待合の短冊
「軽燕受風斜」(けいえん かぜをうけて ななめなり)
三月の釣釜が終わり、2週間お休みでした。
その間に桜は満開を迎え、散ってしまいました。
夏日を観測したかと思うと、寒の戻りがあったり春雷に見舞われたり。
体調を崩す人も多いようです。
花 射干(しゃが)
花入 唐銅の鶴首
薄板 矢筈板
少ない花の中からKさんが選んだのがこれです。
残った花を稽古が終わってから掛花入れに入れてみました。
小手鞠・春壽菊・山吹草・卯の花・蔓日日草・立浪草
茶花は陽気に誘われたようで、一斉に咲き始め春雷で散っていきます。
今月は透き木釜です。
気候が温暖になって、炉中の炭がみえるのが少々暑くなった頃の短期間におこないます。
桜紋透き木釜(木村宗哉)
透き木 宗旦好み桐材。
他に利休好みは朴、竺叟好みは桜、圓能斎好みは梅となっています。
初炭手前(O)
香合 周茂叔(型物香合番付、西二段目)
羽根 島梟
灰器 信楽
主菓子 金団(野遊び)
濃茶 大津袋(I)
内隅狙いです。
茶筅荘(濃茶)・流し点(K)(写真無し)
続き薄茶(I)
干菓子 桜えびの舞(Oさんのお土産)・松露
瀬戸の肩付き・茶杓(不休斎写し)・仕覆(望月間道)・雪月花棗(土居義峰作)
風炉の透き木釜は酷暑の時期におこないます。