさが勝手に溢れ出てしまうような、
そんな芸術の方が好きだな。

才能ある芸術家にはもともと過酷な人生が用意されてしまっているのかもしれない。
芸の肥し。



校長先生、音楽担当の先生、学級担当の先生、リコーダーを愛好する皆さま

2006年06月21日 | 演奏会
2006年8、9,10に第40回夏期リコーダー指導法セミナーが行われます。
教育に携わる先生方、愛好家の皆さんにこの楽器の魅力を伝え、技術を高め、また児童生徒に音楽の魅力をよりよく伝える方法を体験してもらうというものが毎年東京リコーダー協会主催で行われています。

場所はホテル・アウィーナ大阪でございます。
詳細はメールにてご案内させて頂きますのでお気軽にどうぞ。

さて、私はこの講習会の終わりのコンサートに出演致します。

7名の関西を中心に活躍しているリコーダー奏者5人と、リューティストとガンビストが出演し、ルネサンス、バロック、現代音楽などリコーダーのレパートリーを一気にご紹介いたしますよ。
ドソロあり(私です・・・罰ゲームみたいです・・・違いますけどね)
ソロソナタあり、トリオあり、リコーダー協奏曲あり、ポップスあり、、、
ちょっとお祭りみたいで楽しみです!!!


さて、もう一年以上経ちましたか??
リコーダーアンサンブルをはじめました。
スタートしてから人数やメンバーも少し代わりましたが、
今は関西を中心に活躍する若手リコーダー奏者4人で練習に励んでおります。
今のメンバーとなり練習をはじめたのは、いつだったか・・・・(すぐ忘れる・・・)
毎回の練習は楽しく、幸せな時間を過ごしてきました。
今回の仕事がこの4人では初仕事♪

リコーダーカルテットは私の最も好きなアンサンブルの1つです。

今回リコーダー4重奏の現代曲に挑戦いたします。
現代曲に真剣に取り組む機会はほとんどなく私にとっては
今かなり新鮮で面白さを感じています。

広瀬量平さんの「イディール(田園詩)1 4人のリコーダー奏者のための」
です。

この曲は、リコーダー独特の透明感があり、その中でも靄がかかったような
神秘的な部分は美しく、とても幻想的な要素が沢山つまっています。

そういうものを表現するのはバロックを表現するのとは全然違い、
自分には向かないと決め付けていましたが、
いざ取り組むととても難しく、刺激的です。
イマジネーションを最大限に働かせ、自分をいかにオープンに出すかというような感覚かもしれません。

バロックはそれに比べて、様式という概念の強い束縛があるとより感じました。
現代音楽の方が、様式という事でいえば束縛はありませんが、
また別の束縛感はありますが、それが何なんだか、今まだよく自分では理解できていません。。。あ、なんか意味不明の文になってきてしまいました。。。

とにかく、今毎日毎日、このイディールの冒頭部分が頭によぎるのです。

食欲の梅雨でございます。

2006年06月15日 | 日記
最近めっきりおデブ化しているエミです。。。。
発表会で余ったワインを生徒さんから頂きました。
今まで我慢していましたが、とうとう解禁しちゃいました
ワーイ美味しいよ~

皆様ご飯美味しく食べていますか?

最近白木家では土鍋でご飯を炊くのが流行っています。
うちのお母様が最近凝っていて、
毎日美味しく土鍋で炊いてくれていますから、
ご飯がすすむ君で、ますます太る君なんですけど、、、、
どうしましょ・・・


土鍋で炊くの、とても時間も短く簡単で
なおかつ節電!
炊いている時にお餅を焼くような
香ばしいよい香りがしてくるしご飯も愛たっぷりの味がしますよ!

毎日お母様が昆布を一切れ入れてみたり、
醤油&みりん入れてみたり、ごまを散らしてみたりと
してくれていて、美味しくご飯を頂いています。

多分だけど、、、
沸騰するまで強火、
その後弱火で5、6分
その後火を消して15~20分蒸らすだけ!
簡単ですよ。

美味しいから是非やってみてください(@^◇^@)o


全然関係ないのですが、日曜日はヘンデルの通奏低音勉強会があります。
プチ留学に向けて色々勉強しようと思っていましたが
全然はかどらないものです・・・。
私はどうやら時間を使うのがヘタクソのようです。
といいつつ、片手にはワイン。
これだから・・ダメね。

結婚式

2006年06月13日 | 日記
結婚式に出席しました。

発表会の次の日は神戸にて同級生の結婚式に参列。

教会の扉が開き、
♪ジャジャジャジャーンの音楽と共に
私の涙もジャジャジョジョー・・・

ばっちしマスカラは黒い涙になるから
泣かないと決めていましたが、
まあ、私の涙のスイッチはどうもコントロールは全く利かずに
10秒も待ってはくれなかった・・・。


ブーケトス、とっちゃいました・・・

その予定もまだまだなさそうなので少し微妙な心境ですが、
まあ、いつかはお嫁にいけるという保障を神様から頂いたのだと
思うことにします。


1週間以上経ち、お花のほとんどは枯れてしまいました・・。
・・・ちょっぴり複雑・・・。

ブーケについてたリボンは大切にとっておく事にしました。


いつもふざけたり一緒に冗談ばかり言っていた音大時代の友達が綺麗なドレスを身に纏い
とても幸せそうで、私達もオトナになったんだな=なんて思い見つめていました。

3人でいつも一緒にいました。
もひとりのバイオリンの友達と2人でフランスバロックのデユエットを演奏しました。

そういう事が私はちょっと苦手で実は少し躊躇していたのですが、
とても喜んでもらえ、音楽というプレゼントを自分が渡せた事が
本当に嬉しかった。

自分の大切にしてきた音楽がこういう贈り物になるという事を
初めて知った気がしました。
とても嬉しく、そしてまた感謝した。

新婦は在学中クラリネットをしていた。
両親に感謝の気持ちを込めてバイオリンの子と一緒に
ふるさとを演奏した。

打ち合わせ不足というか、音大出なのに
バイオリンとクラと同じ調性の楽譜をみて、
B管のクラと同じ音が出ないのにあれ?あれ?
と感動的なシーンも一時アタフタ恥ずかしいことになっていたが、
これもまたご愛嬌。

演奏会とはまるで違う、もっと温かく、そして対象がとても小さい。
それだけ対象者には伝わっただろうか

とにかくステキな一時を過ごさせて頂きました。


そして、、、、
さて、私は何時お嫁にいけるんだろうか・・・・



発表会②

2006年06月07日 | 演奏会
発表会の目的は、合奏を愉しむということにしました。
これは、発表会のリハーサル風景。
ルネサンスの合奏曲から、
ジェルベーズ作曲による、「戦いのパヴァーヌ」16名の大合奏です。



音楽の醍醐味は、アンサンブルだと思っています。
発表会を企画するきっかけとなったのは、何人かの生徒さんからのアンサンブルしたいな~の声でした。

和音を作る事のできないリコーダーに
和音と和音が重なりリコーダーだけの和音が出来る愉しみがあります。
それと、人と人とで同じものを共有し、分かち合う不思議な空間を作ることもできます。
なんともいえない心地よい時です。

今回は皆さん初対面の方々ばかりでした。
1回の練習日をとり、遠方からはるばるこの日の為に集りました。
でも生徒さんは皆さん不思議と共通点がある方々ばかりに思います。
新しい輪も広がっているようで何よりでした。

16名もの音が重なると小さい音のリコーダーといえども
なかなか迫力も有ります。
戦いの音楽に加えて(タイトルの割りにはシンプルで平和な音楽ですが・・・)
初めての合奏に皆さんなかなかエキサイティングされていたご様子でした。
楽しかったですよ


SOLOはチェンバロの通奏低音つきで、憧れの曲、リコーダーの名曲などにチャレンジしました。


アンサンブルのコーナー
組にわかれてりコーダーアンサンブルも楽しみました。


お茶会&セッション
会のおしまいには、お茶会の席を設けました。ワイン&チーズや、大量のおやつ、外国のお客さんもいらしてくださり、ちょっと国際的じゃん!

皆さんで大初見大会もしました。
緊張も解け、これが一番楽しそうでした。
手軽で身近な楽器、それがリコーダーの良さです。

発表会VOL,1  その①

2006年06月04日 | 演奏会
六月三日SHIRAKIRecorder教室第一回目の発表会を無事、終える事が出来ましたのでここにご報告させて頂きます。

「リコーダーの愉しみ」とタイトルをつけました。
生徒さんの中に数名出演できない方もおられましたが、
14名参加して頂き、そしてチェンバロには、大学の先輩、藤本典子さんに御願いし
とても賑やかで楽しい会となりました。


「音楽」って音を楽しむって書くのに、
音楽を心から楽しめない事があるなあと藤本さんとよく話ていました。

リコーダーが一番盛んだったルネサンス、バロック時代、
どれだけリコーダーが楽しまれ、生き生きと輝いていたのか。

どれだけ、作曲家がすいすいと、まるで楽譜の上の音符達が生き物かのように
筆を走らせ曲が仕上がったか、
きっとそうだったに違いないと良く想像をします。

作曲家の自筆譜を眺めていると
彼らの中からこみ上げる情熱や思い、湧きあがる音、
溢れ出す音符をひしひしと感じずにはいられません。

そうして残してくれた曲を私達は演奏するのに、
音を楽しめない時はとても辛いです。

いくつかの要因があります。

でもいつも出来るだけ、心から楽しみ、
味わい、そしていつもいつも新鮮に感じたい。

その日の調子、心理状況などは変化しますから、
もちろん自分の心は嘘つけません。
でも、そうできたらと願います。


まだ未熟な若手で、発表会をするなんぞは
十年早いと自分でも思いますが、分かち合いの場を作りたいと、
心から楽しむ=「愉しむ」という言葉を用いて
去年の今ごろからどうしよか、こうしよかと
迷い迷い、そしてリコーダーの愉しむ会を企画致しました。

出演者全員が満足いく会になったかどうか、
自信はありませんが、でも心から音楽の素晴らしさを実感し、
励ましが沢山ある会でした。
皆さんの表情がとても生き生きしていたので
音楽も生きていました。

またリコーダーという楽器に助けられてしまった感じ。。。。

発表会

2006年06月01日 | 演奏会
今週の土曜日に生徒さんの発表会をします。
今準備に追われています。

生徒さん達燃えつき症候群にならないとよいんだけどな。。。
気楽にみんなで音を出し合う場になればと本当は思っていますが、
人前で演奏するという機会もなかなかないし、今回はチェンバロの伴奏もつくので
皆さん結構張り切ってはります。

ほとんどの生徒さんから「緊張」という言葉が出てきます。


緊張ってなんなんでしょうか・・・?

私もかなりの緊張しいなのでその気持ちが痛いほどわかるので
アドバイスが出来ません・・・・。
緊張があると呼吸がうまく出来ないんですよね。

こんな苦い試練受けるみたいな思いをしてまで演奏して何の意味があるんだろうとか
よく考えたりしました。

演奏中に
「あ~~~も~~~殺してくれれ~~!!!」
と思う事も
頭が真っ白になって演奏の半分全く覚えてないとかもありました。

人間だから理想通りには心はコントロールできないものですね。

それも全部受け入れて楽しめますように。
温かい会になりますように。