身も心も

きれいなもので満ちる感じ。
初めていただいた普茶料理でした。
中国から伝わった精進料理の一つの流れなのだそうです。
精進料理というとストイックなイメージですが、普茶料理はお豆腐や野菜や植物油をたくさん使った五感に響く幸せなお食事。心身に栄養いただきました。

ちょっと早めに着いてしまい美しくお花が生けられた和室に案内していただき、(知らずにどっかり上座に座っていたらいけないなと思って)お店の方に「この場合、上座ってどちらなんでしょうか」と聞きましたら、やんわり「どちらということもないんですよ」と教えてくださいました。
後で調べたら、普茶料理は
「飲食平等の趣旨を持ち、食そのものを楽しみます。普茶料理の基本形式は他の精進料理とは違い、銘々膳ではなく、席に上下の隔てもなく....」
とありました。
このお料理の幸せ感はここから来ているんだと分かりました！

偶然にも、今日はお誘いくださったマダムの亡くなられた御主人のお誕生日だそうで、お料理を通して五感が自由に研ぎ澄まされるこの席に(そしてなんだか第六感も開いてきそうな)まさに一緒にいらっしゃるのではないかと思いました。

とっても感動したので一部写真撮らせていただいちゃいました。

細かく丁寧なお仕事。


美味しい胡麻豆腐。


お豆腐を鰻に見立てた鰻豆腐。


椎茸をアワビに見立てた冬瓜の煮物。


リアル精進揚げ。

メニューはあんまり漢字が読めなかったんですが。


明日から丁寧に生きられそうな気がしてきます🍀