染物屋生活

神奈川県の住宅地(でも片田舎)の染物屋日記と、電気代が月1500円(原発反対なので)の節約生活を紹介「染め吉」と言います

がんづき再び

2015-05-23 01:54:24 | 料理
がんづきの作り方が、「聞き書宮城県の食事」(農山漁村文化協会、1990年刊)という本に乗っていた。「うどん粉を茶わんに3,4杯、玉砂糖は茶わんに1杯とし、これを水でどろどろに溶く。」これをせいろに布巾を敷いた上に流しいれ、蒸す。ごまと刻みぐるみをたっぷり散らすとうまい。どぶろくを絞ったあとの酒粕でもあれば入れるとうまい、とある。卵とか、牛乳とか、炭酸はなし。後で入れるようになったのだろう。

大槌町、がんづきの作り方

2015-05-13 22:56:20 | 料理
知人のAさんは、料理が上手。蒸しパンのような「がんづき」というお菓子が上手。昨年、料理法を教えてもらったのだが、私とMは、まったくの無能で、チャレンジしないまま一年が過ぎてしまったのだ。きゃー。今年、恥ずかしかったが、もう一回作り方を教えてもらった。
小麦粉300グラム。(薄力粉ですね)、「たま砂糖(黒砂糖の粉になったものでした)」300グラム。卵2個。牛乳カップ1杯。「炭酸(重曹)」軽量スプーンの大、すりきり1杯。酢カップ半分弱。材料を順番に入れていき、最後に酢をいれてまぜあわせる。炭酸と酢が反応して、ふっとうするようになる。クッキーの缶など平たい丸いものに入れて、蒸し器で蒸す。蒸すとき、上に、ごまや、クルミの砕いたものを乗せる。ガスの火を付けて、ゆっくりとろ火で40分蒸す。箸を刺して、先に生のタネがついてこなければ、出来上がり。

今年は絶対に作らねば。油の多い、とろっとした味を、「くるみっと」というのだそうだ。ごまや、クルミのはいったお菓子は、小石商店でも、いろいろ売っていた。がんづきも。ただ、Aさんの料理はおいしい。野菜に塩をつけて一夜漬けにしたものでも、おいしいのだ。

大槌町のうまいもの

2015-05-13 22:24:40 | 料理
岩手県大槌町の、大ケ口(おおがぐち)にいる、知人のAさんに会いに行った。この知人は料理がうまい。岩手のお菓子「がんづき(雁月とかくとか)」を作って、待っていてくれた。煮物は、大槌のマスト(モール)の小石商店で買っていった。(団子や餅も、自分たちの土産にしこたま買った。)Aさんは、まつたけごはんのおにぎりを出してくれたのである!!!去年の秋に大槌で出たまつたけを、冷凍しておいたんだそうだ。岩手の野生キノコは、放射能がでるんじゃなかったか?私の頭ははげしく回転したが、結局、黙っておにぎりをいただいた。ここに来る前「あーら、私なんか、マツタケを大槌から昨年山ほど送ってもらったもんね」といっていた関東の友達がいた。「えーっ、危ないんじゃない?」と言ってしまったね。マツタケは、おいしかった。香りもよかった。帰ってから、岩手日報に出た「放射性物質情報」(2012年10月13日)を見た。山田町産マツタケ28ベクレル(1キログラムに対し)、岩泉町産6ベクレル、田野畑村産8.6ベクレル。住田町産ナラタケ56ベクレル。盛岡産ハナイグチ47ベクレル。ちょっと離れた一関は、放射能の汚染があり、このころ野生キノコの出荷は禁止だった。一関産ホウキタケ1400ベクレル。陸前高田産アミタケ1900ベクレルだったのだ。山林の放射能汚染は、なかなか除去できないという。木を全部切ってしまうわけにいかないので、除染できないし。

今年のはんげしょうは何を食べる?

2015-05-13 21:55:59 | 年中行事
今年の半夏生は7月2日だそうだ。今日か昨日の、NHKラジオ『旅するラジオ」で、福井県の人が、半夏生には焼いた塩サバを食べるのを広めたい、といっていた。やるなあ。この十数年、神奈川県のスーパーでは、「半夏生のたこ」といって、私たちは「たこ」を食べてきた。この数年、たこのぶつぎりをからあげにしたのが、この日だけ出る。それをスーパーで買うのだ。「半夏生」なんてことばは、大学の民俗学の講座で聞いただけなのに、なんとこのごろでは暦やスーパーのちらしに出てくる出てくる。楽しくて笑える。香川県坂出市王越町の友人(70代)が、手紙をくれたのが出てきた。

「半夏生のたこ」は香川県内では最近の話で、昔(明治から大正かな)は田植え(手植えだった)が終わったら、「はんげのはげだんご」を食べm一日農作業を休むのが、楽しみであった。「はげだんご」は、小麦粉を練って蒸したもので、中にあんこを入れた。とのことです。この友人は「せんばこき?使ったわよお」という貴重なひとだ。若いとき、道の向こうから婿にきた夫が「餅にあんこが入っていないじゃないか!」といったそうだ。それから毎年、あんこ入りのお餅の入ったお雑煮を作ることになってしまったとか。ネットでみたら、香川では半夏生にうどんを食べることになったらしい。香川は多様だ!

写真はこの前古道具屋で買った、よごれによごれたまねきねこ。あまりによごれかたがすてきなので。

「さんてつ」のおもてなし

2015-05-06 23:01:44 | 旅行
さんてつのサービスはすごい。釜石の液のところに、「ここまで津波の水がきました」という赤い文字がある。一緒に行ったMちゃんの腰のあたりだ。Mちゃんは大柄なので、けっこう高いところまでみうが来たとわかる。釜石のほかの場所には、どこにもこのようなしるしが見つからなかった。とても知りたかったことなのに。観光客へのサービスを感じた。車両にも、「クウェート国からのご支援に感謝します」と、アラビア語、英語、日本語の順で書いてあるのだ。かっこいい!「さんてつ」の復興に援助をもらったんだ。それをこういう形で書いいているのが、かっこいい。