So many stars

ヴォーカル(おやすみ中)、音楽講師、トウリーダーなどなど😊❤️

イチベレさんワークショップ

2018年05月16日 | 日記・エッセイ・コラム
音楽用語で「変態」というのは、個性的で宇宙的なニュアンスのあるほめ言葉なのですが、
その変態音楽家の筆頭、来日中のエルメート・パスコアウのバンドのベーシスト、イチベレ氏のワークショップへ行ってきました。

エルメートは、即興性の高い演奏でブラジル音楽ファンのみならず、ジャズミュージシャン、現代音楽家、クラシック音楽家などなどにも長年注目され続けているミュージシャンです。

そんなエルメートバンドで数十年活動しているイチベレさん、ベースももちろん、ピアノ、パーカッション、ドラム、etcとマルチな即興の人。
ワークショップは、イチベレさんがピアノでその場でインスピレーションで奏でるモチーフから、
メロディや和声やリズムが細分化されて各パートに伝えられる。
それを覚えたり、紙に書き留めたり、録音したりいろいろな方法で参加者は身につけていく。
最終的に一つの曲になって、全員でオーケストラのようにアンサンブルするというワークショップでした。

ピアノ、他の鍵盤楽器、弦楽器、管楽器、ドラム、パーカッション、ギター、ベース、ヴォーカル、総勢20~30人くらいだったと思う。
参加者のみなさんテクニックも音楽性も水準の高い方ばかりで、イチベレさんからも参加ミュージシャンからもエネルギーいっぱいもらいました。
ヴォーカルは4名。ジャズシンガーとブラジル音楽のカントーラ。
近くにはベース隊とギター隊がいて、その音色がまた素晴らしくてキレキレでうっとり。
イチベレさんが作るベースラインめちゃくちゃかっこいい。
リズムもものすごくトリッキーで難しかった。
ヴォーカルにはいろんなメロディが与えられるんだけど、覚えたつもりでもお昼ご飯を食べるときれいに忘れていたりして。。。なんでだろう?

今でもワークショップのこと思い出すとニコニコしちゃいます。
まさに「万人が参加する音楽」でした。
イチベレさんは自由にインスピレーションで音楽を作るけれど、どれも音楽理論に落とし込んで明確に説明できるものばかりで、
そうか、理論の勉強や、知識や、テクニックはこんな風に自由になるためのものなんだ!と思いました。
世界には次元の違う音楽家がいっぱいいるんだなぁ。
音楽理論も、発声も、サンバも、ピアノも、音楽史ももっと学びたくてたまらなくなりました。

それから、久しぶりに大勢のアンサンブルを経験して、「役割」というものを実感できました。
譜面があるときも、この譜面がない音楽の感覚思い出していこう。
創造のエネルギーは世界を変えるね!

帰り道、かねてからねらっていましたnailsincを。
わぁい。ピンク。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。