

たくさんのお花に囲まれて、
昨日今日は母のお通夜とお葬式を行いました。
神がいるなら、よくこんな難しい人を
私の母にセッティングしたな、と
これまでどれだけ恨み悩まされてきたことか。
そんな母がどんどん老いていく中での介護、
母はできないことが増えていき、支えてていく中で
「老いること」をまざまざとそばで見せてくれました。
少しづつトゲが抜けるように柔らかくなってきた母は
いつの間にか「ありがとう」を何度も口にする人に変化しました。
最後は延命を望まなかったので、娘として
葛藤を抱えながらもそれを精一杯支えた日々。
老いていく悲しみがそのまま自分の中にも届いて
何とか打破しようとケアマネの親友や友人たちに
話を聞いたり、専門書を読んだり、ネットで情報を集めたり。
それは「老い」と「延命とは?」を学ぶ日々でもありました。
今、介護してきた母を失って
どこか心の中に穴が空いたような気がします。
存在してくれるだけで有り難い人、
いつの間にか母はそんな存在になってくれていました。
こんな日が来るなんて・・・人生って不思議です。

今夜は月がとても美しい日だったのですね。