新聞記事で今回自民党は憲法改正を中心に政策を作ったとの記事を読んで感じたこと。
為政者は、どう国民を支配するかが命題だ。どんな政権でも。なので作る法律は基本的に自分達が権力にとどまれるようにする。
なので、ある程度世論の多いものには答えざるを得ない。
また一方で、楽して、選挙を闘い、楽して税金を集め、楽して、金儲けできる世を作ろうとする。
権力が安定して暇になれば、そうする。
自分達の支援者が儲けて、応援して、当然し続ける仕組み。法律、教育、マスコミなどなど。
なのでこれに反する行為がおれば激怒する、過去のNHKの慰安婦報道のように、局長を呼び出して威嚇し、自主規制させる。
今の日本の憲法は、権利者側には邪魔な部分が多い、なので変えたい。アメリカから押しつけられたからではない、
いまの時代が合わないからではない、
自衛隊が明記されていないからではない。
アメリカべったりの政権で、別にアメリががつくってれて文句を言うことはない、
でもちがうのだ。日本の漢方は権力への縛りが多いのだ。
生存権、表現の自由、戦争しない権など
環境権などと、いうが、そんなのいらない、
個人の尊重でカバーできる。生存権でもしかりである。
ストローはプラゴミになるのでやめましょうとか憲法に書くか?キリがない。
憲法に書いてないからできないことはなく、仮に書いてなくても、やる気があるならやることができる。
また、たとえ書いてあっても、権力にやる気がなければしない。ごまかす。
生存権、書いてある。その通りすれば、ヨーロッパ以上の福祉国家だ。できてるか?しっかりやってるか。
人権の尊重書いてある。やってるか?人権的にちょっととどうなの?と言うのが多くないか?
それこそ、13条の個人の尊重、しっかりやれば、どこの国にも負けない。ナイスな国に。でも日本の人権指数や、幸福度は低い。書いててもやってない。
なぜか、個人の尊重は、権力にとって、支配にとって、根源的に都合が悪いからである。
書いててもしない、結局は政治の問題だし、この国の在り方の問題だ。
しかし、権力がしたいこと、支配に都合のいいことは書いてなくても、やろうとする、解釈を変更して。
自衛隊はほしかったので、解釈でできるようにした。
天皇の条項は、支配者がその権威を利用したかったので、拡大解釈をして、その権威を利用できるようにした。
しかし、全く書いてないことをするのは難しいし、逆のことをするのも難しい。
例えば、個人の尊重の制約、徴兵制や緊急事態宣言、憲法の手続きを経ずに法律をつくることなど。
なので、狙いはここ。
書いてしまえば、権力が長年したいことだったので、人権の制限は、表現の制限は、支配にとって都合がいいので、喜んでする。
なので、改憲には、耳あたりのいい条文もたくさん盛り込まれる。
災害対応するなどて、がんばっくれている自衛隊を明記するから、プライバシー権や環境権など、とりあえず、国民がそんなに反対しないことをミノにする。
しかし、真の狙いは自由の抑圧。支配の持続化。簡易化だ。
私達はいい加減、この支配と奴隷との関係性から抜け出ないといけない。
支配者や国家が、いい、悪いの価値判断をし、それを国民は従わせようとするやり方に。
個人の尊重とは、国家が価値判断をしないと言うことだ。この人がいいとか、悪いとか。このグループはいいとか、どうとか。
一人一人を尊重すると言うことは、それぞれ個人の考えや、生き方を、否定も肯定もしないということ。価値判断をしないのいうこと。
なので、支配と、個人の尊重は、根源的に対立する概念だけ。
だから支配者は必ず、人権条項を制限したくなる。支配者が人間的に良い人、悪い人は関係がない。支配者の本質だからだ。
だから気をつけないといけない。支配者が確認ならば、国民は支持しないかもしれない。
でも支配者が善人ならばどうだろうか。世間的に立派な人だったらどうだろうか。
完璧に我々は支配される。
まだ今の自民党さんが、良くも悪くも人間臭くて、日本は助かっている。
例えば、大阪府知事さんのような、すごいいい人が一番怖いかもしれない。人気もある。暴言は吐かない。品行方正。
彼のような立派な方が、気合入れて、支配にかかれば、持っていかれる。
世間的にいいとか、悪いとかは関係ない。
でも今の日本どうだろう。気づいた人はいないか。実は着々と、こうした良い人による、良い人の完全なる支配の準備が進んでいる。
いまSNS、ネット、マスコミで、悪人叩きが横行している。芸能人で、覚醒剤をやった人、叩く。表現の一角である作品を葬る。
セクハラしたもの、飲酒してのトラブル、女性との性的なトラブル、暴力案件など。
これらは世間的に悪だとされているものだ。
私も同類(同志?)だが、コロナ自粛中にクラブで飲酒した国会議員がマスコミや世間で叩かれた。
世間から若干外れた議員や芸能人は、過去なんぼでもいた。しかし、今はことごとく淘汰されている。世間から外れた人間が絶滅させられている。