EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

べるぎーーーーーーーーーーー

2010年04月17日 | 日記
こんな国で出て行ってやる!!!!!!!!!!!!!!!!!


日本ではあまり起こり得ない問題がベルギーでは
たまに起こり、もう腸煮えくり返り、
言葉もでなくなり、、うぐうぐぐうっうぐぐぐうぐぐぐみたいな。


昨日それは起こったのですが、
もうむかつきすぎて、、、解決がもし出来たら、詳しく書きますが、
もし解決できなかったら、立ち直れない、、、、


邦画

2010年04月15日 | 日記
バカンス中、映画ばっかり観ています。
フランス語ではまだ難しいストーリーになると分からないので、
邦画をインターネットで観たりしているんですが、
見た後、うお、、、しょーもなー。時間を返して・・
と思ってしまう物も結構あったりで・・・・。
2度みたいなと思うような物にまだあまりであったことがなくて、、、


嫌われ松子の一生は、2度観た。
今まで2回みた邦画はそれだけかな。
あの奇妙な歌がたまに頭の中に出てきて、
それでもう一度観たくなった。




邦画は日本独特の謙虚さや緩やさだったり日本の人情を感じられて、
また、今の私にとっては日本語を聴くことで、かなり大きな癒しや
安心感を与えてくれるのです。

今の世の中、本当に便利だなー。
インターネットで、ドラマも見れる。

最近語学を一緒に勉強しているフランス人は
日本ドラマ好きで、2人であのドラマを見たとか
そいうのを話すのもとても楽しくて、家で練習する以外は
私はほとんどパソコンの前にいるのです。。。。
外国暮らし日本人特有の中毒症状

彼女はドラマの影響で、この前パーティの団欒の中で、

「あんたのせいよ!!」


と抜群のタイミングで言い放ち、
みんなを爆笑させた。
言葉のニュアンス、発音、スピード
すべてにおいて、パーフェクトでした。
うう。私もそういう言葉が欲しいぜ・・・。
ということで、少しずつスラングを教えてもらうように
なったのでした。これは、使うタイミングがとても重要だな~~~。



ところで、
あまり白黒時代の邦画は好きじゃなかったのですが、
最近その図書館に黒澤監督の「生きる」があったので借りてみた。

素晴らしい。

映画が始まった瞬間に、何か他の物とは違う、
月並みですが、本物 という感覚を見せ付けられるような、、、、
そんな感じで。。。。

そしてたまたま、昨日日本人の知り合いから
黒澤監督の映画シリーズのDVDBOXを借りました。
丁度小説で赤ひげを読んでいたところだったので、
赤ひげから昨日観はじめました。

素晴らしいよ。と借りたのですが、
観て、素晴らしい。と思いました。

現代の物はなんに関しても、余計な物が沢山付いていて、
なんだか複雑に見せかけて、実は奥にでも何かあるのか?
探ってみても、結局後で空虚な感覚になったりする。



あらゆる分野においても言えることのような気がしているけど、



余分な不純物を取り払って、
良いものを作る。シンプルに。

それは、とても挑戦であると思うけど、

それを見た時、他に実際あまり言うことはない。



美味しい。

素晴らしい。

綺麗・・・・・。


言葉は少なくなるけど、感動だけは
強く残るなーとしみじみ感じます。
そういうのを理想にしたいなーと、
良いものを観ると毎回思い直します。





この前、自分の先生がブリュッセルでコンサートをしました。
イギリスバロックで、チェンバロとリコーダーだけの演奏会。


どの曲もどの音楽も、フレデリックで、
テクニックや、音程の正確さ、絶対的な安定感がベースに当然のようにあり、

結局


綺麗だな。。とつくづく思いました。

物書きじゃないから、言葉が他に見つからないだけかな、
と探してみたけど、結局、それがとてもぴったりあうと思う。



ああ、ベルギーを選んで、自分の先生をフレデリックに選んで、
此処に居れて良かったなーと涙が出ました。


私はこのベルギー留学は、フレデリックのCDで決めたのですが、
初めて聴いたときの感覚を思い出した。
そのCDが今回演奏していた曲だった。




美しい音楽とか、
美味しい食べ物とか、


結局、


ああ・・・・。美味しい。


ああ・・・・ きれい・・・。



ああ・・・・・幸せ・・・・・。



言葉よりも、先に感情が来てしまうという事ですかね。



オーボエ職人

2010年04月11日 | 日記
バロックオーボエ製作家(のたまごさん)の工房に見学に行きました。

先日偶然音楽家が集まったパーティの中でたまたま知り合い、
私のリコーダーの製作家さんの工房で、楽器作りの手順を習ったということで、
私の家からも歩いてすぐのところだったので訪問したのでした。

自分の先生もオーボエを作るとかで、色々な人の協力もあり、
その後一人で工房を作り、楽器製作をはじめたそうです。
演奏もやりながら、地道に工具や木材をそろえたりする作業は
相当な時間を要しただろうし、
はじめの1本を作るのに2年以上費やしたそうです。
一人出始めてから3年になるそうですが、
びっくりするくらい美しい楽器でした。
自分で演奏会で使っているらしいですが、
ピッチの問題などで、まだまだ試行錯誤らしい。
ピッチが高いから、1パーセント拡大して、
2パーセント拡大して、まあ、そんな世界。
出来上がって音がなるまで分からない部分も沢山あるのでしょうね。




色々な世界があるなあ。。。。。



周りの音楽家は、大抵が自分の楽器以外にも
上手に第二楽器を弾けるし、楽器のメンテナンスは自分でやったり、、、、。
楽器を作る人も稀にいる。


割とそういう人は料理上手。

楽器を作る人が演奏家というのは、
話が通じやすく、楽器もやっぱり言ってみれば機能的で、
とてもありがたい存在です。
ピアノやヴァイオリンで、演奏家であり、製作家というのは
ほとんど居ないから、ラッキーだなとよく思う。



私も最近リコーダーの音程調節はろうそくや、ワックス、粘土でやるように
なり、オイル塗りも今までは、楽器製作家にお任せしていたのですが、
ベルギーに来てから、そうは行かなくなり、簡単な事はやるようになりましたが、
自分で自分の楽器くらいは調整できるようになりたいなーと思う今日この頃・・・・・。

実際自分の楽器の調子が酷使しすぎで、
酷く悪くて、ずっと使ってきたアルトリコーダーは、
もう限界かもしれない。。。



自分の理想の楽器を自分で作って、自分で思いのままに演奏できたら、
なんて幸せなんだろう。。。。。


と少し夢をみていましたが、大きな試行錯誤が垣間見れる
この工房を訪問すると、若干現実に引き戻された。。。
それでもメンテナンスくらいは出来るようになりたいな。



一人で苦労して製作しているだろうに、
よほど楽しいのか、うまく他の事とのバランスを取ってやっているのか、
オーボエ作りは簡単だよ。と言っていました。
簡単そうには思えないよ・・・。と思いながら。。。
次回は、実際作るところを見せてくれるらしいです。

しかし、埃アレルギーがある私には工房という場所はどうにも
鼻がむずむずしすぎて、、、、


そして、去年まで平気だったのに、今年は花粉症みたい・・・。


今週は、ひとつ調整に出していた楽器が戻ってきます。
無事着きます様に・・・・・・。

ベルギーの春 夜長

2010年04月11日 | 日記
ベルギーにも桜が咲きました。
私の家の近くにはあまり桜の木はありませんが、
だんだんお花の季節になってきました。

今年は、2年に一度のフラワーカーペット祭がありますし、
最近では公園でもチューリップが植えられ、春の兆しが見え始めました。

この写真、若干くらいですが、青空なんです。
夜の8時頃に取りました。


一番最後の3月の日曜日、サマータイムに変わり、
それから、どんどん日が長くなって、青空の日が
増えてきました。
夏は夜10時過ぎても青空です。

得した気分になる。この感覚は、
日本では味わえない。
夏に近づくと人生を楽しまないと!!!!
外に出ないと!!!!!

と強く思うのであります。。。。。






この日をみんなどんなに待っていたか、、、。


しみじみ・・・・・・




最近地下鉄に乗って、毎週大型マルシェに行って1週間分の食材を買っています。
スーパーで買うよりも断然安く、あらゆるものが手に入るので、
かなりの人ごみと、毎回

「ニーハオ!!ニーハオ!!中国人!!ウオーアイニー★」
  (アジア人を見たら必ず言われる。最近は、私もニーハオと返す。)


と叫ばれながら、欲しいものだけを確実に買って、
さっさと帰る。というのが、週末の日課です。


春になり、果物のバラエティーが少し増えて
マンゴーやら、桃などが売られています。(多分まだシーズンじゃないから、美味しいかどうかは、疑問・・・)
昨日は大きなイチゴのパックが50セントでした。
日本のイチゴのほうが断然美味しいですけどね・・・・。
オレンジやりんごが1キロ1ユーロで売ってます。
そうして買い物カゴの中は、ほとんどが果物と野菜。





野菜や果物が変わることで、シーズンが変わるのを感じるのも
マルシェの楽しみの一つだなーとか思いながら、
昨日は、シーズン最後かなーと思い大根を買いました。
美味しくないかもなあ・・・・











母親からの荷物

2010年04月09日 | 日記
今日実家からお願いしていた荷物が届きました。

割れないように新聞紙やビニールでぐるぐるに入念に包装してありました。
田舎のおばさんから指輪を沢山もらったからと一つ私にも送ってくれた。
新聞新に包んであって、その新聞紙にサインペンで


ガンバレ!!!!

と書いてありました。
なんて、ワイルド。。。。
手紙じゃなくて、新聞紙なのね、、、。
それは日本の新聞紙で、そこには、フィギュアスケートのまおちゃんが
映っていました。トリノ大会のもので、
なんだか強いメッセージを感じた。
フィギュアスケートの日本選手の活躍は、
私にとっても本当に強い励ましなのを、知っていて
その新聞紙を使ったのかなーとか考えながら・・・


荷物の包装紙からは実家の匂いがして、
愛情たっぷりでとてもうれしく元気がでました。




荷物を送ってもらったのは、実はこれで2回目。
1回目は、はじめてベルギーに住み始めた時、
冬服を持ってきていなかったので、色々送ってもらいましたが、
それ以来の事でした。

今回はひとつ必要な楽譜を送ってもらうついでに、
おせんべいなども少し入れてもらいました。
うう、でも勿体無くて食べれない。。。


ところで、ベルギーにて初めて関税を払わされました。

とても少量の荷物の割りに、お金を取られた。。。
なんでだろう。。一応対策もしていたつもりなのに、
どこかでひっかかってしまったのか、、、、。
運が悪かった。。。。
うう。ショック。
国際郵便は、高いです・・・・・。

復活祭ヴァカンス

2010年04月04日 | 日記
復活祭のヴァカンスがベルギーでも始まりました。



ベルギーは2週間学校などがお休みになります。

国によっては、期間や時期も多少違うようで、オランダやスペインなんかは、
1週間早く、そして、1週間だけのようです。


チョコレート屋さんは3月から早くも復活祭(フランス語でパックといいます)
の飾りつけや、それにちなんで、卵や鳥をモチーフにしたチョコレートなど、
とても可愛い。


先日もパックが近いから、と卵型のチョコレートをもらいました。
なんだシーズン物というのはやっぱりうれしいなーと思い、
物を贈る機会があったので、奮発してゴディヴァでパック用のチョコレートを
買いました。卵型なだけなのに、ああ、どうしてこんなに高いの・・・・。
特別美味しいことを祈りながら、、、、。


今晩は、ポーランド人が、ポーランド風の復活祭料理を作るというので
遊びに行ってきます。

明日の昼は、フランス人の友達が豪華な料理を作るからと誘ってくれて、
夜は、ふふふふ。日本人の友達とたこ焼きパーティなのです。


暖かくなってたらどこかに行こうかとも思っていたんだけど、
まだ暖かくない・・・。
少し晴れの日が増えてきたけど、雨も沢山フル。。。。

それでも、朝市やスーパーの食材や価格が春に変わってきて、
服屋のショーウィンドーは春物のワンピースや水着などに変わってきて、
少し町が明るくなってきました。


今日はマルシェで、ミントの葉っぱを買いました。
一束30円くらい。とてもいいにおい。

葉っぱを沢山入れて、紅茶の葉と沢山のお砂糖で
ミントティーにします。アラブ系にはおなじみのこのお茶。
お酒もありますが、両方とも、たーくさんのお砂糖を入れて飲みます。
引くくらい、沢山のお砂糖を入れる・・・・。
すごく美味しくてほっとする味。

ティーパックで売ってるハッカが利いたミントティーとは
全然違いますよ。