己が主 あなたの目から 見えたおれ きみの心 何度傷つけた?
背景のストーリー
君の気持ちと違うことで、自分は、仕方ないやんと、そんな言い訳していた。
あれから時がたち、いま彼女の側に立ってみると、自分の言い訳した行いが、どんなに君を悲しませ、傷つけていたのかと、いま気づいた。
なんでここまで自分勝手だったのか、君の目から見た僕は、涙でにじんでいただろう。
そんなことも知らず、今まで、どんなに悲しませただろう。
もう戻れない。人は自分が強い時には見えないものが沢山ある。
しかし、弱い時だからと見える訳ではない、私が弱い時は今までだって沢山あった。でも、君の側で、君の心から見ることができなかった。
本当に好きになり、切なくなった時にしか見えない景色かもしれない。会いたい、会えない。
その時に見える心の景色。切なすぎる。だからこそ歌ができたんだろうか。世の中のラブソングの数々。
歌にせざるを得ないくらい、つらくて、切ない背景がそこにはある。
だから私も短歌にしたんだと。
しかし、それだけでも気持ちは晴れない。音楽にして、歌にして、メロディーに乗せて、人に伝えた時に、少しは救われるのではないか。そう思った、飛行機の中。
夢うつつ 仲間と酒を 酌み合えば
決意革(あらた)に この世呑み干す
背景
仲間内で酒を飲んでいると、世の中変えてやすぞと 意気揚々と 夢物語が現実にできそうに思える
たった三人の世界でも まるで革命を遂げ 天下を取れそうな気になる 仲間と呑む酒の力は恐るべし。
私と県議予定候補の菊水さん、国政予定候補の福本さんと同世代三人で呑むと、まるで信長、秀吉、家康の集まりのようだ。
夢となるか、現実になるか 夢うつつの様である。
いのちの日 再び来た日 娘の日
もう会えなの 痛みの世では
背景
下関市ではいのちの日と言うものがあるそうです。十数年前にいじめで自殺した女の子を忘れないために制定されました。
お父さんは、この日が来る度に、最愛の娘さんのことを思い出して辛いそうです。でも二度と娘のような子を出したくない、苦しむ子を作りたくなとの思いで、
生徒さんの前で講演をされるそうです。でもお父さんの思いを察するにどれほどかと。
私も娘を想う気持ちは特別なものがあります。今は離婚して娘に会うことができない。その辛さ、娘の写真を見るたびに、お父ちゃん大好きと書いたメールを見たり、
一緒に二人でドライブをしたり、そんな日を思い出します。あの日はもう来ないのかと。
下関のお父さんは、もう二度と娘さんには会えないのです。電話もできない、声聞くこともできない。この世では。
娘さんにとって、痛く、辛い、この世では会えない。でもお父さんはこんな辛い世でも、踏ん張って、今日も子供たちの前で、娘さんの話をしている。
そのことを思うと、如何程かと。あわせてあげたい。でももうあの世でしか会えないのか。なんでこんな試練があるのか。
ゆめ、幻でも、お父さんの今の生き方を見て、娘さんは、お父さんありがとうと、きっと言ってくれると。
言ってくれるんじゃないかと、そう思えることがお父さんの支えになっていると感じました。
ローズさんが歌った、竹内まりあの、いのちの歌。聞きながら大泣きしました。
足濡らす 涙の奥の 子ども達
苦しまないで 大好きだから
災害時 自衛隊風呂 男女の湯
どっちへ入るか たたずむのれん
背景
災害時には自衛隊の方が、仮設の銭湯を設置してくれます。しかし男湯、女湯。体は女性で心が男性。体は男性で心が女性のトランスジェンダーの方はどっちへ入っていいのか。
暖簾の前で佇んでしまう。ローズさんから被災地でのLGBTの方のリアルな話をしてくれました。自衛隊の方でLGBTの方も気兼ねなく入れる仮設風呂の設置を検討できないかと思いました。
満州で 親と離れて 一人ただ
涙も枯れた 大陸の夜
背景
終戦間際の満洲からの引き上げで、親と離れて中国で暮らすことになった残留孤児。
親を思って、はや何十年。再び親と出会えた。(日中友好協会総会で)
二つある 日中友好の 二団体
他国の前に 同胞の団結
背景
現在、日中友好協会は2つあります。いわゆる共産党系と旧社会党系。元々は一つだったのか分かりませんが、
理念は同じ、再び中国と戦争を交えず、国民同士の友好の力で、平和で発展的な日中関係を作るというもの。
私はどちらの団体にも加盟していました。同じ協会同士、協力できないのかなと。