そ の ひ ぐ ら し

その日1日を良く暮らせればよし。
スカイツリーのふもとでちびと小ちびとオットと4人暮らし。

【番外編】共働き世帯の家事育児分担のハナシ

2015-09-01 23:52:00 | journal
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普段は"ちび観察日記"に徹しているこのブログだけど、ひょんなことからFacebookに、家事育児分担についてまとまった文章を書いたのでこちらに再掲。いただいたコメントなどを踏まえて一部加筆しました。

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共働き子育て中の家庭における家事育児に関して、友人夫婦の夫側のFacebook投稿が炎上!面白かった(いい意味で)ので、共働き世帯の家事育児分担についてちょっと考えてみる。

まずもって共働きの家で特にこどもが小さい間、優先順位は育児>家事にならざるを得ず、家事について目指すレベル感は低めに設定せざるを得ない。具体的には、まだ判断力のないこどもが健康・安全に暮らせて、大人は最低限人間らしい暮らしができればよろしい、と私は思う。まずここでどこまで目指すか夫婦でずれてると話にならないので、目指すレベル感を合わせる。とは言えここが元々合っている夫婦なんてそうはいないと思うから、実はこのゴール設定がもっとも重要かつ難しいのかもしれない。

で、次に夫婦間の分担(外部リソース活用含め)だが、注意すべきは、家事は成果物が見える(食器洗ってある、洗濯物たたんである、部屋片付いてるなど)が、育児は成果物が分かりにくいこと。この点を見落として、妻がこどもと一緒に寝ちゃって家事をしない的な安易な発言を投稿した友人は袋叩きに遭ったのである。。。

これを考慮して夫婦間の分担を考える。我が家の場合、夫婦の勤務時間と稼ぎがほぼ同等なので、家事育児の分担も基本は均等でよいと言える。一見シンプルだが、さて、この場合の均等とは?仮に平日の育児負担が全て妻に寄ってるなら、平日の家事は全部夫でよいと私は考える(実態や実現可能性はともかく)。それぐらい、こどもがいると他のことはなにもできない。この事実を世の中の人、特に家事育児についてパートナーへの依存度の高い夫(妻)たちにはまず認識していただきたい。(このあたりの認識がないことを含め、育児の日常がどんなものかわかっていない夫たち(主に)について、私の上司(♂)はご自身への反省を込めて「バカの壁」に隔てられていると表現している。)自分は家事育児してる!と思っている人も、自分に見えないところでパートナーにかかっている負担について改めて想像力を働かせていただきたい。まして、家事やりたいのにこどもで手一杯でできてない、という状況自体からくるストレスや罪悪感を感じているパートナーに追い討ちをかけるような言葉はどうか呑み込んでいただきたい。こどもを寝かしつけてからもう1回起きて家事すればいいって、言うのは簡単だけど、いったん入ったふとんから自力で出るなんでほぼ不可能。テスト勉強の合間にちょっとひと眠り…って思って次の瞬間朝だったこと、誰にだって経験あるはず!

当の友人夫婦の家庭は夫:士業(基本午前様)、妻:会社員(時短)と勤務時間に差があるので、現状から言えば夫に平日の家事育児負担は求めにくく、多少は妻側に時間的に余裕があるにせよ、育児を全部担った上でできることは極めて限定的。夫はもうちょっと持続可能な働き方へのシフトを検討した上で、あとは毎日これだけやればよしとする!とかって夫婦で決めて、残りはふたり共通の休日に協力してやるか、稼ぎあるのだから家事代行サービスとか使ってお金で解決したっていいのだ。

これ、突き詰めていくと互いの職業に対する尊重とか、結構重たい話になるんだけど、家族ってそういうものの上に成り立つもので、それがなければ遅かれ早かれどこかで空中分解してしまうのだと思う。それから、一度決めたことがずっとベストアンサーだとは限らないから、状況に応じて変えていくことも必要。そうやって考え続ける営みこそが、家庭を維持する営みそのものなんだろう。考えることをやめたら、家庭を維持する努力をやめたのと同じなのだ。そして、こうして考えたり悩んだりできること自体、家族の健康や、こどもに恵まれたという幸せの上に成り立ってるのだ。
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