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索引 「ウェイリー版・源氏物語」

2024-11-11 15:13:30 | 文学

索引 「ウェイリー版・源氏物語」

日本古典文学の大作であり、今なお国内で人気の高い「源氏物語」。

この作品を一躍「世界的な文学」へと名声を高めた翻訳者がいます。

イギリスの東洋学者アーサー・ウェイリー(1889-1966)。彼の英訳は、その巧みさ、文化の壁を超えた普遍性から、「ウェイリー版・源氏物語」(1925-1933)として広く世界中に知られるようになりました。

近年、この英訳が日本語にも重訳され大きな話題を呼んでいます。

そこで、「100分de名著」では、大河ドラマ「光る君へ」がクライマックスを迎え始める9月、「源氏物語」に大きな注目を集めるタイミングで、

英訳によって世界文学の代表作となった「ウェイリー版・源氏物語」を普遍的な視点から読み解きます。

底本は、「紫式部 源氏物語 A・ウェイリー版」(毬矢まりえ+森山恵姉妹訳)です。

「源氏物語」は、桐壺帝というある天皇の話から始まります。

天皇は、後宮の女たちの間で、身分が低い桐壺更衣を格別に寵愛しました。

しかし朝廷にあっては、帝の桐壺更衣への愛は、身分差に厳しい貴族社会の秩序を乱す一大事。

桐壺更衣は多くの后たちにねたまれ、その重圧から若くして亡くなります。

あとに残されたのは、桐壺更衣が生んだ男の子・光源氏でした。

つまるところ「源氏物語」は、母と死に別れた不遇な主人公・光源氏が、

天賦の美貌と才能によって女たちを魅了し出世を極めていくというストーリーだといわれてきたのです。

ところが、ウェイリーによる英訳というフィルターを通して見えてくるのは、従来のイメージとは大きく異なる、構造のくっきりとした、骨太な人間を描く物語。

帝が「エンペラー」、宮廷が「パレス」と英訳され、原作ではぼかされていた主語が明快に記述されていくと、欧米のモダニズム文学顔負けの心理描写が浮き彫りになり、

登場人物の性格や感覚が豊かに変容していくビルドゥングスロマン(教養小説)へと、作品の印象が大きく変わっていきます。

「源氏物語」は、単なるラブロマンスではなく、人間の豊かな「可能性」とその「変容」を描く普遍的な文学だということがわかってくるのです。

The Mission: Gabriel's Oboe

「ウェイリー版・源氏物語」 ·第1回 翻訳という魔法

「ウェイリー版・源氏物語」 ·第2回「シャイニング・プリンス」としてのゲンジ 「16」

「ウェイリー版・源氏物語」 ·第3回『源氏物語』と「もののあわれ」 「17」

「ウェイリー版・源氏物語」 ·第4回 世界文学としての『源氏物語』 「17」

 

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「ウェイリー版・源氏物語」 ·第1回 翻訳という魔法

2024-11-11 15:13:01 | 文学

「ウェイリー版・源氏物語」

 第1回 翻訳という魔法

 

今からおよそ千年前に紫式部によって書かれた「源氏物語」。

それから900年後、イギリス人のアーサー・ウェイリーが英語に翻訳した。

「帝」はエンペラーに、「宮廷」はパレスに、「物の怪」はエイリアンに…巧みに翻訳された物語は、まるで異国のおとぎ話のように生まれ変わり、

世界に「源氏物語」が知れわたる大きなきっかけとなった。

そこには、ウェイリーによるどんな技術や技が駆使されていたのか?

 第一回は、天才的な翻訳者アーサー・ウェイリーの人となりにも迫りながら、翻訳という魔法によって、

いかにして「源氏物語」が世界的な評価を受けるような文学となっていったかを探っていく。

The Mission: Gabriel's Oboe

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

索引  100分de名著 ②

索引 「ウェイリー版・源氏物語」

「ウェイリー版・源氏物語」 ·第2回「シャイニング・プリンス」としてのゲンジ 「16」

 

 

 

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「ウェイリー版・源氏物語」 ·第2回「シャイニング・プリンス」としてのゲンジ 「16」

2024-11-11 15:12:17 | 文学

「ウェイリー版・源氏物語」 

第2回「シャイニング・プリンス」としてのゲンジ  

ウェイリーの「源氏物語」英訳をみていくと、数々の女性遍歴は単なるラブロマンスではなく光源氏が、

自分の中や他者の中に潜在していた未知なる能力や感覚の扉を開き、全く異なる人生を歩んでいくきっかけになっていることがわかる。

とりわけ、光源氏はが「コンパッション」(相手の苦しみなどに深く共感する能力)、「エンパシー」(相手の立場にたって能動的に他者理解する能力)、

「来し方行く末を見る能力」(過去と未来を洞察する能力)を段階的に手に入れていき「神性」を帯びていく様子が浮かび上がっていく。

第二回では、「ウェイリー版・源氏物語」を人間の可能性を豊かに変容させていく物語として読み解いていく。

The Mission: Gabriel's Oboe

 

 

 

 

    

 

 

索引 「ウェイリー版・源氏物語」

「ウェイリー版・源氏物語」 ·第3回『源氏物語』と「もののあわれ」 「17」

 

 

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「ウェイリー版・源氏物語」 ·第3回『源氏物語』と「もののあわれ」 「17」

2024-11-11 15:08:53 | 文学

「ウェイリー版・源氏物語」

第3回『源氏物語』と「もののあわれ」

「もののあはれ」を主題とするといわれる「源氏物語」には、言語化不可能な「情動」に突き動かされ翻弄される人々が次々と登場する。

「もののあはれ」とは、「ああ……」と感嘆するしかないような心の動きを描くときに使われる動的な言葉だが、

同時代の「枕草子」では「おかし」という言葉が多用され、心の動きは言語による静的な説明に置き換えられていく。

前者は「情動」、後者は「感情」と言い換えることができるが、光源氏とその周辺の登場人物は、

圧倒的に「情動」によって突き動かされて、物語を駆動していくのだ。

第三回は、「ウェイリー版・源氏物語」の印象的な場面を読み解き、人間にとって「情動」と「感情」はどう違うのか、

それらはどう働くものなのかを明らかにしていく。

The Mission: Gabriel's Oboe

 

 

 

 

 

 

 

 

索引 「ウェイリー版・源氏物語」

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「ウェイリー版・源氏物語」 ·第4回 世界文学としての『源氏物語』 「17」

2024-11-11 15:07:52 | 文学

「ウェイリー版・源氏物語」 

第4回 世界文学としての『源氏物語』

聖書、シェイクスピア、モダニズム文学……さまざまな文化や文学と比較していくと、思いもよらない「ウェイリー版・源氏物語」の広がりが見えてくる。

とともに、原典の「源氏物語」も中国や周辺の多様な文化的成果をすくい上げながら生み出されたグローバルな文学だったこともわかる。

第四回は、ウェイリー訳「源氏物語」の日本語訳者である毬矢まりえさん、森山恵さん姉妹をゲストに招き世界文学の魅力を浮き彫りにしていく。

The Mission: Gabriel's Oboe

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

索引 「ウェイリー版・源氏物語」

「ウェイリー版・源氏物語」 ·第1回 翻訳という魔法

 

 

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新聞記事 2014.02.16~02.22 「131」モンゴルの格言    八甲田雪中行軍遭難

2024-11-11 11:16:23 | 読書記事

新聞記事 2014.02.16~02.22 「131」モンゴルの格言    八甲田雪中行軍遭難

 

    

    

 

モンゴルの格言               「百歳の人はいないが千年の言葉はある」

マザー・テレサの名言   「愛の反対は憎しみではありません。無関心です。」

フランスの哲学者アランの言葉    「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである。」

プラス思考  「ポジテイプシンキング」  積極的・肯定的な考え

「一寸先は光」 漫画家やなせたかしさん

「勝利を気高く祝い、敗北を気高く受け入れる。」

八甲田雪中行軍遭難事件

これは1902(明治35年)1月、陸軍第8師団の歩兵第5連隊が八甲田山で冬期訓練中に遭難死した事件である。

隊員210名中199名が死亡、軍訓練史上最も多くの死傷者が出た事件であった。

後に新田次郎が執筆した小説『八甲田山死の彷徨』や、その小説を基に映画化された『八甲田山』・・・遭難し、

直立したまま仮死状態で発見された後藤房之助伍長の像

モンゴルの格言               「百歳の人はいないが千年の言葉はある」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    八甲田雪中行軍遭難

 

お気に入り記事 1

新聞記事 索引 3

 

 

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信州長期滞在の旅 第七日目 大王わさび農場 2019.10.20 「26」 「夢」黒澤明ロケ地

2024-11-11 10:53:11 | 旅行

信州長期滞在の旅 

第七日目 大王わさび農場 2019.10.20 「26」

 「夢」黒澤明ロケ地

 水車のある村
静な水車のある村、清らかな川水、子供達は安全に遊べる所、カラフルな花が一杯
咲いている村。若い男性が村に通り掛かって、水車の修理をしている老人に話しか
ける。老人は、独り言を言っているかの様に村の暮らし方を説明する。村では、人
間と自然が一緒に共存して生きて行く。燃料には薪と種油、収穫には牛、現代文明
の便利な物を知らない村。人間と言う物は自然の中の一つの物だと、忘れたくない
村人達なのです。。。
この夢は桃源郷の話です。

Anton Karas - Liebchen

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信州長期滞在の旅索引 2019.10.14~10.20 

信州長期滞在の旅 第一日目2019.10.14 「25」

 

 

 

 

 

 

 

 

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信州長期滞在の旅 第七日目 樅ノ木ホテル 2019.10.20 「26」 

2024-11-11 10:45:29 | 旅行

信州長期滞在の旅

 第七日目 樅ノ木ホテル 2019.10.20

時が経つのを忘れさせてくれる快適な山岳リゾートステイ

都会の喧騒を忘れて過ごす、緑あふれるラウンジ空間…。
大自然を眺めながらのアフタヌーンティー、揺らぐ明かりに煌くウイスキーやプライベートワインなど静かなる贅沢な時間

The Mission - Yo Yo Ma plays Ennio Morricone

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信州長期滞在の旅索引 2019.10.14~10.20 

信州長期滞在の旅 第七日目 大王わさび農場 2019.10.20 「26」 「夢」黒澤明ロケ地

 

 

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読書記事 2014 索引 3

2024-11-11 10:44:52 | 読書記事

読書記事 2014   索引 3

新聞記事 2014.02.16~02.22 君をのせて~リラクゼーション~ 癒しの音楽   

 

新聞記事 2014.02.08~02.15 「白い恋人たち 13 Jours en France」フランシス・レイ 

 

新聞記事 2014.02.01~02.07    

新聞記事 2014.01.25~01.31 

 

新聞記事 2014.01.18~01.24   

 

 

 

 

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読書記事 2014 索引 2

2024-11-11 10:44:00 | 読書記事

 

1.読書記事 2014.12.28~2015.01.03① 

運命の年から70年② 創生実現へ三度の正直

2.読書記事 2014.12.21~27

3.読書記事 2014.12.14~20

② 中国自然歩道⑩ 飢饉  ・・・饉という字⑪ 破滅へとひた走る赤字⑫ とめどなく批判し、疑うことをやめない精神⑭ ゲーテの警告忘れないドイツ

4.読書記事 2014.12.07~13

③ 為替 2012年12/12 82.79  2014年 12/12 118.76  差額 何と35.9④ 漢語 感動する→和語 胸に迫る 胸を打つ 胸にしみる 妥協 折り合う  意外 思いのほか

5.読書記事 2014.12.02~06

① 2対6対2という比率② 仲間とのぼる 山で知る自分⑦ 「アリアドネの糸」⑧ 菅原 文太

6.読書記事 2014.11.19~21 

⑦ シュリーマン 情熱の筆跡⑧ 脳は未来の幸福な出来事を想像をした時に 最も活性化する⑨ 不易流行⑩ 人類は未熟に生まれてきたからこそ生き残れた

7.読書記事 2014.10.21~11.11

8.読書記事 2014.10.11~10.20

9.読書記事 2014.09.10~10.03

10.記事 編集手帳・産経抄・天声人語・滴一滴・春秋・余録2013.08.25~09.22

11.読書記事 2014.08.31~09.09

12.読書記事 2014.08.08~08.30

13.読書記事 2014.07.26~08.09

14.読書記事 2014.07.13~07.26

15.読書記事 2014.06.22~07.11

16.読書記事 2014.06.15~06.21

17.読書記事 2014.06.08~06.14 

18.読書記事 2014.06.01~06.07

19.読書記事 2014.05.25~05.31

20.読書記事 2014.05.18~05.24

21.読書記事 2014.05.11~05.17

22.書記事 2014.05.03~05.10 

23.読書記事 2014.04.27~05.02 

24.読書記事 2014.04.20~04.26

25.読書記事 2014.04.13~04.19

災害心理学にエキスパートエラーという言葉がある。

 正常性バイアス、同調性バイアス、エキスパートエラー|特ヲタ→ここをクリック米国の詩人ウルマン(青春)

「青春とは人生のある時期ではなく、心の持ちかたを言う」「年を重ね」ただけで人は老いてない。理想を失うとき初めて老いる」

人間万事才能が邪魔   人間万事塞翁(さいおう)が馬

 人生何が幸いするか分からないし、 何が不幸の原因なのかも分からない、ってこと。

 今の幸せは将来の幸せを保証しないし、 逆に今の不幸せが将来の幸せにつながるかもしれないって感じかな。  

敵は本能寺にあり   敵は本能にあり    罪を憎んで人を憎まず    妻を憎んで人妻を憎まず

26.読書記事 2014.04.06~04.12   

「山歩きの基本は周到な用意と計画。   まず徹底的に調べること」    登山は賢者のスポーツ

27.読書記事 2014.03.30~04.05

28.読書記事 2014.03.23~03.29

29.読書記事 2014.03.16~03.22

30.読書記事 2014.03.09~03.15

 新聞記事 索引 3読書記事 索引 1

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