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ヒトはどんなときに幸せを感じるのか?
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「もっと」と思う気持ちが

2010-02-17 | 子供のこと
子供が生まれるときに親が思うことは、五体満足に生まれてくるかとか元気に生まれてくるかとか、とにかく生きているかどうかが大切です。
生きる力を持って生まれてくれただけで嬉しいと思います。私もそうでした。
ところが子供が育ってくると当初のただひたすら感謝する気持ちは薄れてきて、できない事ばかりに目が行ってしまいます。
ふと気がつくと子供との会話は「あれをしなさい、これをしなさい」の要求と小言ばかりになっています。

子供が生まれたばかりの頃、この子との将来は楽しく過ごしたり一緒に遊んだりの素晴らしい時間を思い描いていたはずなのに、なぜ年月とともにそんなことを忘れていってしまうのでしょう。

より良いものを求める気持ちは人の向上心には必要なのですが、そればかりを追いかけていれば理想と現実のギャップに苦しみます。
子供は日々成長していくものですが、成長の速度は人それぞれ。
「這えば立て、立てば歩めの親心」
この諺は、親とはそういったものだという意味と、だからそんなに焦らず見つめていようという二つの意味があったと思います。