「お金をかけないと遊べないものかな?」ときくと、
「今はお金をかけないと、何もできないよ」
「昔はお金をかけなかった。お金、なかったし。でも今は、お金がないと、楽しめないよ」
と、70代の人に言われた。
昭和30年代、40年代の、私の子供時代の遊び。お金をかけないで親が遊んでくれたことは何だろう?
うちでゴミを燃す。焚き火をする。サツマイモを焼く。ジャガイモでもうまい。
飯盒で飯を炊く。たぶん、父が戦争から持って帰ってきたもの。2個あった。狭い庭で、火を焚いて飯盒炊さんした。忘れない。
一斗缶を地面に埋めて、サバの燻製を作った。
海辺を歩く。いろんなものを拾った。
うちに帰って、拾ったものを図鑑で調べる。貝とか魚とか植物とか石とか。
平たい石を投げて、水切りをした。
釣り。竹竿とおもりど釣り針、てぐすがあればいい。アサリを掘ってエサにして、ハゼを釣った。
近所のばあちゃんに連れられて、近くの野山歩き。季節季節の。梅を見たり。
年中行事で、うちから近い寺や神社などでやるものには、このばあちゃんは連れて行ってくれた。
庭にまく花の種も、買うものでなく、友人に分けてもらうものだった。ばあちゃんが、そうやって、ホウセンカやフウセンカズラなどの種をもらってきた。
写真はホウセンカ。
もう一枚は、昔のみかん箱。静岡県藤枝市のだ。富士山の絵がついている。
今、やっていて、お金のかからないもの。
本やマンガの貸し借りだなあ。
あとは、考え中。
ブログを読んでいて、あの頃のほうが色々な意味で豊かだったのかも・・・と思えてきました。
かゆい所に手が届くような生活って便利だけどつまらないのかなぁ・・・。