のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2022.04.09のお稽古

2022-04-10 21:00:03 | 茶道
昨日も今日も夏日だそうで、透木釜の稽古にはドンピシャの陽気です。
着物も袷では暑いので、俗に言う「うそつき」という襦袢を着ます。
お弟子さんも、和服を楽しんでお稽古に来てくれるので、嬉しく思っています。

待合の短冊は「軽燕受風斜」(軽燕は風を受けて斜めなり)
「遠鷗浮水静」(遠鷗は水に浮かんで静かに)に続きます。
杜甫(春帰)の一節で、遠くのカモメは静かに水にただよい、ひらひらと舞うツバメは春の風を受けながらも力強く飛び交う。

床 「開口笑」 友人の網代硯洋氏の書です。
春の季語、山笑う、にちなんで掛けてみました。

花 華鬘草(けまんそう)
花入 竹一重切
丸香台
床柱には、山吹・春壽菊・馬酔木(あせび)

余った花を玄関に
白山吹・春壽菊・白雪芥子・蔓日日草・木賊(とくさ)
この暖かさで、茶花が一気に咲きだしました。

四カ伝のお稽古なので、菓子を三種縁高に用意しました。
練り切り(野遊び)・吹雪饅頭・キウイフルーツです。

桜地紋透き木釜(木村宗哉作)

流し点です。
流し点は、特に親しい少人数(または一人)の客と語り合いながら茶を点てるといった、ごく打ち解けたものです。
自服のしかたを学びます。
水指・御本手
薄器・椛細工
茶杓・桜材
茶碗・仁清写し山桜

唐物・入子点(I)
台天目・流し点(O)
盆点・続き薄茶(H)
薄茶運び・薄茶棚点前(Y)

炉の季節も残りわずかです。