最近、海外へ行く事が多くなった。
今回も羽田空港を利用するので、便利な浜松町駅近くに宿泊する。
行きつけの和食店も良いが、
以前から気になっている寿司屋がある。
定宿の近くで通る度に気になっていた。
その寿司屋は「すし処 宮葉」と言う老舗のお店です。
某グルメサイトで調べたら高評価です。
もちろん価格は高いです(笑)
予約無しで入ってみる。
すし処 宮葉
店内はカウンター10席だけで、雰囲気がとっても良い。
L字のカウンターの端っこに座る。
この席だと板長の仕事が横から見える特等席です。
まずは瓶ビールを貰う。
小瓶があるのも一人にはありがたい。
お通しは、赤貝肝煮
イカ塩辛
軽くツマミを切ってもらう。
手前右は「煎り酒」で醤油代りの白身に合わせる物です。
存在は聞いた事はあるが初めてです。
鯛の白身に付けて食べてみる。
酒と出汁、微かな酸味が感じられる。
奥のカツオ刺身は一度、何かに浸してから拭き取って出してくれた。
何なのかは解からないが、カツオの臭みがゼロになっている。
素晴らしい仕事です。
日本酒が飲みたくなり冷酒をお願いした。
嘉泉(かせん)
東京の地酒で福生市の物です。
宮葉ではこの酒しか扱っていない。
心地良いキレ味で刺身にピッタリです。
せっかくの本格的な寿司屋なので、
酒は一合だけにしておく(笑)
ここから握りの始まりです。
まずはガリが出てくる。
甘み、酸味も少なく絶対に自家製です。
中トロ
シャリは小さめでネタとのバランスが良い。
トロリとした食感で筋がまったく無い。
握って出したくれた瞬間を良くみると、ネタの重さで握りが沈む。
これはシャリに空気が入っている為で、だからと言って崩れない。
私は箸で食べるが、崩れないで挟めました。
赤身
中トロの様な脂は無いが、トロリとした絶妙な食感です。
鯛
ワサビはもちろん適量です。
赤貝
コハダ酢〆
酸っぱさは控えめで好みの〆具合です。
青魚好きには堪りません。
サヨリ
くるくると巻いた物が乗ってます。
イカ
サクッとした食感です。
カキ
一貫に二個のカキが乗ってます。
カキの周りはカットされて美味しい箇所だけで出してくれます。
春子鯛(かすごたい)酢〆
ちょうど良い〆具合です。
サバ酢〆
完璧です☆
蒸し穴子
今までに食べた事が無いくらいふっくらしてます。
微かな甘さもあります。
また、柑橘系の皮がほんの少し掛かってます。
椀物は鯛の汐汁です。
塩分をかなり控えており、鯛の味を楽しめる味付けです。
バフンウニ
旨いに決まっている。
玉子焼き
甘さ控えめの伊達巻タイプです。
焼き立てで温かい。
焼き穴子
甘めのタレと香ばしさが味わえます。
今回、一番美味しくてビックリしたのがこれです。
煮ハマグリ
普通にハマグリを握ってから、二つにカットします。
そこにハマグリを煮た汁をタップリ掛けます。
写真では見えないがシャリとワサビが隠れてます。
小皿を持って汁と一緒に食べる握りです。
ハマグリの出汁が「これでもかっ」と言うくらい味わえます。
少し甘めの味が付いており、砂糖とは違う上品な甘さです。
この食べ方は「ともづゆ」とも言うらしい⇒後で調べました(笑)
かんぴょう巻き
これで終了です。
今回の様にいろいろな握りを食べたのは初めてでした。
実は途中から腹いっぱいになりストップを掛けようと思いましたが(笑)
板長はムダな話しは一言もしゃべらない。
提供する時だけネタを小声で言うだけです。
お会計は予想よりも高かったが良い経験でした。
帰る際は板長がカウンターから出てきて見送ってくれた。
感動するくらい美味しい寿司でした。
すし処 宮葉
東京都港区浜松町2-11-8
03-3431-3880
定休日:日曜日 祝日
昼11:30~ 夜17:00~