京急汐入駅を降りた広場に、大きな薬屋さん(HAC)がみえる。
その角に、「石」がお祀りしてあるのだ。ちゃんと、店に使ってあるのと同じ石材で縁取りがしてある。
そばに腰掛けることもできるが「大事な石なので腰掛けたりしないように。この店ができる前からここにあった石だから」といわれていると、店の人が教えてくれた。
おおー。
銘もない。目立った彫刻もない。ただの楕円形の石だ。
私は、「力石」じゃないか、と思った。30キログラムとか、50キロとか、80キロとかの重さで、持ち上げられるかを競うのだ。
昔だから、何貫目、だな。重さが彫ってある石も見たことがある。
本当のことは分からないのだが、「店より前にあったからお祀りしておく」という態度、こういうのもあっていいかも。