車へ戻るまでの間に、「ハクサンカメバヒキオコシ」のことなど忘れていました。
そして再び、車窓から見える森の樹木を眺めながら車を走らせました。ミズキが花を咲かせ、サワグルミの果穂がよく目立ちます。
と言うことで、「ハクサンカメバヒキオコシ」の事件性に気づくこともなく、私は旅を続けました。
そして帰宅後、ブログ「好奇心の植物観察」に記したように、この植物が「ハクサンカメバヒキオコシ」であるならば、分布域を外れる可能性に気づき、秋の開花期を待って、仏ヶ浦の再訪を決意したのです。
詳細は後で記すつもりですが、実際に私は、10月1日から4日にかけて、東京から車を走らせ、仏ヶ浦で「ハクサンカメバヒキオコシ」の真偽確認作業を行いました。
しかし、その結果を今書くと、楽しみが半減しますので、ないしょ、内緒です。
あれ! 誰かがブ~って言ってますが、最近私は耳が遠くなったので、自分に都合の悪いことは、聞こえません。
でも、ここまで書けば、察しの良い方は、もうお分かりですよね。
仏ヶ浦の駐車場を出発し、国道338号を10㎞ほど走ると、県道253との分岐点から先が全面通行止めになっていました。
下北半島西海岸の全風景を見たかったのですが、とても残念です。
県道253に入って、2~3㎞走ると、湖が見えてきました。
かわうち湖のようです。
湖の水辺が赤茶色の土壁で縁取られていますので、明らかに人造湖です。
湖岸の道の駅でトイレタイムをとりましたが、駐車場の植え込みでヤマボウシが花を咲かせていました。
東京では5月中旬ごろに花を見ますので1か月以上も季節が遅いようです。
県道253から県道46を抜け、川内町で海岸沿いの国道338に戻りました。
当初の予定は、むつ市中心部まで国道338号を走るつもりだったので、通行止め区間を少しでも見ておきたくて、脇野沢まで戻ることにしました。
陸奥湾の波打ち際に沿って、下北半島の南西端の町を目指しました。
道路脇の護岸壁が低いのは、海が穏やかな証です。
蠣崎(かきざき)という地区を走り、地区案内図に気付いて車を停めました。
どうやらこの辺りにお城(蠣崎城:錦帯城)があったようです。
そして蠣崎は、渡島半島で覇権を握った松前氏こと蠣崎氏発祥の地なのだそうです。
それにしてもま~、そんな検索作業ばかり続けるので、記事がなかなか前に進みません。
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