井上しんごブログ

北九州市議の井上真吾です。何かあったらいつでもどうぞ、私の携帯電話は070-5690-1423です。😄

令和5年12月議会本会議質問パート2 定住人口増への戦略について 流入人口増への思い切った作戦について

2025年03月06日 | 枝光地域

 定住人口増について

   市長の語る、人口増へのチャレンジについて、心躍った一人として、その実現のための偉大なる挑戦に私も参加したいと思います。当然、人口減少を止め、増加に転じることは並大抵な事ではなく、これまでの市の努力と苦労が物語っています。だとしても私は不可能なことではないと思います。すぐに結果がでなくても増やすための構想と戦略を市と議会、経済界のオール北九州でやり遂げましょう。

 そこで、主に二つの視点が必要です。人口が減っている地域への対策と、産業とセットの一からの宅地開発による新しい街を作ることです。

 一つ目の人口減少校区では、これまで児童数が減っている小学校区では、コミュニティの中心である学校の存続を

 

人口を増やすためには、具体的にどこでどれだけ増やすかの数値設定と、どのように増やすかの戦略が必要です。市内には129の小学校区、八幡東区には11の小学校があり、一学年では1クラスか2クラスの小学校が一番多く、児童数の多い学校でも1学年3、4クラスで、すべての児童の名前を憶えている先生もおられ、落ち着いた環境で学ぶことができます。

子どもの数が減ってきている中でも、地域やPTAは様々に子ども達に様々な経験を積ませたいと、祭りでの太鼓教室や、子ども店長、童話大会、キャンプなど、様々な行事を行っています。

市長の言われるように子育てするには最高の環境にも関わらず、人口減少が続いています。私はこれだけ、地域の大人が子ども達のことを、登下校のパトロールに留まらず、ここまで大切に考えている、これも北九州のポテンシャルではないでしょうか。市はこれまでこうした小規模校については廃校をちらつかせ、積極的に内外にPRしてきませんでした。

しかし、全国的に少子化が進む中、地域文化も含めたいい環境で子育てをしたいとのニーズは高まっています。小さくても、光輝く学校にもっとスポットを当て、この校区で子育てしたいと若者を呼び込む政策が必要です。人口が減っている校区には当然空き家も増えています。教育委員会以外の市長部局の連携で、その校区の学校や地域の魅力とセットの空き家対策や、良好な宅地の開発と販売、マンション建設の後押しなど、民間と共同した定住人口対策を求めるものです。見解を伺いま

以前、議会の日中友好議員連盟で天津市に行ったことがありますが、その時の視察で広大な平野に大学、オペラホールを有する人口30万の都市を作ると説明を受け、日本からも名だたる大企業が大挙して、このプロジェクトに関わっていました。そんなこともあってか天津市の人口はこの10年で大幅に増加しています。

北九州市は広大な筑紫平野の一角にある福岡市と違い平地が少ない地形です。

 

 人口増加が著しい福岡市では破綻寸前だった人工島に、総合体育館、学校、病院、中央市場、物流センターからなる新しい街を作り、この度全ての土地が売れ、152億円の黒字となったそうです。人工島の人口は約14,000人、また福岡市東区の千早ではJRの操車場跡地に新たな街をつくり、人口は約17,000人ということです。北九州も同様に、地権者の理解が得られた工場跡地や高速インター近くでの、新たな産業誘致や物流センター設置と合わせて、民間投資によるマンションや宅地の開発など、ここに何棟建設して、人口は何万人にするなどの具体的なプランが必要です。

ただ郊外型の広大な住宅地を作るだけでは、意味がありません。そこで働き、生活し、遊べるような街を作る。その開発費は土地の売却益や民間の投資など、行政は全体の構想とマッチングを行い、市の持ち出しのない形で行うなど検討が必要です。


九州道の八幡インター、小倉南・東インター、新門司インターなど、インター周辺に大規模な物流センターがある福岡都市圏と違って、特にその拠点が生かされていません。すでに開発の検討がされている地域もありますが、鞍手インターでは周辺に福岡県と一体となって大規模な物流産業団地の開発が進められています。待ったなしです。

 

また9月議会では、八幡西区の南部地域において、新幹線の新駅設置の構想の質問が出されました。これまで小倉・博多間では久山町や直方市において新駅設置の検討がされてきましたが、実現していません。これ会社は、鉄道沿線の開発による人口増による、鉄道利用者数の増加の相乗効果で、会社を大きくしてきました。山陽新幹線沿線でも、山口県と広島県では5駅、兵庫県も4駅あります。小倉博多間で新駅設置があるならば、1か所。よそが作ったら永久に北九州市に新駅はできません。市長が言われる半導体関連企業の誘致などの産業誘致と住宅街の設置な、この新駅周辺には域内GDPはいくら、域内人口は10万など、具体的な数値を持ったプランを検討し、早急に最後のチャンスである新幹線新駅設置に向けた研究をすべきです。開発資金は土地区画整理方式で、手出しなくできる方法もあるかと思います。

 

市内で新たな街の設置が可能なエリアとして、北九州空港島や、下北道路接続予定地である西港周辺、黒崎メイト、八幡インター周辺、大規模な工場跡地など、市としてアンテナを立てて、一から街を作っていく気概でことを進め、このエリアで新たに人口何千人、何万人、域内GDPはいくらといった具合に、積み上げ方式による、人口100万人、GDP4兆円を目指すべきです。市長の見解を伺います。


 流入人口増について

   福岡市であった観光産業振興議員連盟の発会式に参加しました。福岡市内ホテル関係者からお客さんにお薦めの観光地を案内するときに、太宰府天満宮ぐらいしかなく、市内にも観光スポットを作ってほしいという意見でした。

 振り返って北九州市を見る、門司港に始まり、小倉城、皿倉山、河内、平尾台、若松北海岸などに加え、製鐵所や安川電機、TOTOなどの産業観光もあります。北九州は恵まれていると感じました。しかしながら、ホテルの数や観光客などの数で言うと圧倒的な差があります。まさにポテンシャルの状態でとどまっている状況です。

 とはいっても近年外国人観光客の方も増加し、市内観光地のさらなる魅力の押し出しや、福岡市内ホテルへの北九州市への案内や、河内や北海岸、門司港へのホテルや観光関連産業の誘致など、観光バスの駐車場や、北海岸や河内貯水池などへのトイレの整備など、今後増え続ける市内外の観光客を受け入れる体制の整備が急がれます。宿泊税を更なる観光客数増につなげていけるよう、観光関連事業者の声を聞いた使い方などを進めてもらえればと思います。

 そこで、産業遺産の河内貯水池周辺の千本桜や紅葉など、最も利用者の多い堰堤横駐車場へのトイレ設置を求めるものです。見解を伺います。


令和5年12月議会本会議質問パート1 街の勢いを削ぐ行財政改革の放棄を

2025年03月06日 | 枝光地域

   市長の語る、宇宙産業や、人口増へ向けた産業振興や、市民の様々な夢を応援していく北九州市の実現など、イケイケの夢のある提案と、市長が現実に市政変革室などやろうとしていることとは矛盾していると感じます。

推進会議のやり取りを聞いていても、諭すような常識的な発言もあるが、身を切る改革とか、住民の反対運動が起こるので市の幹部の覚悟が必要だとか、公共料金の引き上げや、住民に痛みをお願いするなどの議論が交わされ、背筋が凍る思いがしました。

 現場を知らない方が、言いたい放題、やりたい放題で、その結果、市民に痛みを押し付ける、それを、覚悟をもってやれと、市に要求する。当然、ここでの議論の方向性で、実際の痛みのプランが出来上がると思うと、その議論の方向性に懸念を覚えます。

 北九州市にはポテンシャルがあると言われています。相撲で言ったら、中学生で身長が190センチで、体重100キロで、まだ体は仕上がっていないが、入門して、しっかり稽古すれば、将来立派な関取になる、そんなイメージでしょうか。

 今はまだ目が出てないが、鍛えれば大物になるというのがポテンシャルだと思うのです。しかし、行革で身を削ってしまい、ひょろひょろで相撲が取れるでしょうか。

 部屋に入ったら飯は5食、米や肉や魚、野菜、腹いっぱい食わせてもらえます。そして鍛えて、しっかり仕事ができる体になっていくものです。

 今、北九州市がやろうとしていることは、立派な体を持ったポテンシャルがある本市から、身を削り、痛みを与え、飯を食わせず働かせるようなものです。こんなんじゃポテンシャルなんて活かせるはずはありません。

 アクセルとブレーキは同時に踏めません。それだったらドリフトしてしまい、まっすぐ進めません。アクセル全開で本市のGDPを増やし、それで増えた税収で、市民に痛みではなく、恵みを与えていくことが武内市長の真の思いではないでしょうか。

 市民に痛みを与える行財政改革を放棄することを求めます。市長の見解を伺います。


令和5年9月議会市長質疑 スペースラボのオリジナリティを活かした企画展について

2025年03月06日 | 枝光地域

質疑者氏名  井 上 しんご

(質疑項目) (質疑順  1  )

  スペースLABO発(初)の企画展やイベントによる集客について

(質疑要旨)

昨年4月にオープンした科学館スペースLABOは西日本随一のプラネタリウムを有するとともに、国内でも珍しい本物の月の石やアポロ司令船などの常設展示により、子供たちをはじめ多くの市民でにぎわっている。

また、本科学館は企画展示室を有し、開館以来4回の企画展を行っているが、いずれも過去に他都市で開催された展示を誘致したものと聞いている。

一方、本市は文化創造都市・クリエイティブシティでもあり、本市の宇宙や科学に関する知見、ものづくりのネットワークを活用して北九州発の企画展示を行えば、子供たちや市民の夢や好奇心を刺激し、より一層の集客やにぎわいにつながると考える。ついては、2点伺う。

1点目に、令和4年度に実施した企画展の成果と今後の展開について伺う。


令和6年2月議会市長質疑 棚卸しによる子ども達の夢や学びを応援する予算の削減について 体験活動や部活動遠征費、ボールなど備品費の全額カットについてそれはあまりに酷いよ。

2025年03月06日 | 枝光地域
質疑者氏名  井 上  し ん ご
(質疑項目) (質疑順  1  )
   棚卸しによる子ども達の夢や学びを応援する予算の削減について
(質疑要旨)
  4日間の決算特別委員会で明らかになったのは、子ども達に関する予算の大幅カットや廃止です。わが街の子ども達にとって、楽しみだった平和のまちミュージアムや、主権者教育にもつながる市議会での学びのスタディーツアーの廃止、市が所蔵する一級品の美術品を鑑賞できる美術鑑賞事業「ミュージアム・ツアー」の廃止などで、5619万円の削減。
 また、中学生においては、部活動の練習で使用する備品費1600万円の削減、各学校20万円です。加えて、練習の成果で県大会、全国大会へ行く交通費もこれまでの100%公費負担から、50%の半減で、1000万円のカット。家庭に余裕がないと、本物を鑑賞できず、平和について学べないんでしょうか。また、大会までの交通費を負担できないと、北九州市を代表して全国大会へ行けないんでしょうか。
 これまでも、子ども達が楽しみにしていたふれあい合宿や、農業体験合宿も無くなりました。ここにきて更なる、子ども達の学びや成長につながる予算の削減。本市の子ども達が「端」に追いやられています。子ども達は悲しんでも声を上げることができません。選挙権がないからとないがしろにしていいはずはありません。
 子ども達が楽しく学び、様々な体験を通じて成長していくことは、人口減少に喘ぐ本市において、それは希望です。
 予算調整権者の市長として、「子ども真ん中」に向けて、子ども達の体験活動を保証し、部活動にかかる備品費用の確保。そして、晴れて県大会や全国大会への切符を手にした子ども達の派遣費用を満額確保することを求めます。

令和6年2月議会本会議質問パート3 財政変革局の名はやめたほうがいい

2025年03月06日 | 枝光地域

 最後に、今議会では北九州市基本構想・基本計画を変更する議案が提出されています。その中には、「市政変革」の取組を進めるという記載があり、それを実行する組織として財政局を財政・変革局に変えるという提案を受けています。

 

 これまで行政は行財政改革や構造改革など、一般的に改革という言葉を使ってきました。変革は改革と同義だと国語辞典には書いてありますが、英語では明確に違います。英語で改革はリフォーム、つまり住宅リフォームと同じで改善、模様替えのような意味です。一方、変革はトランスフォーメーション、つまりロボット玩具や戦隊モノで言えば、変身です。全く別物になる意味です。革命が「政治的変革」と評されるように、変革とは、もとあったものをひっくり返して、作り直すというニュアンスを含みます。

 

果たして市民は武内市長に、これまでの末吉、北橋市長から続く行政の継続性、それをひっくり返すことを期待して投票したのでしょうか。違うと思います。私の周りの武内市長に投票した方の多くは、何か面白いことをしてくれるんじゃないか、ジリ貧でなく前向きの改革を期待してのことです。

 

 棚卸しなど今までの市民生活を根底からガラガラポンにして、破壊することを誰も望んではいません。

 

市長は、北九州市は人情の街だと言われています。福岡県知事選に落選後、北九州市民が自分を救ってくれたと話されていました。私もすごく共感を覚えます。

 

私も、36歳で議員を引退した後、建築現場で働く毎日で、とても政治家に復帰できる可能性もない状態でした。しかし奇跡的に8年後に私は八幡の市民から再び市議へと押し上げられました。私を議員にした人達は、元々、私と考えの違う方でした。つまり思想や考えが違っても、がんばりよるから、応援するか、との人情です。

 

 私は市長と同じように、北九州市民から救われ、再び政治家としての命が与えられました。市長がその人情に恩返しするのであれば、自身の取り巻きでなく、むしろ、敵対した、意見の違う議員や市民の声を聞き、徳で報いる政治をすべきです。

 

武内市長を市長に押し上げた人達は、県知事選挙の時には、対立し票を入れなかった方が多数含まれています。それでも市長のやる気に期待し、武内市長誕生の大きな原動力になりました。

それが北九州市民のザ・人情です。右も左も、表も裏も関係ない、それが北九州市民の心ではないでしょうか。是々非々が常の明朗な気質です。

 

私は「変革」という名は北九州市政にそぐわないと思います。財政・変革局の名前の変更を求めます。

 以上で私の第一質問を終わります。


令和6年2月議会議会本会義質問パート2 市民の痛みの棚卸し 市長給与10%で釣り合いが取れるのか

2025年03月06日 | 枝光地域

 次に、市長は就任して最初の令和5年3月議会で市長給与を1割削減し、「隗より始めよ」と、議会へ同調を求めました。またその一方では、一部の市議会議員の連盟で、昨年12月議会に「市議会議員の報酬削減について早期に議論を開始する決議」が提出され、自身が求める報酬削減の議論が進んでいないことをもって、塩漬けだと指摘し、議論に慎重な議員を批判しました。

 

議員報酬は議員個人の生活の問題でもあり、また議員の市政相談や議員活動のあり方にも関係する問題です。SNS中心の議員活動なら経費はかからないかもしれませんが、議員は市民の代表であり、その活動スタイルは多種多様で、一律ではありません。

 

議員活動が多様であるからこそ、老若男女の多様な意見を市政に届けることができます。古いスタイルだからダメだとか、SNS中心でないとダメだ、とはなりません。

 

「隗より始めよ」の意味は、大事業をするには、呼び水となる小さなことから始めるのが必要だという意味だそうです。つまり市民や子ども達の出血を伴う棚卸しという大事業の呼び水とするため、市長は、自身の給与を10%削ったということです。

 

自身の仕事ぶりと報酬が見合わず、身を切りたいというなら、周りに同調を求める必要はありません。人知れず身を切ればいいのです。身を切る事を宣伝する必要もありません。

 

私達の任期はすでに一年を切っています。三年前に掲げた公約の実現に向け、がむしゃらに取り組まなければならない時期です。私の公約はどれも完結していません。あと一年、それこそ命懸けでやらな

ければいけません。

 

私には正直、こんな不毛な選挙活動に付き合っている暇はありません。政治家人生残り一年を切っているんです。議員報酬について議論するならば、私は、議員報酬は削減ではなく、引き上げるべきだと考えています。

 

 その理由は、長引く経済の低迷と高齢化などにより、日々の市民ニーズに行政だけでは対応できないことが増えているからです。市民の暮らしを預かる議員として、行政ができないから、何もできないとは言えません。まさに議員は最後の砦なのです。

 

私は、様々な事情で家を追われた方と暮らしたことも3度ありますし、暴力を受けたベトナム人の技能実習生3名を預かって欲しいと言われたこともあります。今はネパール人の留学生の方20名近くが3月末で契約が切れるとのことで、家を探すのに苦労しています。

 

 何十年も空き家だった商店街のシャッターを開けるのに工事をしたり、正直お金はいくらあっても足りません。私の活動スタイルがまずいのかも知れませんが、借金だけが膨らんで、破産するかどうかのきわきわで議員活動をしています。

 

市民の声に応えようと思えば思うほど、市で対応できない問題で、経費がかかります。議員は基本ボランティアなので、市民は気軽に相談できます。市外であろうが、外国の方であろうが、子どもであろうが、いつでも、誰でも、何度でも。私は、議会制度は最高の市民サービスだと思っています。

 

 しかし私の活動は、北九州市議の諸先輩に比べるとまだまだ弱小です。遥か上をいかれている方ばかりです。私はそうした先輩議員を尊敬し、学び、北九州の流儀や人情、議員活動を学びました。私以外の議員さんには正直もっともらって欲しいと思います。

 

 現在、議会改革協議会で議員報酬について議論されていますが、私は選挙前にやる必要はないと思います。議員が本来やるべき仕事が沢山あり、塩漬けでいいのです。報酬については次の期で当選された方々で、持続可能な議員活動も含めて議論する問題だと思います。任期が一年もない議員が集まって議論しても、選挙目当てだと思われるだけです。

 

 仮に、5%、10%と削減しても、まだ足らないと騒ぎ立てられるのがオチです。中途半端に下げても、文句を言われるなら、むしろ一円もいりません。いくらがいいでしょうかと顔色を伺いながらの議員活動なんてしたくありません。

 

 そこで質問します。最初に述べた予算事務事業の棚卸しにより、151億円もの予算が見直しされるという影響は、市民の生活や、高齢者の生きがい、子供達の成長阻害など、かなり広範囲におよぶと思っています。

武内市長は、自身の給与を10%カットされましたが、今回の市民の痛みと釣り合いが取れるというんでしょうか。一年前に「隗より始めよ」と言われた結果が、今回の棚卸しなのでしょうか。市長の見解を伺います。

 

 



令和6年2月議会本会議質問原稿 朝鮮学校助成金削減はひどいじゃないか 子どもや少数者の予算を削るでない

2025年03月06日 | 枝光地域

私は議案第一号令和6年度北九州市一般会計予算案について質問します。

 

成長への再起動予算として、稼げる街など3つの重点戦略の実現、次世代投資枠として3年間で330億円を目途に、来年度は111億円の予算を確保しています。一方で、令和6年度予算における事務事業の棚卸しとして、全ての予算事務事業約3000事業のうち、1288事業、151億円の見直しを行っています。

 

この中には9割を超える予算が削減されるものもあり、これで事業が行えるのかと危惧しています。

 

この151億円もの予算の削減という棚卸しによって、市民の暮らしに一体どういう影響が出て、高齢者の生きがいや、子供達の成長が阻害されるか、非常に心配です。

 

今回の棚卸しでは、決算実績等を踏まえた、予算執行残が削減される提案になっています。通常、予算は予測を上回るニーズや利用者の増にも対応できるよう、若干の余裕を持って組んでいるものです。例年実績の必要額だけのギチギチの予算で、必要な市民サービスがちゃんと公平に行き渡るのか心配です。

 

今回の棚卸しで削減された1288事業で、本当に市民ニーズがなくなったのか、これまで市が長年続け、多くの方が関わってきた事業において、どこまで当事者の意見を聞いていたのか、過去例を見ないような削減を提案する以上、その経緯についての説明責任があります。

 

予算は机の上で電卓弾いて、はいカット、はい廃止とできるものではありません。その事業に予算が付けられるまでに多くの方の要望があり、また例え僅かな予算であっても、その事業の関係者の方の思いが、その予算の一円、一円に、込められています。

 

いくら子育て支援を進めたと言っても、誰かの痛みを前提にした幸せなど、喜べるでしょうか。市長は成長の果実を「彩りあるまち、安らぐまち」へ還元すると言っています。まだ果実の「カ」すらないのに、市民から「彩りある生活と、安らぐ気持ち」を奪っているだけではないでしょうか。

 

特に私がこれは酷いと思っているのが、福岡朝鮮学園助成の削減です。

朝鮮学校で学ぶ子ども達を支援しようと、施設や備品などの整備に当てられています。とは言っても額として年間285万円と僅かでしたが、今回更にそれを全体の4割近い約110万円を削減するというものです。

 

他の私学助成も同じ基準で減らしていると言っていますが、朝鮮学校は他の私立学校が受け取っている私学助成もなく、政局の関係で高校無償化の対象からも外れており、その学校運営は厳しいものがあります。

 

同じ北九州市で学ぶ子ども達への貴重な予算を大幅に削る。これまでこの予算を確保するために、どれだけの汗が流されてきたのか。党派を超えた様々な議員さん、支援してきた市内の学校関係者や弁護士さん、そして、その苦しい事情を知る市の職員さん。これまで何度となく行われてきた学校と行政との懇談や改善を求める意見書など、市長は、こうした市民の熱意に思いを巡らせるべきです。

 

元々、この助成は一番多い年が平成22年度で、450万円ありました。削減される時も、それは大変な議論がありました。その中でも、本市と歴史的な関係のある朝鮮学校への予算については、引き続き精一杯支援する旨が話されました。

 

今回、私は、いとも簡単に長年の学校を巡る歴史と、人々の想いを切り捨てられたことに、とてもショックを受けています。

 

削られた1288事業のうち、朝鮮学校の助成を一つとってもこれだけの問題があります。だったら、残りの1287事業にも同じような問題があるのではないかと危惧しています。

 

いくら稼げるまちづくりと言って、様々、新規事業を並べてみても、私には虚しく聞こえ、空虚感しか残りません。なぜならば、その華々しく見える新規事業の裏には、この朝鮮学校の助成見直しのように、どこかの子ども達が泣いていると思うと、全く喜べません。

 

今回の予算事務事業の棚卸しや予算編成上での内部管理経費1割削減などについて、市はそれらの説明の中で、「当然必要な事業を機械的にカットや廃止するものではなく、現場の実情に応じて、丁寧に原局に聞き取りをし、削減ありきではない」と言っています。

 

では、この朝鮮学校への助成の見直しについて、削減の結論に至るまでの経緯について答弁願います。


令和6年2月議会予算議案への反対討論 151億円の棚卸し 子どもの体験活動の必要性 朝鮮学校など私学助成削減をすべきでない

2025年03月06日 | 枝光地域

反対討論                               井上しんご

 

私は議案第1号、30号に反対して討論します。

まず、第一号・令和6年一般会計予算についてです。

予算特別委員会で大きな争点になったのが、1288事業、151億円にも上る棚卸しです。市が目指そうとしている「子ども真ん中」にも真っ向から反する内容で、言ってることと、やってることが全く違うのではないかと感じました。

 

小学生が市立美術館に行き、鑑賞することができる「ミュージアムツアー」の廃止。また、平和のまちミュージアムや、本市ゆかりの作家の松本清張記念館、未来の主権者による議会棟での模擬投票などが体験できた、「スタディーツアー」の廃止です。

どれも子ども達が学校から飛び出して、ワイワイ、ガヤガヤと、いつもの先生とは違う大人から色々話を聞いたり、質問したり、それは有意義な時間でした。

私達も子ども頃、社会科見学など、校外での体験活動は非常に楽しみでした。

今残っている体験活動は、プラネタリウムの学習投影ぐらいです。科学館がシリウス号という自前のバスを持ってたこともあり、プラネタリウム鑑賞は守られました。

 

これらは小学生の体験活動ですが、中学生にとっても多感な時期の体験活動は大切です。今二十歳になる息子が中一の頃は、入学してすぐに「ふれあい合宿」というものがありました。二つの小学校から、同じ中学になるために、まだ互いを知らず、沈黙の教室の中、この合宿を通じて、それこそ「ふれあい」が生まれたようです。

 

中学2年の農業体験合宿は、大分の農家さんの所で農作業の手伝いをするものです。そして3年生の、関西方面の修学旅行。中学生になっても毎年何らかの体験活動がありました。しかし今は、農泊は廃止、ふれあい合宿もバス代の補助がなくなり、ほとんどなくなりました。

そして武内市長初の本格予算によって、小学生の体験学習が削られました。

我が市は、全国初の「子ども真ん中シティ宣言」をしたんじゃなかったですか。

子ども真ん中社会の推進というなら、今回のスタディーツアーなどの廃止について、事前に子ども達の意見を、市長や教育委員会はちゃんと聞いたんでしょうか。

 

少なくとも、スタディーツアーで議会に来られた子ども達からは、楽しかった、勉強になったとの意見を聞いています。

行政が子ども達を前にして、「子ども真ん中」だと言うんだったら、それを行動で示すべきです。

 

市は「彩りある人を育む」としています。それは行政や教育委員会が、はい、あなたは赤、あなたは黄色と決めるものではありません。それぞれが学校や地域、家庭での体験を通して、何色になりたいか、一つでなくても何色でもと、それぞれが自ら色づくものです。

行政の役割は子ども達が選択し、幅広く学べるように、その環境を整えることではないでしょうか。体験活動の充実を強く求めるものです。

 

また、朝鮮学校助成の削減については、これまで学校の実情を踏まえて、本市で助成していたものを、議会直前に連絡し、議会請願・陳情へと続いています。市の答弁は機械的であり、この予算を削減することへの行政の逡巡も、苦悩も全く伝わりませんでした。子どもの教育に関する部署として、現場の声を元に、市長に物申してほしかったと残念でなりません。

 

次に、議案第30号北九州市事務分掌条例の一部改正についてです。

本会議で、総務局長は、財政変革局の変革を広く一般的に使われているとおっしゃいましたが、そうは思いません。市長がよく使われる言葉なら、ポテンシャルで、ポテンシャル財政局の方がまだいいです。

行革というなら局の統合で、局の数を減らしてスリム化ならまだしも、数は変わらずに、歴史ある建設局の名前を変えて、いくつか見慣れない名前に変更しています。あんまり他の政令市から、これなん?って思われるような名前はやめるべきです。

以上で討論を終わります。



令和6年2月議会 付帯決議に対する賛成討論 道路や公園の草刈り予算の削減を元に戻せ 部活動や体験活動など子ども予算の削減をせず元に戻せ

2025年03月06日 | 枝光地域

付託決議・賛成討論                           井上しんご

 

 

 私は議員提出議案第1号及び、2号、3号に賛成して討論します。

 まず初めに、議員提出議案第1号・除草費の削減についてです。

 これまで、公園愛護会や道路サポーター、河川サポーターを初め、行政財産の適切な管理に協力してきた自治会から、除草回数が削減されると多くの苦情が寄せらました。

 

 市長は、地域には負担をかけないと言われましたが、そのカラクリは、3月1日号の市政だより「地域は私たちの手で」の3ページ目の、公園管理の担い手として「北九州市公園応援団」の募集のことでしょうか。

 応募資格は市内の企業や団体で、活動は概ね月一回、公園の除草や清掃を行うとあり、今ある公園愛護会と変わりはありませんが、違うのは「活動に対する助成金の交付はない」点です。⭐️1

 

あと、自費で看板を設置できるとしています。一体誰がするんだろうかと思いました。

 公園愛護会では、公園の除草面積に応じて、わずかですが助成金が交付され、倉庫も市が設置しています。

 

 今回、新たに作られた公園応援団ですが、市は企業に入札等でインセンティブを与えるとし、市の工事入札を道具に、地元の企業をタダで使わせることに繋がるのではと危惧していいます。

 結局は市が管理すべき道路や公園の草刈りを、市が一円も負担しないで、こうした仕組みによって、予算を削減したのであれば、本末転倒です。

 本市はボランティアの活発な街です。しかし、貢献したいとする、市民や企業の善意を軽んじるやり方に違和感を覚えます。

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 次に、議員提出議案第3号・子どもに係る予算対する付帯決議についてです。

 ミュージアムツアーの廃止や、部活動で使うボールなどの備品購入費の全額カットが提案され、部活動の地域移行を拡充するためとしていますが、理由になりません。

 

削られたものは、子ども達への直接的な予算であり、その影響は計り知れません。これらは校外活動、部活動という子ども達の体験活動に対する予算削減であり、今回の付帯決議を受けて、従前通り手当することを求めるものです。

 

 今議会、棚卸しを推進する立場から、財源があれば手当したかった。苦渋の判断、思いは同じだが、ない祖では振れないとの発言がありました。しかし削減にあたり、行政が苦しんだ痕跡が見当たらず、機械的な対応で人情を感じられません。

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 その結果が、今回の3本もの付帯決議です。市民の声を代弁する二元代表制として、執行部と議会、どちらが健全でしょうか。

通常、市職員も議員も地域密着で現場を知るものとして、それぞれ実情を把握し、市の政策立案や、議会での議論に、その声を役立てるものです。

しかし、今回は棚卸しという大号令の元、これまで何年にも渡って、現局、自らが予算を取ってきた事業にも関わらず、自らのこれまでの仕事を否定するかのように、必要性がない、他の政令市と比較した、棚卸しをせろと言われたからと、なんとも情けなく、現場の部局から、積極的に削減という手土産を、我先にと、市長に持って行った様はショックであり、悲しくもありました。

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 その結果は、今まで協力関係にあった多くの市民から反発の声が吹き荒れ、まさに反乱前夜の様相です。自らが支えるべき市長の立場を危うくしています。市長が行政の全てを把握することは不可能です。だからこそ、現場を知る職員が、これは問題がある。これは削れないと、適切に助言すべきではなかったでしょうか。

 例え、市長にとって耳障りなことでも、市民の声として言うべきことは言う。激動の世にありて、必要なのはイエスマンではなく、意思をもつ職員です。

 

 今回の付帯決議を受け、二元代表制の、市長執行部、そして議会双方が、しっかりと住民の声を汲み上げ、政策に反映させるべく、市職員の皆様の市民の暮らし、子ども達の未来を守るべくとの、猛烈な奮起を求めて、私の討論を終わります。



令和6年9月議会 市長質疑 初代門司駅遺構の現地保存について専門家との協議を求めることについて

2025年03月06日 | 枝光地域

質疑者氏名  井上しんご

質疑項目) (質疑順  1  )

  令和5年に発見された初代門司駅遺構の一部現地保存について専門家との協議を求めることについて

(質疑要旨)

 日本政府は昭和31年に「平和、平等、人権の実現の国際協力」を理念とした国連憲章を認め、国際連合に加盟した。昭和47年にはユネスコ総会で「文化・自然遺産を破壊の脅威から保護・保存するための国際的な協力体制の確立」を目標とした世界遺産条約が採択され、我が国は平成4年に締結している。

本市は平成27年に国連サミットで採択された、持続可能な社会の実現のSDGsの目標に対し、積極的に推進し、国際協力開発機構OECDから世界のモデル都市に指定されています。

本市はこれまで国連や国際機関が提唱する価値を認め、これまで環境分野を初め世界の普遍的な価値の発展に大いに貢献してきた。

昨年度、門司港複合公共施設の造成工事の最中に、明治期に作られた九州0ポイントの初代門司駅の遺構が見つかり、市内部で保存と開発の間で議論が行われた結果、遺構については文化遺産としながらも、市民の安心安全のために計画通り進めるとしている。

そこで市は、昨年度発掘された初代門司駅遺構にいて、どのように評価をしているのか尋ねる。

次に、市は遺構の一部保存は否定はしてないが、私は一部現地保存が最低限、必要不可欠と考える。この場所に、国連ユネスコの諮問機関のイコモスの専門家が価値あるとする遺構が見つかり、工事を進めることは、本市の立場を危うくし、本市が進める企業誘致など様々な施策に影響を与える可能性があると懸念する。

様々な事情があると察しますが、国連を始めとする国際社会との協力と、世界の普遍的な価値の保護と発展に、貢献してた我が国と、本市にとって、共存に向けた改善策を要請するものです。

国際機関であるイコモスの専門家と市長が誠実に協議し、何らかの折り合いがつけれるよう、今一度、市長の力を貸してもうらことをお願いするものである、以上質問します。



議員のSNSについて。北九州市議会へ一般論としてご意見が寄せられました。全会派へご案内がありましので、私の考えを述べさせて頂きます。🙇‍♀️

2025年03月06日 | 枝光地域

【市民からのご意見】

・議員のSNSを閲覧していると、個人的な内容や企業・店舗の広告が見られるが、議員の公的な役割とは異なると感じる。個人的な利益追求や広告活動を避けるべきだ。
・議員は市民の代表として、市民の利益を最優先に考え、公正な立場で政策の提案や意見の表明を行うべきだ。
・コンプライアンスの観点から、このようなSNSの使用は問題があると考える。
・市議会議員のSNSの使用において、適切なガイドラインを設けることを要望する。
・市民の信頼を回復し、市議会議員が市民の利益を最優先に考えることができる環境を整えることは、市政の健全な発展に不可欠な要素と思う。


ご案内ありがとうございます。市民の方のご意見は、もっともであると思いますし、議員個人の利益誘導(議員を語って、自身の商売や商品を購入させる)という事例があれば、問題だと思いますが、おそらくそんなことはないと思います。
市民の方のおっしゃってる点は、どこそこのラーメン屋に行って、その写真をアップする程度かと思います。
私の意見としては、それは議員個人への利益誘導ではなく、あくまで街の広報的な要素が多いかと思います。
また、ご意見の公人としてのという点ですが、議員は公人という面と、私人という面の両方があります。それは、公務員の皆さんにも当てはまることです。議会が公式に行うSNSや広報は当然、公的なものと解されるものですが、私人である議員個人が、家族のことや、食事のことをあげることは、全く問題ないと考えます。
なぜならば、SNSでの発信は、その発信の責任や評価は、発信者が直接負うものだからです。当然、メールのようにお考えになる方もおられるでしょうが、また一方で、家族や趣味など個人的なものをあげることによって、より親近感を持って、その政治家の人柄などを知ることができると考えている方もおられます。
議員は、市民の代表として、多くの私人の皆さんの声を代弁する立場です。だからこそ、その私人(市民)の代表者たるものが、どのように感じて、生活し、どんなものに感動する人物なのかを、市民が知ることができるもの、SNSの魅力でもあります。

それを受けて、どう評価をするかは個々の市民に委ねられています。当然、SNSをしない議員の方もおられます。これもまた、これでいいわけであって、SNSよりも、地域などで生で接してもらい、知ってもらうことに重きを置いている議員の方もおられます。

多様であっていい。だからこそ、多様な市民の声を反映できると考えています。ご案内いただいた市民の方のご意見は、そうお感じになるもの理解できますが、一面的でもあると感じます。

まず、議員が日々生活を送っている市民(私人)の代表であること
   議員も公的な面と、私的な面を併せ持つことに対する理解
   ③SNSでの発信の責任は公人、私人問わず議員個人が負ってるものであり、統一的な基準を作るものではないこと
   政治を行うものとして、選挙公報などでの公約や議会質問など、政策的な面では把握できない。その政治家個人の感性や、人格を理解する一つの手段でもあり、有権者である市民が政治的判断を行う参考にもなるもので、統一的な規格や規制はむしろ、有権者の知り権利を阻害する可能性があること

の理由から、このご意見はしかと受け止めますが、憲法上、法律上、同意できかねると考えます。

井上真吾


令和7年3月5日 井上しんごブログ 本会議質問してきました。少し反省💦

2025年03月06日 | 枝光地域
本会議質問を午後1時半から30分行いました。本会議質問は28歳からしてますが、やはりいつも緊張します。
準備しても仕切れないので、また用意しても、相手あってのことですから(どんな答弁かはある程度想定して)
用意した原稿が、答弁と噛み合わない可能性もあるので、私も長年の失敗の経験から、ある程度の答弁を想定して、
それに対して、頭の中で、流れを考えています。でもそれを文章で書いてしまったら、それに引っ張られて、言葉のキャッチボールが出来なくなるので、忘れないように項目だけを書くようにしています。

なので、頭に入っている質問を口から出す時に、本音トーク過ぎて、つい言葉の選択を間違えることがあります。🙇‍♀️
今回も、河内温泉再会で、6年も閉鎖されて、温泉に入ることを楽しみにされている方には時間がない。ことをいうために。

私が4年前に温泉公約を掲げたものの、4年間で実現できず、この四年という歳月はやはり長く、私も市民の皆さんも等しく歳をとります。この4年間で、少し歳を取られた方もいる。それでも温泉再開を楽しみにしとるよと、私に期待をしてくれて、私は涙が出そうになりました。4年間待たせた挙句に、未だできてない。また私は4年、8年待てというのか。

私は温泉再開の公約を達成できなかったことに、自分自身の不甲斐なさや、力のなさを悔やみ、正直悔しかったです。
私はその場で、
「お父さんあと2年待ってください。2年以内に再開できなければ、市長になってでもお父さんに温泉に入ってもらいます」
と口から言葉が出ました。

温泉を楽しみにされている方は高齢者の方も多く、時間があまりありません。4年、8年となれば、それこそ亡くなってしまいます。4年とは短いようで、やはり長いのです。私にも年配の方から、4年後は俺はおらんから、今のうちに、しっかりとしたしんご応援団を作っとくように、俺も力を貸すからと檄をいただきます。
これは大袈裟でもなく、正直な気持ちだと思うのです。

政治とはまさしく、人の命を預かっているんだと感じます。

私は、再度、この公約を守れなければ、嘘つきになってしまう。
人間として嘘つきになったことは意図せずともたくさんあります。
言ったことは、やりたいと努力してますが、できないこともあります。

私はたくさんの嘘をついてきましたが、これだけはやりたい。
できなければ、自らの敗北であり、己に力と根性がなかっただけです。
できる方に後進を譲り、私は挫折のうちに去るのみです。
私に残された時間も2年。今回の市議選ではこれだけを公約しました。

当選し、市民の皆さんからは2年間の貴重な命を頂いたと思っております。
ここでイモ引くな。最後まで頑張れと。期待しとるぞと。

「お父さんが生きてる間に、なんとしても温泉に入ってもらいたい」

または、
「今まで4年間待っていただいて、あと4年も待たせられない。
早く再開しないと、亡くなられてしまうではないか」と。

それが、「早く再開しないと、死んでしまうじゃないか」
と言ってしまいました。本意は伝わったと思いますが・・・

令和7年7年2月議会本会議質問原稿 河内温泉再開について 第一子への子育て支援について

2025年03月06日 | 本会議質問

2月議会本会議質                        九州誠真會 井上しんご

 

議場の皆様、こんにちは。九州誠真會の井上しんごです。只今より本会議質問を行います。

 

まず初めに、河内温泉あじさいの湯の再開について伺います。

先月行われた北九州市議会議員選挙で配布された私の選挙広報には、平成31年から6年間閉鎖されている市の施設である河内温泉あじさいの湯の再開を2年以内にやることを表明しました。

4年前の公約の達成が1割足らずで、2000票を減らしましたが、当選し、議会に帰ってくることが出来ました。つまり私の得票はまさに、河内温泉再開への期待票であります。

しかし、私の力だけでは不可能です。様々なネットワークのある武内市長や、中村議長を先頭に、私は下働きをしますので、ぜひお力をお貸しください。 

議長がまずは全会派と市長のお茶飲みから始めようとおっしゃいました。みんなであったかいお茶を飲んで、そして、2年後には、市長と議員みんなで、あったかい温泉に浸かりたいものです。

寒い冬に、市民の皆さんにあったかい温泉に入っていただきたい。河内温泉あじさいの湯の再開ができなければ、私は2年後にここにはおりません。100万市民の皆様に、河内で雪景色を見ながら、最高の温泉に入ってもらえるよう、市長を始め執行部の皆様のアドバイスやお知恵を頂くことを願い、質問に入ります。

 

河内貯水池が八幡製鐵所により作られてから、2年後が丁度、100周年になります。近代化産業遺産である河内貯水池100周年に向けて、地元、区役所、製鉄所で、何かしたいとの機運が生まれようとしています。おそらく市長の方にも話が行っているかと思います。

河内温泉再開がこの河内貯水池100周年の一つの記念事業となり、100周年を機に、再び多くの方にこの素晴らしい景色を見ていただき、昔は5軒ほどあった旅館ですが、100周年に向けた大きな流れの中で、河内へのホテルや旅館などの宿泊施設の誘致に繋げていける起爆剤になればと考えています。

今回の令和7年度当初予算案では、特に推進する重点テーマの一つに「観光大都市への進化」が掲げられていますが、市長にはぜひ、新たな観光ポテンシャルとしての若松北海岸に並ぶ、河内貯水池周辺の観光開発に繋げていただければと思います。

そこで、これまで市は閉鎖以降、公設民営を主として、新しい事業者を募集、又は、事業者からの提案を募ってきましたが、この6年間、再開の「さ」の字もありませんでした。こうした事業者任せの、これまでのやり方だけではうまくいきません。

私は温泉再開には、行政の責任による再開か、民間への売却か譲渡による民間の資金による再開の二つの、どちらかだと考えています。八幡東区の大蔵地区では署名活動をしようとの話も上がっています。

そこで、1点目に、市の施設として指定管理による河内温泉あじさいの湯の再開の可能性について見解を伺います。①

 

2点目に、民間への売却や譲渡による、民間の資金による再開について、市民が利用できる温浴施設を条件にした上で、民間事業者への譲渡による温泉再開の可能性について市の見解を伺います。②

 

3点目に、長らく閉鎖されていた河内の老舗旅館・樋口軒の建物が昨年取り壊されました。この場所は国指定重要文化財の南河内橋、通称「眼鏡橋」のほとりにあり、河内を代表する魅力的なエリアです。この場所へのホテル誘致について、市の見解をお聞かせください。③

 

4点目に、河内全体の観光再生については、今の公園管理課や緑政課など公園系のラインだけに任せるのは限界があると思います。もっと、観光や産業などを絡めた、横断的な、新たな魅力ある観光を促進するための部署が必要です。例えば、若松北海岸・河内の新たな観光開発を一元的に行える観光地開発課の新設など、継続的に力を入れられる体制づくりができないか、見解を伺います。④

 

次に、第1子に対する子育て支援について伺います。

本市での保育料の第二子以降の無償化が令和5年12月から始まり、子育て世代の方は助かっているかと思います。これまでの少子化対策への議論を見ると、そもそも結婚するまでの出会いの問題、そして結婚してから最初の子どもが出来るまでの問題があるかと思います。3人以上のお子さんがいるご家庭のお話を聞くと、3人でも4人でも、そんなに負担はないし、逆に一人っ子の時よりも楽かもとの意見が多かったです。

つまり最初の子どもができて子育ての楽しさを知ったり、子どもとのふれあいの時間を持てることが、次の二人目、三人目の子どもがほしいというステップにつながるのではと思います。

そこで、出会いを経て、めでたく結婚された家庭に対し、最初の子どもが出来るまでのハードルを下げる意味で、市として背中を押せる支援について検討するとともに、一子目の保育料などの負担軽減で、財政的な問題があれば国とも協議していくことについて、見解を伺います。⑤