『イノベーションのジレンマ』という本を読んでいる。
私自身、読み始めたばかりなので趣旨を語るのもおこがましいのだが、
ほんとーうにざっくりと言うと
「実績ある企業の技術が、
新しい『安かろう悪かろう』的な技術にある日突然取って代わられる日がくる」
ことをあらゆる業界の事例で説明している本だ(そうだ)。
ふと、
マイクロ一眼レフカメラはこの事例にあてはまるだろうか、
と考えてみた。
Olympusが今年出した新しい
PENというデジタル一眼レフカメラは、
とにかく小さい。薄い。
その代わり、従来の一眼レフ(フィルム、デジタルを問わず)の大きな特徴である
ファインダーを捨てて、ライブビューだけにしたのである。
(いわゆるコンパクトデジカメと同じ形になったわけだね。)
これにパンケーキレンズでもつけてみなはれ。
コンパクトデジカメに限りなく近いサイズで、
一眼レフの画質で写真が取れちゃうのである。
(価格に関しては、従来のエントリーモデルのデジイチよりも高いくらいだから、
「安かろう」じゃないんだけどね。)
これは一部のカメラ好きにはたまらない逸品ですよ。
ただし、多くのカメラファンはまだ「ほんとに良いのー?」と、
その性能や品質を様子見しているとおもう。
ユーザが増えて、評価がはっきりしてきたり、
あるいは改良モデルが出たりするのを待ってるのである。
問題は、この先、様子見している彼らが
「もうデジイチはマイクロ一眼でいいじゃん!買お」
となるタイミングが来るのか、それはいつか、ということ。
おそらく、くるのである。
いつか、はわからない(まだ本を読破してないから)。
でも、オリンパスやパナソニックがきっとすでに改良を始めてて、
来年くらいには問題点を改善したよりよいモデルが出たりするんだろーな。
とにかく、そうなると、マイクロ一眼をまだ出していないNikonとかCanonとか、
「カメラといえばこの会社でしょ!」みたいな会社が、
もしかしたら今後落ちぶれていったりするらしいよ。本の著者によれば。
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で、何がいいたいかというと、
OlympusのPENが、もーれつにほしいんです。
出始めた瞬間から、とってもほしいんです。
喉から手も足も出ちゃって大変です。
ダブルレンズキットで、ざっと12万円。
そりゃ、手も足も出ない額じゃないけどさー。
しがない会社員ですから、月収の半分のお金を使うともなれば、
二の足くらいは踏みますよね。
冬のボーナスか、、、
来年、改良モデルが出るのを待つか、、、
あぁあ、サンタクロースいないかな。。。