そ の ひ ぐ ら し

その日1日を良く暮らせればよし。
スカイツリーのふもとでちびと小ちびとオットと4人暮らし。

Incredible India! インド旅行記(4)

2011-01-31 16:21:04 | travel
12月29日(水)

5時半起床。まだ真っ暗な6時、ホテルを出て歩き出す。
目的地は今回の目玉、Taj Mahal。
ホテルからは歩いて5分である。それでこの宿に決めたようなもの。

Taj Mahalのチケット売り場は早くも観光客の列ができている。
チケットカウンターはインド人用と外国人観光客用に分かれている。
驚きは値段設定。インド人はRS10(20円)、外国人観光客はRS750(1500円)!
海外旅行するような余裕があるやつは金を落としてゆけ、ということなのね・・・。
そこまで露骨だとまぁもういいかって気にもなるもんです。

さて、6時半にチケット販売が始まり、7時に開門。
と同時に夜が白々と明け始め、朝もやにかすんだTaj Mahalが見えてくる。幻想的。

建築物はなにしろひとつひとつが大きい。
そしてそのひとつひとつに、白と黒の大理石、赤土を組み合わせたり、
彫刻したところに色の綺麗な天然石(ルビーやサファイア?)を埋め込んだりして精緻な装飾を施してある。
これは気が遠くなるような時間とお金のかかる建築工事であったろうなぁ・・・
悠久のときを経てなお人々が訪れる巨大な墓。
見て回っている1時間ばかりの間にも太陽がどんどんのぼり、光の加減が変わってゆくのもまた美しい。

ひとしきりながめて歩いて一度ホテルへ戻り朝食をとる。
ホテルの屋上がレストランになっていて、そこからTaj Mahalを望むことができる。
もうひとつのホテルの決め手であった。

部屋に戻って態勢を整えてから今度はAgra Fortへ向かう。
片道30分、ひたすら歩く。
牛、馬、らくだ、いろんな動物が車をひいてゆく。もちろん人も。
Agra Fortもばかみたいにでかい。
Delhiへ遷都する前のムガル帝国の首都である。
愛妃のために莫大な資金を投じて巨大な墓を建てたことで失脚したシャー・ジャハーンは、
息子の手によりこの城に幽閉されて、愛妃の眠るTaj Mahalを眺めていたそうな・・・
しかし旅行者は気楽。
日本人旅行者の男の子としばし交流し、あぐらをかいて写真を撮り、
無邪気なインド人の子供たちと戯れるのであった。

再び30分歩いてホテル近辺まで戻り、Jonny's Placeというレストランでランチをとる。
部屋に戻り、シャワーを浴びる。
友ふたりが昼寝しているあいだ、私は成田空港で買った『ノルウェイの森』を読み進める。


夕方、友ふたりが起きだしたので、ホテルの屋上へ行って夕暮れのTajを眺めつつ、
Chaiを飲んでガールズトークに花を咲かす。
この旅がきっかけで再会した友と、初めましての友。
みんな29歳同い歳、それぞれに思うところがあって、それぞれの人生の岐路にたっている。
示唆に富む話ばかりで面白い。

日が暮れたので夕食をとりにホテルの斜向かいのレストランShankara Vegisへ入る。
カレーやターリーを食す。美味。
店員のおじさん(おにいさん?)が気さくで面白くて話し込む。
はじめは今回の旅のことなど通りいっぺんの話をしていたのだが、
そのうち旅の友1号ともちゃん(T自動車勤務)が車の話を始める。
おにいさんはどこの車が好き?やっぱりTATAなの?なんでなんで?ってな調子。
それを横で聞いているえっちゃんと私。ううむ、すばらしい自社(車)愛と情熱だなぁ。

話はさらにおにいさん自身の商売に移る。
自分たちは周囲のレストランに比べれば高めの値段設定だけれども、
値段に見合ったクオリティ(料理も、店内のクレンリネスも)を提供すれば
お客さんはちゃんと満足して帰ってくれる。
だけど旅行者相手の商売にリピーターはつかないから、口コミが命。
君たちも国に帰ったらどんな形でもいいから他の旅行者に情報提供してあげてね。
うちの店のことだけを宣伝してくれって言ってるんじゃないよ。
それが他の旅行者を助けるし、僕ら商売人のことも助けるんだ。とな。
ふむふむ。それなりに筋の通った考え方を持っている商売人じゃないか。
That was an interesting talk.
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