店内に、もう長い事まったく売れていない「プライズ景品軍団」がいた!
こまかいモノなので面倒くさかったのだが、一つ一つ画像を撮りHP内にコーナーを作ってみてもダメ。
セール価格にしてみてもダメ。
すっかりプロレスショップ化してきているウチじゃぁもうコレは絶対ダメだ…。
コイツらに占領されている場所をすっきりさせて、店内をキレイにしたい…。
こーなったら全部「まんだらけ」に売ってやる!
そんな事を考えていたのに、フと「くまのプーさんの相棒の、ちっこいヤツはなんの動物だったっけか?」と考える。
ん?誰か来た!
ブタっちょだ!
ヨシ!大量にあるこのプライズ軍団、ブタっちょに処分に行ってもらおう!
「おい、ブタっちょ!コレをまんだらけで売ってきてくれ!お礼になんかおごるからさ!(ふふ、おごるって事で飲み屋にでも入り、どうせクソブタはなんかやらかすからそこにつけこみ、おごらせてやれ!)」
「いや、シモっちょー。おごってくんなくていいからさー。フィギュアをくれよー」
「そうかそうか。ヨシ!入手困難なプロレスフィギュアをやるから、頼むよ!」
こうして荷物をまとめる。その数、デカイ袋に6袋分。こまかいキーホルダーなんかもいれれば200点くらいありそうだ。
全部持つと、身動きもとれない感じのブタっちょ。
「シモっちょー、こんなに大変ならもう一つ条件があるぜ。今日1日、オレの事を『髪っちょ』って呼べよな!」
どんな条件だよ……。
こーしてブタっちょは中野へと旅立っていきました。
富路やんからTEL。
「店長〜〜(ふごぉ〜ふごぉ〜・鼻息)、店長のところにブロディのフィギュア、ありましたよねぇ!」
ん?オレが作ったブロディか??それを聞いて、すぐにピンとくる。
「プレデターが必要なのかい?」
プレデターとは、ZERO-ONEに来ている外人で、ブロディによく似たキャラで闘っているレスラーである。
「おお!その通りなんですよぉ!SAMURAIの番組にですねぇ、7月7日の両国大会までの間、小川フィギュアとプレデターのフィギュアを飾っておこうって話があって、プレデターのフィギュアがないんで、かわりにブロディを置いておけばいいかと思いましてね」
う〜〜〜〜〜ん、そりゃぁプレデターはブロディギミックだが、実際二人の顔はまったく似ていない。
ブロディフィギュアとして、ブロディに似るように作ったフィギュアをプレデターとして貸すのはオレのプライドも許されない!
「富路やん、急いでるのか?」
「急いでますよぉ!」
「3日間、オレにくれないか?そーしたら、ブロディじゃなく、ちゃんとプレデターを作るよ!」
「本当っすか?お願いしますよぉ!」
こーして、ムリなスケジュールの作業を自ら入れてしまった…。
しかしそこは商売人!人形がうつる時に、ウチの店名や電話番号をテロップで入れてもらう約束をする。ふふ。やるぜ!
早速、プレデターの写真を集め、ジックリながめる。
ん???
ガッハッハッハ!この顔は、あの顔によく似てるじゃねーか!こりゃぁサクサクと作業が進むぞ!
皆様、完成したらすぐにUPするんで、楽しみに待っててねぇ〜〜〜!
そんな打ち合わせもしつつ、ブタっちょが帰ってきてしまうので「お礼のプロレスフィギュア」を選ぶ。
手元にガチャガチャの「キン肉マン2世アクションフィギュア」が落ちていた!
このフィギュアの額に付いている毛のパーツを、他のフィギュアに移植するために取りはずしたまま放り投げてあった。
ふふ、この欠品になってしまったキン肉マン2世でいいや!
モノが小さいので、大きい箱を用意し、プチプチビニールでグルグル巻きにし、箱に入れる。
うむ、立派なフィギュアが入ってそうな感じになったぞ!
箱には「ブタっちょ、ありがとう!」と感謝の言葉も書く。
ブタっちょ帰ってくる。あれだけあったプライズ景品は¥5.000ちょっとの現金にばけて戻ってきました…。
「ブタっちょ、アリガトー!これはお礼だよ!」
箱を渡す。
「シモっちょー、中はなんだよー?開けていいだろ?」
子供イズムを発揮し、すぐに開けたがるブタっちょ。
マズイ!ココで中を見られて、文句をつけられたらたまらん!
「お前がレムコのAWAフィギュアを集めてるの知ってるからさ、そのシリーズだよ。キャラクターはお前が家に帰るまでのお楽しみって事でさ、帰ってから開けてくれよ!」とテキトーな事を言い、ごまかしました。
今日はブタっちょも不気味生命体なりに頑張ったので飲み物をおごり、くつろがせてやっていると、めずらしく女性客が二名、ご来店。
女性二人が店内をながめながら移動すると!!!
なんと!!!!!
女性が歩いたあとにさりげなくしゃがみこみ、手で床をサッサッと掃きながら何かを探す不気味生命体一匹!
一体コイツはなんなんだ!!!
ちなみにブタっちょは、さんざんそんな事をやっていたクセに、女性二人が店を出ていくと、「あのレベルじゃ、髪の毛は食えねーなぁ」とつぶやいた。
彼女達だって食われたかねーよ!
さてさて、そんな楽しい(?)営業時間も終り、閉店後から早速プレデター製作作業。
紙媒体の資料じゃタイツのケツ部分の模様がわからなかったため、試合のビデオをストップモーションにしてスケッチしながら、全体像のプランを練る。
3日間で仕上げなくてはいけないため、造型には木工用パテを使用。フィギュアに使うには食いつきが悪くて向かないが、20分ほどで硬化してくれるので急ぎの時だけ活躍してもらっている。
切ったり盛ったりしていると、アっと言う間に数時間経過。
乾燥の待ち時間があったので、その間にミノキヨにTEL。ちょっとしたヤボ用があったのだ。
すると!
「今、クソ生命体と一緒なんだよぉ!」
ありゃ、ブタっちょのヤツ、帰ったと思ったら親友と合流して飲んでるワケね。
「そうか。オレ、ちょっとなら時間取れるから顔出そうか?タンタンあたりにいるのか?」と聞くと、
「大久保にいるんだっ!今夜は二人で売春婦を買おうって話になってさっ!今、品定めしてるんだっ!」
……………………
嗚呼!神様!なんという若さのムダ使いか!
前にも書いたがもう一度!
神様!こんなヤツらに若さを与え、青春をムダに謳歌させているのなら!
どうかオレとコイツらの年齢を取り替えて下さい!
決してムダには生きません!!
こまかいモノなので面倒くさかったのだが、一つ一つ画像を撮りHP内にコーナーを作ってみてもダメ。
セール価格にしてみてもダメ。
すっかりプロレスショップ化してきているウチじゃぁもうコレは絶対ダメだ…。
コイツらに占領されている場所をすっきりさせて、店内をキレイにしたい…。
こーなったら全部「まんだらけ」に売ってやる!
そんな事を考えていたのに、フと「くまのプーさんの相棒の、ちっこいヤツはなんの動物だったっけか?」と考える。
ん?誰か来た!
ブタっちょだ!
ヨシ!大量にあるこのプライズ軍団、ブタっちょに処分に行ってもらおう!
「おい、ブタっちょ!コレをまんだらけで売ってきてくれ!お礼になんかおごるからさ!(ふふ、おごるって事で飲み屋にでも入り、どうせクソブタはなんかやらかすからそこにつけこみ、おごらせてやれ!)」
「いや、シモっちょー。おごってくんなくていいからさー。フィギュアをくれよー」
「そうかそうか。ヨシ!入手困難なプロレスフィギュアをやるから、頼むよ!」
こうして荷物をまとめる。その数、デカイ袋に6袋分。こまかいキーホルダーなんかもいれれば200点くらいありそうだ。
全部持つと、身動きもとれない感じのブタっちょ。
「シモっちょー、こんなに大変ならもう一つ条件があるぜ。今日1日、オレの事を『髪っちょ』って呼べよな!」
どんな条件だよ……。
こーしてブタっちょは中野へと旅立っていきました。
富路やんからTEL。
「店長〜〜(ふごぉ〜ふごぉ〜・鼻息)、店長のところにブロディのフィギュア、ありましたよねぇ!」
ん?オレが作ったブロディか??それを聞いて、すぐにピンとくる。
「プレデターが必要なのかい?」
プレデターとは、ZERO-ONEに来ている外人で、ブロディによく似たキャラで闘っているレスラーである。
「おお!その通りなんですよぉ!SAMURAIの番組にですねぇ、7月7日の両国大会までの間、小川フィギュアとプレデターのフィギュアを飾っておこうって話があって、プレデターのフィギュアがないんで、かわりにブロディを置いておけばいいかと思いましてね」
う〜〜〜〜〜ん、そりゃぁプレデターはブロディギミックだが、実際二人の顔はまったく似ていない。
ブロディフィギュアとして、ブロディに似るように作ったフィギュアをプレデターとして貸すのはオレのプライドも許されない!
「富路やん、急いでるのか?」
「急いでますよぉ!」
「3日間、オレにくれないか?そーしたら、ブロディじゃなく、ちゃんとプレデターを作るよ!」
「本当っすか?お願いしますよぉ!」
こーして、ムリなスケジュールの作業を自ら入れてしまった…。
しかしそこは商売人!人形がうつる時に、ウチの店名や電話番号をテロップで入れてもらう約束をする。ふふ。やるぜ!
早速、プレデターの写真を集め、ジックリながめる。
ん???
ガッハッハッハ!この顔は、あの顔によく似てるじゃねーか!こりゃぁサクサクと作業が進むぞ!
皆様、完成したらすぐにUPするんで、楽しみに待っててねぇ〜〜〜!
そんな打ち合わせもしつつ、ブタっちょが帰ってきてしまうので「お礼のプロレスフィギュア」を選ぶ。
手元にガチャガチャの「キン肉マン2世アクションフィギュア」が落ちていた!
このフィギュアの額に付いている毛のパーツを、他のフィギュアに移植するために取りはずしたまま放り投げてあった。
ふふ、この欠品になってしまったキン肉マン2世でいいや!
モノが小さいので、大きい箱を用意し、プチプチビニールでグルグル巻きにし、箱に入れる。
うむ、立派なフィギュアが入ってそうな感じになったぞ!
箱には「ブタっちょ、ありがとう!」と感謝の言葉も書く。
ブタっちょ帰ってくる。あれだけあったプライズ景品は¥5.000ちょっとの現金にばけて戻ってきました…。
「ブタっちょ、アリガトー!これはお礼だよ!」
箱を渡す。
「シモっちょー、中はなんだよー?開けていいだろ?」
子供イズムを発揮し、すぐに開けたがるブタっちょ。
マズイ!ココで中を見られて、文句をつけられたらたまらん!
「お前がレムコのAWAフィギュアを集めてるの知ってるからさ、そのシリーズだよ。キャラクターはお前が家に帰るまでのお楽しみって事でさ、帰ってから開けてくれよ!」とテキトーな事を言い、ごまかしました。
今日はブタっちょも不気味生命体なりに頑張ったので飲み物をおごり、くつろがせてやっていると、めずらしく女性客が二名、ご来店。
女性二人が店内をながめながら移動すると!!!
なんと!!!!!
女性が歩いたあとにさりげなくしゃがみこみ、手で床をサッサッと掃きながら何かを探す不気味生命体一匹!
一体コイツはなんなんだ!!!
ちなみにブタっちょは、さんざんそんな事をやっていたクセに、女性二人が店を出ていくと、「あのレベルじゃ、髪の毛は食えねーなぁ」とつぶやいた。
彼女達だって食われたかねーよ!
さてさて、そんな楽しい(?)営業時間も終り、閉店後から早速プレデター製作作業。
紙媒体の資料じゃタイツのケツ部分の模様がわからなかったため、試合のビデオをストップモーションにしてスケッチしながら、全体像のプランを練る。
3日間で仕上げなくてはいけないため、造型には木工用パテを使用。フィギュアに使うには食いつきが悪くて向かないが、20分ほどで硬化してくれるので急ぎの時だけ活躍してもらっている。
切ったり盛ったりしていると、アっと言う間に数時間経過。
乾燥の待ち時間があったので、その間にミノキヨにTEL。ちょっとしたヤボ用があったのだ。
すると!
「今、クソ生命体と一緒なんだよぉ!」
ありゃ、ブタっちょのヤツ、帰ったと思ったら親友と合流して飲んでるワケね。
「そうか。オレ、ちょっとなら時間取れるから顔出そうか?タンタンあたりにいるのか?」と聞くと、
「大久保にいるんだっ!今夜は二人で売春婦を買おうって話になってさっ!今、品定めしてるんだっ!」
……………………
嗚呼!神様!なんという若さのムダ使いか!
前にも書いたがもう一度!
神様!こんなヤツらに若さを与え、青春をムダに謳歌させているのなら!
どうかオレとコイツらの年齢を取り替えて下さい!
決してムダには生きません!!