So many stars

ヴォーカル(おやすみ中)、音楽講師、トウリーダーなどなど😊❤️

引越し前々日

2020年12月12日 | 日記・エッセイ・コラム

の夜なのですが、まだ段ボール一個しか詰めてない。。。泣

いらないものを捨ててから段ボール詰と思っていたら、いらないものを選別して捨てるだけで時間がかかってしまいました。
でも、今日は燃えるゴミの日で管理人さんもいらしてたので、管理人さんにご挨拶とお礼だけはできました。

今更ながら気づいたもの。
ベランダのプランターの土。。。。
あんまりベランダに出ないので存在自体をうっかりしてました。うわー。
土は、自治体のゴミには出せないということで、すごく困ってやっと見つかった業者さんを予約したのですが、
そんなことをご近所のカフェのご家族に話したら(こちらのカフェにもお礼とご挨拶兼ねて)、
「うちの庭に持ってきていいですよ」と言ってくださり。
でもあんまりいい土じゃないし量も結構あるのでとお気持ちだけありがたく受け取り、そこまでは甘えられないなぁとお断りしたのですが、
「全く構わないからうちの庭にどうぞ。何なら台車で取りに行きますよ」なんて言ってくださるので、最後の最後にまでお世話になってしまいました。

こちらのカフェは、駅前でごきょうだい3人でカフェとオートクチュールのお店をなさっていて、
入り口は別れていますが中がつながっているので、コロナになる前はカフェに寄った帰りに、隣のオートクチュールのお店を買わずとも目の保養によくのぞかせて頂いてました。

土はこの子たちです。

業者さんからは1万5千円という見積もりが出ていたので、その分浮いたのでせめてものお礼にと
前々から考えていたのですが、来年か再来年には演奏を再開するために記念に衣装を作ってもらおうと相談に。

オートクチュールと言っても、予算内で何とか作っていただけるので、
今回2回目なのですが、前回は大きな舞台の時の衣装をデパートで買うより少ない予算でシルクで作っていただいたのです。

今回もしょぼい予算に嫌な顔一つせずに生地選びをしてくださって、その場でパパパっとデザイン画を描かれていました。
生地もヨーロッパで買ってきたというものばかりで、お洒落でうっとりするような肌触りのものばかり。
シャネル、プラダ、ウンガロ、などなどのブランドと同じ生地というのもかなり置いていて、
オードリー・ペプバーンのようなエレガントな洋服たちには見るだけでワクワクしてしまいます。
いろんな作品を見せていただいて、袖も通させてもらって、クラシカルなデザインの洋服たちを見ていると脳内が幸せなイマジネーションで溢れかえります。
コロナになってから全然こちらのアトリエには来ていなかったのですが、半年以上ぶりに洋服を見せて頂いてテンション上がる。(お客さんも減ったようですが、それでも作り続けてウインドーにいつも新作が飾ってありました。)

衣食住を丁寧に、きちんとお金もかけることは本当に心を豊かにするんだなと実感しました。
先月、ある方に日本橋の懐石の本当に美味しいお店に連れて行っていただいて、季節のお料理を季節の器で、仕込みに手間暇かかっているんだろうなぁと明らかにわかるお料理をいただいた時にも、同じようにとても感動しました。
周りの方々のおかげで、人間ってただ働いてお腹を満たして1日1日過ごしている存在でいてはいけないんだなと、心を豊かにしたいという気持ちになります。

でも、このご時世ですからのんきなことばかりも言っていられないし、
カフェの方も以前はお酒も飲めてよく訪れていましたが、今は夜はテイクアウトだけになってしまって大変な時にもかかわらず、材料も手間暇も変わらず丁寧で、お店のみなさんから徹底的に美を追求する姿勢を学んでいます。


贅沢できない生活になると、真っ先に切り詰められてしまう部分を生業としている方々は、本当に今大変な時だと思います。
でも、今日こちらのVogueさんに来て、あらためてまだまだ消してはならないし頑張っていく時だと励まされました。


周りの音楽家の先輩方も同じく、どんなに仕事が減っても、諦めずに淡々と音楽を磨き続けながら過ごしている人ばかりです。
心から尊敬しているし、そういう姿を見せてもらって感謝しかないなぁと思います。


カフェのお姉さんが作るプリン。優しくて本当に美味しいです。

あぁぁ明日は徹夜になるかも。。。(弱気)


壁完成!

2020年12月08日 | 日記・エッセイ・コラム
あと1週間しかないので、なんとか完成させねばと、がんばりました。


でけた。
もうぐったりぼろぼろ。

6畳くらいの部屋とお手洗いで全部で24キロの漆喰を使いました。すでに練ってある状態のものなので、届いてから10日くらいで使わないといけないということにもお尻を叩いてもらった感じ。

この壁にピンクのバラを飾ったら素敵だわー。




かわいらしいカードにほっこり♥️
2020年、いろいろあったけどもうクリスマスですね。



あきない世博金と銀 9巻

2020年12月03日 | 日記・エッセイ・コラム

江戸時代、呉服太物商の女性店主である幸が、その聡明さと天性の商売の力でお店を切り盛りしていくという高田郁さんの小説で、
ある方から1巻いただいて読んだのが、半年✖️9だから4〜5年前ということになるでしょうか。(早い!)
それ以降毎回半年ごとにその方からいただいて読んでいて、
主人公の幸の周りで起きる良いことも悪いこともドキドキハラハラしながら楽しみに読んでいます。ありがとうございます!

9巻の淵泉篇では幸の周りでは大きな痛手続きで、気丈な幸も表には出さずとも失意と苦悩のどん底に突き落とされてしまいます。

そんななかでも歌舞伎役者の富士五郎の言葉。
「ーーー歌舞伎や芝居、人形浄瑠璃、それに浮世草子などは、生死が左右される状況になってしまえば、人から顧みられることがない」
「それでも、誰に強いられたわけでもない、己で選んだ道なのです。ただ邁進するしかありません。悪いことばかりが永遠に続くわけではないのですから。」

江戸の麻疹禍、現代のコロナ禍同じですが、
なんとも力づけられる言葉でした。

力づけられる言葉といえば、、
昨日美容院へ髪をカットしに行った帰り、雑居ビルのエレベーターに乗っていたら途中で20代くらいの若者の男性二人が大きな荷物を持って乗ってきたので、1Fで降りる時にドアを押さえていたら、その若者のうちの一人が
「お姉さん、先にどうぞ」
って言ってくれて感動しました。
お姉さんついついにこにこ。
いたわられてる感ハンパない。
最近の若い人はほんとに感性が素敵。
言葉って大事。
と、あらためて自分も反省です。