染物屋生活

神奈川県の住宅地(でも片田舎)の染物屋日記と、電気代が月1500円(原発反対なので)の節約生活を紹介「染め吉」と言います

今年の半夏生は何を食べる?その2

2015-06-24 19:12:00 | 年中行事
香川県坂出市の友人(70代)から、また手紙がきた。いわく、

「ハンゲのハゲ団子」は、私が子供のころは楽しみでしたが、最近の子供(大人も)は、美味や洋菓子に慣れていて、食べないから作りません。
 「ハンゲにたこを食う話」ですが、「たこの足のように田植えした苗が根を張り成長を願う話」は一般的だと思っていました。(神奈川県の私は、まったくこれを聞かないで育った)
昭和11年発行の「(香川県坂出市内の)金山村誌」の作業歌に「おもひそろへて田植をすまし、たこのさんばい待つわいな」がありました。「麦わらだこ」といって、田植頃のたこは、やわらかくて美味しいのです。昔からたこは疲労回復の薬だと言われています。「田植づかれにたこを食べた古老の話」と聞きました。いろいろあって面白い。

なお、井戸に落ちたものをとる道具を「かみなりさま」といいます。かみなりさまはいかり型が多い。香川県ではハサミ型が一般的です。いかり型は、大きいもの、つるべなどは、ひっかけて取ることは可能ですが、小物の場合は、きかないと思います、とのこと。

「なんでかみなりさまっていうのかなあ」という彼女に、「大津絵」で、太鼓を落とした雷が、雲の上から、いかりでものを拾おうとするのがある。あれじゃないか、という話をしたのだった。
写真は、弘明寺商店街の、スナックのランチ。昼だけやっているのだ。安くてうまい。

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