東急ハーベストクラブは1988年に蓼科に誕生し、現在では約26,000人の会員が利用している。
別荘を持つ歓びとホテルならではの手軽さを同時に手に入れることができる会員制リゾートクラブだ。
現在、ここ京都鷹峯&VIALAを含めて全国25ヶ所に施設を有している。
尚経営母体の東急グループは今年100周年を迎えたそうだ。
この地図を見ると概ね、京都での位置がわかると思うが、江戸時代の初め、本阿弥光悦が鷹ヶ峰の髙原に一族をあげて移り住み、空気と水の清らかな静寂の地で鷹ヶ峰芸術村をひらいた。
また光悦がこよなく愛した三山(鷹ヶ峰・鷲ヶ峰・天ヶ峰)のふもとの谷を流れる紙屋川の谷にある豊かな自然の中にしょうざんリゾート京都があり、その中にハーベストクラブはある。
ここの施設は土地の傾斜地に建てられ正面玄関の本館と山の下にある南館の2棟に大きく分かれている。
今回知人の紹介で2泊お世話に成ったが、初めは紅葉のトップシーズンということもあって予約満室で断られてしまった。
しかし、後日アップしますが、隣の町亀岡への特別日帰りツアーに参加すれば予約が取れるとのことで即お願いした。
ご当地は紅葉で有名な源光庵、光悦寺、常照寺がすぐ近くにあり、どうしてもここには今回行きたいという想いが強く、ようやくハーヴェスト京都鷹峯滞在が実現した。
この1枚がよく当ホテルのイメージ写真で出てくる玄関正面の大きな窓から見た鷹ヶ峰の自然の一部。
そして鷹ヶ峰の紅葉が目の前でひとりじめできる。
本館のフロントデスクとロビーフロアとラウンジの全景。
広々としてて明るくとても気持ちの良い空間が拡がっている。
ロビーフロアは白とグレーベース模様の石材がストライプ状に貼られとてもシックな雰囲気を醸し出している。
ベージュ系で鶴の柄が画かれた屏風の情報告知版もとてもお洒落だ。
長い長い椅子や木の存在感のある椅子。
カウンターに使かわれている一枚板もさりげなくお金をかけて素晴しい。
こちらはフロントの前にあったおみあげコーナー。
ベルボーイデスクもここにあり、旅の相談にのってくれる。
本館と南館の移動はこのケーブルゴンドラで行なう。
この決断をするには相当議論があったと思うが、とても新鮮で童心に帰ってしまう。
子供は遊園地に来たみたいでさぞ喜ぶことでしょう。
ケーブルカーに乗って宿泊する南館に出ると丁度よい広さのくつろげるロビー、そしてデスクまである。
その奥には足湯。
さらに進むとライブラリー、キッズコーナー、ランドリーまである。
この地に上質な寛ぎとゆとりを求めた本物の価値を知る旅人の心をワンランク上のおもてなしがゆったりと満たしてくれる。
温泉大浴場「明の湯」は地(kuni)と宙(sora)の趣きの違う二種類のお風呂を日替わりで楽しむことができる。
写真の丸い玉子のお化けのような中は浴槽に成っているのにはビックリした。
又、それぞれの露天風呂は鷹峯の自然が感じられる素敵な造りになっていて心身ともにリラックスができる。
マッサージチェアがあるのも言う事無しだ。
こちらが2日間お世話になったゲストルーム。
ゆったりとしたベッドルームの先に琉球畳の広々とした和室コーナーがあり、ホットできる。
京都らしい風情を感じるインテリアが落ち着いた雰囲気を演出している。
ゲストルームから見た外の景色がまた素晴しい。
今紅葉が真盛りのしょうざんリゾート。
すぐ目の前のこんもりした鷹ヶ峯もやさしく旅人を包んでくれる。
ここも京都、京都は本当に奥深い所だ。
こちらがしょうざん庭園に行ける南館の建物。
南館玄関を入るとすぐ左側がおみあげ物を中心に京都名産の品物が販売されている染織工芸館がある。
それでは一泊目の朝食をご紹介しましょう。
日中は京料理となっている「紙屋川」が朝食会場、ここはビュッフェスタイルです。
いかにも京都らしい湯豆腐も用意されてある。
リンゴとハチミツのお子さまカレーは大人でも食べたくなる。
京都といったら漬物。
100年の歴史を誇るとり市老舗の旬な漬物が並んでいる。
デザートにわらび餅があるのは京都らしい。
そしてこれがてんこ盛りのスミダマンの朝食。
食べるだけ食べて今日も歩こう。
2日目は夜になると本格的なコース料理がいただける「ORTIVO」で洋食のオーダービュッフェ。
こちらがそのレストランの朝食光景。
ここでも大きなガラス窓から鷹ヶ峯の紅葉を堪能しながらの朝食とリッチな時間を楽しむことができた。
厨房もオープンキッチン風になっていて開放的。
シャッターを押すのに盗み撮りの気分なく堂々と押せた。
これが朝食メニュー。
スープはコーンスープかミネストローネスープの選択
卵料理はオムレツ(トマトソースorデミグラスソース)、スクランブルエッグ(トマトソースorデミグラスソース)、目玉焼きの3つから選ぶ。
それにサラダ、パン、フルーツ、ヨーグルトが付いている。
ソフトドリンク・コーヒー・紅茶はフリー。
紅茶、緑茶は10種類から自分の好みで選ぶことができる。
そしてこれがスミダマンのチョイスしたブレックファースト。
残念ながらスープのオーダーは取り忘れた為、終った後、オーダーした。
これは絵ではありません。
京の雅を意識した建具の枠の中に窓ごしで撮れた美しい紅葉。
こんな豊かな時を過ごすことができたことに、苦労して予約を取っていただいた知人Iさんに感謝です。