昨日は教えてるアカデミーのリコーダークラスの試験があり、この一年の進歩を披露し合いました。
ベルギーは市ごとに、王立芸術アカデミーがあり、
音楽から写真や、演劇、ダンスや、陶芸など、いろいろな授業を誰でも受ける事ができる専門学校が設置されていて、
国が運営しており、たいていのアカデミーは、子供は無料です。
私の務めるSPA市は、お水メーカーで有名で、とてもバブルな地域で、カジノがあり、
その中の絢爛豪華なコンサートホールでは十何年前から古楽フェスティバルが行われています。
すごく田舎ですが、外国からの有名な古楽奏者を招いての演奏会も開かれています。
私も音楽院の学生だった時から毎年出演させてもらっていました。
そんな古楽も盛んなSPA市なのにアカデミーには、リコーダー科がありませんでした。
そこで、リコーダークラスを設けたいという事で、2年前に私の所にひょっこり話が来たのでした。
去年は本当に手探り状態で、教頭先生に助けてもらいながら、試験や試験官、授業プログラムや、通知表など、
公けのフランス語なんぞわからぬ私も何とか一年務め、二年目の今年は、リコーダーアンサンブルクラスまで開講することができました。私のフランス語レベルでいつクビになるか、内心びくびくですが、、
二年目は、新しい生徒も増えて、昨日は、リコーダー科の試験が行われました。
今年一年、オープンキャンパスや、4月にコンサートも開いたおかげで、子供も大人の生徒も、
皆人前で演奏することを、自分を表現する場にして、その場を自分なりに楽しんでいて、
その姿に、私も励まされ凄く嬉しく、リコーダー指導は私には本当に天職だなと思いました。
それぞれが、自分自身の演奏にプライドを持って、それを人前で提示した喜びを感じていたようにおもいました。
いわゆる学校の学芸会のような即席音楽ではなく、
プロのオルガンやリュート奏者に伴奏をサポート(大きな大きな!)してもらい、大きな教会と大きなパイプオルガンで
練習したり演奏する機会があります。アカデミーの方針で、
「生徒自身が、演奏者。」
ただの習い事ではなく、演奏者として舞台に経つことが出来たという事が、この結果を導いてくれたのかなと思います。
そういう輝いたみんなの姿を見る事が、教師として、何よりの喜びです。
私は事あるごとに、生徒さんに演奏の場を与えようとします。(すごく拒否される事はしばしば・・・)
実は、輝いたみんなの姿を見たいからでもあります。
小さいころからリコーダー少女だったのですが、
幼いころから人前で演奏する機会が沢山あり、いつも緊張して失敗も沢山しましたが、
毎回良い経験や泣いたり笑ったりのドラマがあり、
それを人と共有したり、それを表(コンサート)に出す事は、本当に素晴らしい事だと改めて思います。
そして、今改めて思う事は、そういう事を、できるだけ私は、私の生徒さんとは一緒に共有したい、
きちんと整った環境で、演奏者として色々感じてもらいたいと思うのです。
毎日毎日、プロになるわけじゃないのに
何でエチュードしてるんだろうと、疑問に思う、、、専門的なトリルの指使いなんか知って何になるのか、
と、モチベーションのすごく高い生徒さんたちが、私に悩みを打ち明けてきたことが、しばしばあります。
日本人も、ベルギー人も。音楽だけにかかわらず、言わば、方向性を見失う時期が誰にも来るものです。
私はそれにどうやって答えたらいいのか、私自身日々勉強しているので、分かりませんでした。
でも、今言うとしたら、月並みですが、、、
「リコーダーで、音楽で、素晴らしい経験をする為。」
綺麗な物を見る、聴く喜び、それは、生活を豊かにして、人生を豊かにしてくれます。
それを、人と共有する為。
そのために、私はやっぱりどの生徒さんにも、それを一緒に共有できる環境を出来るだけ作りたいと
思っています。音楽を愛する心を、表現する事ができるなんて、なんと素敵な喜びでしょう。
例えば、愛する人に、毎日ラブレターを書いて、感情をこめて読めますか?
リコーダー試験の後、パーカッションの試験の試験官もしました。なんとも始めての世界。
ドラムの試験は、楽譜のリズム、複雑で正直ついていけませんでした。
あんな複雑なリズム、ちびっこたちに、どうやってレッスンして仕上げるんだろう。。。
アカデミーに来ているちびっこの中には既に、未来を予想させる音楽家がいて、レベルも高いです。
日本にもそういう学校があれば、、、。
私は古楽ハープをアカデミーで勉強していますが、学校に楽器があり、
プロフェッショナルの先生とまずは楽器に、触れてみて、弾いてみて、試してみて、
というところから始めました。
日本の音楽環境は、大抵十分に整っており、裕福で贅沢。
なのに、少しずれていると、私は思います。
ベルギーは市ごとに、王立芸術アカデミーがあり、
音楽から写真や、演劇、ダンスや、陶芸など、いろいろな授業を誰でも受ける事ができる専門学校が設置されていて、
国が運営しており、たいていのアカデミーは、子供は無料です。
私の務めるSPA市は、お水メーカーで有名で、とてもバブルな地域で、カジノがあり、
その中の絢爛豪華なコンサートホールでは十何年前から古楽フェスティバルが行われています。
すごく田舎ですが、外国からの有名な古楽奏者を招いての演奏会も開かれています。
私も音楽院の学生だった時から毎年出演させてもらっていました。
そんな古楽も盛んなSPA市なのにアカデミーには、リコーダー科がありませんでした。
そこで、リコーダークラスを設けたいという事で、2年前に私の所にひょっこり話が来たのでした。
去年は本当に手探り状態で、教頭先生に助けてもらいながら、試験や試験官、授業プログラムや、通知表など、
公けのフランス語なんぞわからぬ私も何とか一年務め、二年目の今年は、リコーダーアンサンブルクラスまで開講することができました。私のフランス語レベルでいつクビになるか、内心びくびくですが、、
二年目は、新しい生徒も増えて、昨日は、リコーダー科の試験が行われました。
今年一年、オープンキャンパスや、4月にコンサートも開いたおかげで、子供も大人の生徒も、
皆人前で演奏することを、自分を表現する場にして、その場を自分なりに楽しんでいて、
その姿に、私も励まされ凄く嬉しく、リコーダー指導は私には本当に天職だなと思いました。
それぞれが、自分自身の演奏にプライドを持って、それを人前で提示した喜びを感じていたようにおもいました。
いわゆる学校の学芸会のような即席音楽ではなく、
プロのオルガンやリュート奏者に伴奏をサポート(大きな大きな!)してもらい、大きな教会と大きなパイプオルガンで
練習したり演奏する機会があります。アカデミーの方針で、
「生徒自身が、演奏者。」
ただの習い事ではなく、演奏者として舞台に経つことが出来たという事が、この結果を導いてくれたのかなと思います。
そういう輝いたみんなの姿を見る事が、教師として、何よりの喜びです。
私は事あるごとに、生徒さんに演奏の場を与えようとします。(すごく拒否される事はしばしば・・・)
実は、輝いたみんなの姿を見たいからでもあります。
小さいころからリコーダー少女だったのですが、
幼いころから人前で演奏する機会が沢山あり、いつも緊張して失敗も沢山しましたが、
毎回良い経験や泣いたり笑ったりのドラマがあり、
それを人と共有したり、それを表(コンサート)に出す事は、本当に素晴らしい事だと改めて思います。
そして、今改めて思う事は、そういう事を、できるだけ私は、私の生徒さんとは一緒に共有したい、
きちんと整った環境で、演奏者として色々感じてもらいたいと思うのです。
毎日毎日、プロになるわけじゃないのに
何でエチュードしてるんだろうと、疑問に思う、、、専門的なトリルの指使いなんか知って何になるのか、
と、モチベーションのすごく高い生徒さんたちが、私に悩みを打ち明けてきたことが、しばしばあります。
日本人も、ベルギー人も。音楽だけにかかわらず、言わば、方向性を見失う時期が誰にも来るものです。
私はそれにどうやって答えたらいいのか、私自身日々勉強しているので、分かりませんでした。
でも、今言うとしたら、月並みですが、、、
「リコーダーで、音楽で、素晴らしい経験をする為。」
綺麗な物を見る、聴く喜び、それは、生活を豊かにして、人生を豊かにしてくれます。
それを、人と共有する為。
そのために、私はやっぱりどの生徒さんにも、それを一緒に共有できる環境を出来るだけ作りたいと
思っています。音楽を愛する心を、表現する事ができるなんて、なんと素敵な喜びでしょう。
例えば、愛する人に、毎日ラブレターを書いて、感情をこめて読めますか?
リコーダー試験の後、パーカッションの試験の試験官もしました。なんとも始めての世界。
ドラムの試験は、楽譜のリズム、複雑で正直ついていけませんでした。
あんな複雑なリズム、ちびっこたちに、どうやってレッスンして仕上げるんだろう。。。
アカデミーに来ているちびっこの中には既に、未来を予想させる音楽家がいて、レベルも高いです。
日本にもそういう学校があれば、、、。
私は古楽ハープをアカデミーで勉強していますが、学校に楽器があり、
プロフェッショナルの先生とまずは楽器に、触れてみて、弾いてみて、試してみて、
というところから始めました。
日本の音楽環境は、大抵十分に整っており、裕福で贅沢。
なのに、少しずれていると、私は思います。