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青森のカタクリシーズン

2012-04-25 | 青森自然
桜の季節はもう少し先ですが、あちこちからカタクリの花の開花情報が届いています。
浅虫湯の島は満開をやや過ぎ、夏泊大島は八分咲きといった所でしょうか。
七戸創造の森は五月の連休から開園ですが、残雪も多いので、連休にはちょうど見ごろとなっていると思われます。
(4月28日に福寿草・カタクリまつりとの広報があるようです)


有名なカタクリ花見ポイントは、今年の雪の多さと春の寒気で、例年になく開花が遅れている状況です。
遅い春は例年より綺麗ではないかと思っていましたが、初夏の花である草丈の高い花の葉が伸びてしまうので、カタクリのように草丈の低い花は、満開の頃には他の植物の葉の下になってしまうのだと今年初めて知りました。
それでも残雪が解けたばかりの場所では例年通りに美しいカタクリが見られます。

自宅の庭にもカタクリを植えていて、毎年春の花の時期を教えてもらっています。
カタクリは春に葉と花を展開させた後、葉は六月頃に枯れてしまいます。
二か月もない短い期間で今年の花と実と、来年の花をつけるためのの栄養を賄っています。
今出ている数枚の葉だけが、今年と来年の栄養を貯めているのですが、この葉を踏んでしまうと、もう今年は葉を新たに出せず来年の花のための栄養も作れません。
踏んでしまった靴跡の形だけ葉が折れてしまい、翌年の花が期待できなくなります。
来年も美しい花を美しいまま観賞できるよう、遊歩道だけを歩くよう心がけてほしいと思います。
スプリング・エフェメラルは、春から秋の長い時間ではなく、ほんのわずかな成長期を過ぎると休眠に入ってしまいます。
斜面一杯に咲く花を見たいのであれば、花の時期には大切にしてほしいと思います。


下の左写真の下方には、カタクリの今年発芽の芽と、おそらく二年目の葉が見えます。松葉のような葉が本年発芽。エンゴサクの二年目三出葉苗も。