午前7時起床。リビングに行くとオカンがすでに起きてちびの様子を眺めていた。おむつを替えてやる。うんち確認。一昨日の検診で保育士に指摘されて以来、突如お通じが順調になったなあ。今日は会社の復職前セミナーだ。 8時、オットを見送り、オカンに留守中のいろいろをレクチャー。といってもおむつとおしりふき、着替えのありか、ミルクの作り方、ベビーカーの使い方くらいだ。ベビーカーの広げ方と折りたたみ方に苦戦するオカン。8時半に朝の授乳。それから身支度をして、オカンにちびをよろしく頼み、9時に家を出る。ビジネスライクな場が久しぶりすぎて何着ていいかわからず、迷ってるうちにアウターのチョイスを間違えて暑い。昨日までとはうってかわって天気がいい。久々に妊婦でも子連れママでもない「ふつうのひと」として通勤時間帯の電車に乗る。こんなに殺伐としてたっけ… 本所吾妻橋から品川まで直通で30分。
会場に到着。我が社を含めた4社での異業種交流を兼ねたセミナーとあって参加人数が多い。テーブルにはすでに私以外のメンバーが揃っていて会話が始まっている。私もキャッチアップ。それにしても子育てママ同士って打ち解けるの本当に早い。具体的かつ共通したトピックがあるって強いなあ。10時、復職前セミナースタート。復職支援コンサルタントからのレクチャー、各企業のロールモデルによるパネルディスカッション、グループセッションの3部構成だ。以下、印象に残ったことを備忘録として箇条書き。
<レクチャー>
・共働き夫婦の子育てのコツはマネジメント
・ゴールを夫婦で共有する
・共感能力が高い子に育てる、というのは子育ての目標のひとつとしてありかも
・家事も思い切って外注する。
自分たちでやろうとしてストレスを抱えるより、外注してストレスフリーな状態を味わう
・こどもは関係で育む。周囲の皆がハッピーな関係にあることがこどもにも好影響
・こどもには評価なしの絶対的愛情を注ぐ。
「●●ができたからえらい」だけでなく「生まれてきてくれてありがとう」を忘れない
・こどもの"愛情のたる"は成長とともに大きくなる
・忙しくてもそのたるを満たしてあげることを心がける
・たるを満たすには一緒にいる時間の量より質!1日1回でいいからゆっくり話をしてあげる。
"こども扱い"せず、大人に話すのと同じように言葉をかける
・役割は担えば担うほど安定する。2足、3足のわらじを履くことを怖がらないで
・子育ては愛情のバトン事業。自分や周囲の大人がこどもにかけた愛情は返ってくる
<パネルディスカッション>
・家事・育児も仕事も、自分にしかわからないことをなくす
・急がば廻れ!(特に育児)大人の都合でせかすとこどもはかえってぐずったりするもの
・家に帰ったら仕事は忘れてこどものことだけ考える
・家事・育児も仕事も、頼むときは丁寧に+お礼をきちんとカタチにする
・夫婦での家事・育児の分担は常に調整し続ける。そのときどきでいちばんよい分担がある
・こどもの様子はよく観察して、保育園を休ませる&仕事を休む判断は早めに。希望的観測はNG
・夫は褒めて伸ばせ/こどもをうまく使え/新入社員を育成するつもりで指示せよ
・上司はうまく使え
参加企業の中には某航空会社もあり、パネリストとして来ていたママCAの1ヶ月のスケジュールなんか聞いてびっくりする。国際線に乗れば3日4日帰ってこられないこともざらで、その間は夫と実母に助けてもらっているという。まあ、いっそそれくらい妻を頼りようがない状況になれば、その間は夫も腹をくくってすべてやるしかないもんね。グループセッションでは、私のグループは夫との協力体制が主なトピックになった。理解があることと実際に協力してくれることとは別物だなあ、といろんな夫婦の話を聞いて思う。連絡先を交換しあって、早速後日ランチ会を開催することになった。セミナー終了後、頼まれていたのでオカンに様子伺いの電話をしてみるが出なかった。ちびにかかりきりかな。続いて我が社からの参加者で集まってランチ。前の部署で一緒だった後輩と久しぶりに再会したり、パネリストとして参加していた2年上の先輩が超ご近所と判明したりで話は尽きない。あっという間に終了予定の2時。まだ残っているメンバーもいたけれど、私はオカンを待たせている上、エアコンの不具合の件で管理会社が来ることになっているのでそそくさと失礼する。
午後3時ちょうどに帰宅。タッチの差で管理会社のおじさんがすでに来ていた。とは言え彼が修理できるわけではない。業者を手配しておいた、直接私に連絡するように伝えてある、という話のみだ。それ、うちに来る必要ないから昨日の朝イチで手配だけしてくれればよかったのでは… と言いたいのを飲み込んで、感謝の言葉を述べておく。ほどなく業者から連絡があり、今日の6時過ぎに来てくれるとのこと。はー、やっと1歩進む、とほっと一息。
で、留守中のちびの様子をオカンに聞くと、前半は朝寝で平和だったが、昼過ぎに起きてからは泣きまくったようす。抱っこがしんどくなったらしく、私が帰ったときは抱っこひもで抱っこしていたが、使い方をレクチャーしていなかったので変な使い方をしていた。複雑なつくりじゃないのだが、こういうのがとんと苦手なオカン。驚いたことにミルクを全く飲もうとしなかったらしい。そんなことは今までになかったなあ。確かにオットと私以外の人からミルクを飲ませたことはほとんどないが、3ヶ月になったばかりで一時保育に預けたときは平気なカオして飲んだのになあ。知らない人の手から食事を与えられるというのは結構ハードルが高いことだと保育園の先生から聞いたことがあるから、この1ヶ月の間にそういう警戒心が身に付いたのかもしれない。それにしたってお腹がすくでしょうに。授乳したら案の定がぶがぶ飲んでいる。
諸々落ち着いたところで、オカンを送りがてら自分の晩ごはんを調達しにオリナスへ。オットは今日も遅いのだ。お礼はきちんとカタチにすべしと今日のセミナーで聞いたので、往復の交通費+キモチのお菓子を買ってオカンに渡す。「あらあ、すいません」とオカン。こういう些細なことがお互いに気分よく頼り頼られるコツか。そういえばオットの実家で義母にちびをお願いしたときはお礼らしいお礼をなにもしていなかった。しまったな。今後はちゃんとカタチにしよう。
オカンと別れて帰宅。お風呂の準備をして待機していると、6時を少し過ぎて業者が来た。大家の知り合いで、町の小さな電器屋といった感じ。ごくごく普通のお父さん風で、うちにちびがいることを聞いていて心配してくれた。「すぐに連絡もらえたらもっと早く来れたんですけどね」と。(ほれみろ)と内心で管理会社に文句を言う。エアコン本体を開けたり、室外機を見たりして何度か試していたが復活せず、新しいものと入れ替えることになった。ただ、発注が月曜日になるため、ものが届くのが火曜日とのこと。届き次第すぐ取り付けてくれるということだが、(ほれみろ、週末を挟むはめになったじゃないか)とまたも内心で管理会社に文句。業者には素早い対応に感謝して、今日はおしまい。小さくてもちゃんとお客さんのつきそうな会社だ。重宝されるのはスキルとフットワーク。
7時、いつもよりちょっと遅くなったがお風呂にする。オットがいないので、先にちびを洗って湯船で待たせる作戦にするが、今日も泣かれる。目の前にいるのになあ。足をさわってやりながらなんとか自分を洗って湯船に入ると泣き止んだ。上がって薬を塗って寝室で寝かしつけて8時半。なんだか疲れてしまったなあ。晩ごはんを食べてだらり。11時ごろ、珍しくちびが目を覚まして泣いたので寝室へ行って添い乳で授乳する。おしりから「ぽりぽりぽり」とおならかうんちかわからない音がして、おむつをチェックするか悩んだが、ちびがすぐに寝入ってしまったのでそのまま寝かせておくことにした。午前2時、寝室からベビーベッドに運んだら目を覚ましたので、おむつを替えるとやっぱりしてた。。。もう一度授乳して寝かせる。今日は長い1日だったなあ。