goo

シンガポール モスクの町

2011-02-26 22:24:12 | マレー半島 花の旅

 ドリアンのスイーツを味わってから、今度はビーチ・ロードを北東へ、サルタン・モスクの南側へと向かいました。

 既に20時半にもなろうという頃だったので、歩道に並べた飲食店のテーブルでは、若い人達が賑やかな晩餐の真っ最中です。

 

                        

                 

 

 大きな通りを越えて、更に200メートル程も歩くと、先程と少し雰囲気が異なる街に入りました。

 宝飾品や絨毯を展示した店が並びます。

 

  

 

 サルタン・モスクの周辺には、コーランらしきものが拡声器で響いていたのですが、私が正面に立つ間際にそれも止んで、後はライトアップされたモスクが只々闇夜に照らしだされているばかりでした。

 

 

 

 モスクからもう一度、南へ伸びる路を進むと、歩道にテーブルを並べて食事を提供している店が見えます。テーブルではお客さん達が皆、水煙草を嗜んでいました。物珍しくて、私は初めのうちはその様子を、失礼にならない程度に観察していたのですが、意を決して、水煙草を嗜む一人の男性に写真を撮らせて欲しいとお願いしてみました。

 テーブルの男性は気さくに頷くと、ポーズをとってくれました。

 

 

 

 さて、このアラブ・ストリートで、この日にシンガポールで見ておきたかった、ほぼ全ての場所へ足を運んだことになります。時計の針は既に、21時を廻っていました。

 満ち足りた思いで、頻繁にバスが行き来する大きな路へ出ると、ホテルの方角へ向かうバスに、適当に乗り込みました。

 バスは10分ほどで、あの見慣れたカラン駅前を通過して、右に曲がりましたので、次ぎのバス停でバスを降りると、真直ぐに、昨晩食事をした店へ向かいました。

 

 

 今夜も昨日と同じテーブルへ座り、既に顔を覚えた親父さんと、目と目の会話でビールをたのみ、豆腐のような料理と野菜炒めを注文して、気分も満腹な、シンガポール二日目の、永くて充実した旅の一日を終えることに致しました。 

 

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

   他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール やっとドリアン

2011-02-26 22:17:35 | マレー半島 花の旅

 シンガポール海峡に浮かぶ無数の船を見て、経済産業の現実を思いだし、浮かれた頭がちょっと覚めて、再びバスに乗り込みました。

 今度も適当な場所で降りようと、外を眺めていましたが、途中で、あれれ、何だかこのバス戻ってる、と気付いた時は後の祭り。結局30分後に再び、マクドナルドの前でバスを降りる羽目となりました。

 バス停で路線図を見ると、此処では唯一、411番のバスが循環運転をしているようです。

 昨年マカオで、意図せずに島を一周したのと同じことをまたやってしまいました。

 出張中ですと自己嫌悪に嵌るところですが、遊びの旅ですから全く反省らしきものはありません。しかし、流石にもう一回、同じコースを回るのは嫌なので、今度はバスに乗るとき、運転手に「MRTに乗りたいので、何処のバス停で降りたら良いか教えてくれ」と頼みました。

 最初のバスに乗る時、外を見てれば見当が付くだろうと、高をくくったのが間違いでした。

 皆さん、東海岸でバスに乗ったら、ダコタ駅前で降りて下さいね。

 そうでないと時間の無駄になりますよ。

 と言う訳で、MRTの循環線から東西線に乗り継いでブギス駅へと向かいました。

 

 

 ブギス駅を降りた後、ブギス・ストリートに迷い込んでしまったようです。

 しかし、この通りがすごい。まるで正月の浅草寺の仲見世状態です、大阪なら道頓堀界隈のイメージでしょうか。人人人でびっしり。

 後でガイドブックで確認すると、この通りは「オカマ、それもとびきりの美人のオカマ達が、バーでお客の相手をするような所だった。しかし、現在はその様な雰囲気は一掃され、健全な街となっている」のだそうです。

 

 

 お土産品、飲食店等等、種々雑多な品々と店が並んでいます。

 

                            

                 

 

 雑踏の熱気を存分に感じてから、この街へ来た本来の目的地である、リャン・シア・ストリートへ向かいました。

 

 

 

 この通りは有名なレストラン街なのだそうです。

 レストランの看板にBird's nestとあるのは多分燕の巣のことだと思います。

 しかし、何時もの様に、一人で気兼ねなく入れそうな店が見つかりません。

 が、プラプラ歩くうちに「Durian pomelo sago」と記載したスイーツの写真を掲げた店を見つけました。

 先程にドリアンシューを食べそこなっていますので、こんどこそチャレンジです。

 

 

                 

 

 うーん、しかし、そうですね~。

 「とっても美味い」と記載する程の味ではないですね。

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

   他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール 東海岸通り

2011-02-26 22:08:06 | マレー半島 花の旅

 たった一つのアイスクリームが私を贅沢な気分にしてくれたお陰で、私は再び次を目指す元気を回復しました。

 歩き始めた最初のバス停で、適当に、やって来たバスに乗り込みます。

 バスの窓から方角を見定め、思惑と反対方向にバスが曲がった所で下車し、更にバスを乗り継ぎました。

 バスを降り、次のバス停を探す間の路の横で、名も知らぬ樹々が枝を広げて豊かな木陰を提供しています。

 何時でも何処でも緑は人を癒してくれます。

 樹々には名も知らぬ花が咲いていました。

 

 

 やって来たのは、イースト・コースト・パークです。

 バスの窓からマクドナルドが見えたのを目印にバスを降りました。

 

 

 ガイドブックに、この辺りはアメリカ西海岸を思わせる光景が広がっていると記載されています。

 確かに、マクドナルドをはじめ、それらしいお膳立てが揃っていて、ローラーブレードを楽しむ人の姿も見かけました。

 シーフードレストランも多く、美味しい蟹を食べさせる店もあるそうです。

 此処にも日本料理の店を見つけました。

 私は海外では極力、その土地の料理を食べるようにしていますので、日本料理店に入るつもりはありませんが、それでもつい気になります。

 

 

 

 砂浜の横はシンガポール海峡です。

 目と鼻の先に無数の船が停泊していました。

 そうか、うっかり忘れていましたが、ここは日本と中東を繋ぐ、海の道の大事な関門だったのです。

 

 

 私はこの時再び、上海の運河を前にして、水路が富と文化を運んでいたのだと認識したことを思い出していました。

 そして更には、迂闊にも、この時はまだ、日本人が数十年前にこの地で血を流したことをも十分には認識していなかったのです。

 そうです、旅はまるで、おじさんの修学旅行みたいなものなのかもしれません。

 

 今、ブログを書きながら、写真を見返し、熱帯の午後の陽射しを受けて、黙って咲いていたヘリコニアを好ましく感じていたことを思い出しています。

 

 

 それにしても、穏やかで平和な風景が広がっていました。

 海峡に浮かぶ無数の船を背景に、家族連れがテントで寛ぎ、アラブ系のご婦人達が椰子の木陰でお喋りに興じていました。

 

 

                

 

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

   他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール 絶品チョコ

2011-02-26 21:46:08 | マレー半島 花の旅

 マレー村での刺激的な体験を終えて、私は再び「地球の○○」と銘打ったガイドブックを片手に、南東方向へ歩き始めました。

 今、こうしてブログを書いていても、私の様な旅のスタイルにはぴったりのガイドブックだったなと、改めて認識しています。

 

                                  

                  

 

 歩き出したジョー・チャット・ロードは、マレーと中国とヨーロッパが融合したプラナカン文化が息づく数少ないエリアだそうです。

 周囲は高級住宅地で、雰囲気も静かで落ち着いています。

 所々のお店の看板には「Karaoke」の記載がありました。

 カラオケは、もうすっかり地球語になっているんですね。

 大きな柱時計を置いた骨董屋の店先で、ご主人が何やら修理作業をしていました。

 店主と目が合うと微笑みが帰ってきます。

 

 關帝宮と表記された中華様式の建築物が見えたりします。

 まるでマカオにでも迷い込んだような町並みが続きます。

 

 

                      

 

 右足はまだ痛みますが、好奇心が私を歩き続けさせます。

 やがて、路はクーン・セン・ロードに出ました。

 この辺りに、ドリアン果肉100%のクリームの入ったシューで評判「プテリ・マス」という店があるはずです。

 店は簡単に見つけることができて、内に入ってみましたが、

 

 ああ、残念。売り切れていました。

 仕方なく、諦めて数メートル程も歩きますと、交差点の角にある店に、客が頻繁に出入りしています。

 看板にオウフリー・チョコレート店と表示していました。 

 正直、私は辛党なので、ちょっと迷いましたが、店構えが気になったので入ってみることにしました。

 店内の黒板にメニューが表示されていました。

 

 

                      

 

 私はメニューの中からヘイ・アイス・クリームを注文し、店員に店内で食べられるかを確認してから、店内を見渡せるカウンターに座りました。

 

 

 店内は女子店員の衣服も含め、白で統一されていています。

 チョコのブラウンのイメージを際立たせる、木目細やかな演出がとってもお洒落です。

 内装にこれだけ神経を使う店が不味いはずはありません。

 

 

 30度を超える、暑い街を歩いて来た後のチョコアイス。

 本物である証の、遠くかすかに苦味が効いたチョコアイスは、透明なグリーンのスプーンが、口に程良い量を運んでくれて、冷たさ、甘さ、苦味のハーモニーが、うーん、絶品でした。

 

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

   他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール 不可思議

2011-02-26 20:46:35 | マレー半島 花の旅

 思いがけなく優雅で素朴な民族舞踊を鑑賞するチャンスを得ることができました。

 しかも、日本に伝わる民族芸能と似た雰囲気に、すっかり寛いだ気分となり、次に準備を始めた男性陣の様子を見守っていました。

 暫くすると、大学生程の年齢の男子が6人、黒の上下に赤いベスト、腰に黄色い布を巻いた民族衣装で広場に出て、先ほどの女性達と同様に馬の形をしたボードに跨り、音楽に併せて踊り始めました。

 

 

  最初は特に、どうと言うこともなく、演舞のような行為を見せていたのですが、やがて途中から演武する6人の横に、年長の男女が付き添いました。

 

 

 広場に香のようなものが焚かれ、白煙が風に漂います。

 そうこうする内に、6人の踊り手達に変化が現れ、6人とも陶酔したような顔付きへと変り、目が完全に空ろになってきました。

 

 

 中には女性達が楽器を演奏する場所に駆け込んだり、広場に倒れ込む者もいます。

 

 

                

 

 白い馬のボードに跨った若者は、踊りながら完全に白目を剥いています。

 本当に驚きました。

 知識としては、人間が「トランス状態になる」、あるいは「何かに憑かれる」、という現象があることは知っていたのですが、今、私の目の前で起きていることはまさに、その言葉以外では説明がつきません。

 しかも白昼に、大勢の観客の前でです。

 

 

 私ももう、何十年も年月を重ね、数多くの様々な事象を見てきましたが、人間のこんな生態を見聞きするのはこの時が全く初めてでした。

 

 様々な人種が集まり国を築くシンガポール、その国のマレー村で、思いがけずに人間の不可思議な行動を実体験することができました。

 その光景は、今回の旅の象徴的な出来事として、私の記憶に強く刻み込まれることになりました。

 

  

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

 

   他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール マレー村

2011-02-26 20:26:21 | マレー半島 花の旅

 次に、リトル・インディア駅からMRTでマレービレッジへ向かいました。

 MRTは現在も路線の拡張が続けられていて、ガイドブックに記載のないサークルライン(循環線)が半分ほど運行を始めています。リトル・インディア駅から東北線を使って、循環線に乗り換えるのがマレービレッジへの最短ルートになります。しかし、私はカトンという町も見ておきたかったので、マレービレッジより一つ先の駅で電車を降りました。

 

 失敗でした。電車を降りたのが午後2時ごろで、何しろ暑いのです。

 おまけにガイドブックに新線の記載がない為に、下車したダコタ駅の位置がはっきりしません。   

 結局、炎天下を3キロほど歩き廻って、やっとこマレービレッジに到着しました。

 ちなみに、下の路線図がMRTの最新版です。シンガポールにご旅行の方は、どうぞご利用下さい。

 

  

 マレービレッジは昔の集落を再現して、何の変哲もない素朴な平屋の建物が並んでいるだけです。

 しかも、マレービレッジに着いても相変わらず足には不快な痛みが続いていました。

 この時、急に尿意を催したので、トイレと座る場所を探しにビレッジへ入ってみることにしました。

 ビレッジを30メートルも入った所で無事に有料トイレを見つけて、用は済ますことができたのですが、

 

 トイレから出てみると、先ほどから聞こえていた民族音楽が更に大きく響いてきます。

 何だろうと思い、音のする方角に近づいて行くと、

 広場に面した建物の中で民族衣装を着た女の子達が楽器を演奏していました。

 

 

                      

 

 広場の中では獅子に扮した二人の男が、子供達と素朴な遊戯らしき芸能を見せています。

 

 

                    

 

 その遊戯は、日本の岩手県に伝わる鹿踊りを思い起こさせるものがあります。

 暫く見ていると、やがて遊戯は終了となり、次に大人5人、子供4人の女性達が音楽にあわせ、踊りながら広場に進んできました。

 女性達はみな足首に鈴の付いたリングを付けています。

 これも日本の、何処かの古い民族舞踊で見たことがあるような懐かしさを感じさせます。

 私は偶然出会った民族芸能にすっかりはまってしまい、背中のリュックからシートを取り出して尻の下に敷くと、腰を据えて鑑賞を始めました。

 

 

 

 女性達は最後は馬の形を模したボードに跨り、円陣になって躍りながら舞踊は終了となりました。

 

                    

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

   他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール 中国とインド

2011-02-26 19:59:52 | マレー半島 花の旅

シティーホールで日本の存在感を垣間見て、今度はMRT東北線でチャイナタウン駅へ向かいました。

 改札口を出ると雑貨や仏具、飲食店などが路の両側にびっしりと並んでいます。

 

 

 でも、不思議ですね。中国本土の商店街、横浜の中華街、神戸の中華街、そしてシンガポールの中華街、何処でも、みんな同じような表情になるのですね。

 私は一昨年に上海、昨年は広州と、本場の中国を続けて見てきましたので、シンガポールの中華街はあっさり往復するだけで、次の町へと向かうことに致しました。

 

 チャイナタウン駅からMRT東北線でリトル・インディア駅へ向かいました。

 リトル・インディア駅の周辺は19世紀後半、イギリスが統治していたシンガポールにインドから移住した人達が住み着いた場所です。移住して来てからも、人々はインドの言語、宗教、文化を守って生活を続けてきました。

 駅を降りると目の前にテッカ・センターがあり、その一階はホーカーズと呼ばれる屋台食堂街となっています。

 

                       

 

 私がこのテッカ・センターに着いた時は12時を過ぎていましたので、ここで昼食を摂ることに致しました。

 ガイドブックに、インド料理のロティ・プラタを提供する「Ar-Rahman Royal Prara」には行列ができるほど、と記載されていましたので、そのロティ・プラタとチキンカレーを注文しました。しかし、まー、ロティ・プラタはオイルで焼いたナンですし、チキンカレーは肉がパサパサしていて、特別のものではありませんでした。

 もっとも両方で5$もしなかったので、この値段でどうこう言うのは気が引けます。値段通りの味でした。 但し、一緒に隣の店で購入したジンジャーティはうっすらと甘みがあって、これは中々にいい味でした。印象が良かったので、帰国する際にジンジャーティをお土産に購入した程です。

 

                     

 

 食事が終わってから、食堂街の隣に広がる生鮮市場を見学しましたが、ここが面白かったのです。

 

 まず、鮮度の良い魚や蟹などが店先に溢れていました。

                     

 

 鶏や豚を店頭でバンバン捌いています、

 

               艶の良い野菜も豊富に並んでいました。                

               

 

 多分バナナの茎だと思うのですが、いったいどんな料理にするのでしょうか。

 

 

 旅先で、その国毎の、個性ある食材に溢れる市場を見て歩くのは、本当に楽しいものです。

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

   他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール 西洋と日本

2011-02-26 19:53:06 | マレー半島 花の旅

 ラオ・パ・サを覗き終わったころ、右足の小指と薬指の付け根辺りに痛みを感じ始めました。じんわりと歩くと痛むので、右足を庇いながら観光を続けます。

 そうなんです。いつの間にか、まだ若いなどとは言えない年齢になっていますから、体のパーツのあちこちに、何時不都合が出てもおかしくはないのです。

 

 だからと言って、足の甲に少々の痛みがあっても、程々にしてホテルへ戻り、ゆっくりとなんて気には、さらさらなりません。

 

 動けるうちに全部やるぞ~~~。

 

 と、言うわけで、次の目的地の方角へ、たまたまやって来たバスに適当に乗り込みます。なにしろ、私の持っているフリーパスは電車もバスも全部フリー。

 バスの窓から、外の景色とガイドブックの地図を見比べ、今、何処を走っているかの見当を付けながらバスに揺られます。

 暫くすると、外に大きな教会が見えてきました。

 

 ピンポーン。

 下車用のチャイムを鳴らしてバスを降りました。

 

 この教会はセント・アンドリュース教会。イギリス国教会派に属する典型的ゴシック建築の教会です。

 中を覗くと、丁度日曜日の礼拝が行われておりました。教会とその周囲は明らかに西洋そのものです。

 

 

 教会に接した道路の地下に、MRTのシティーホール駅があり、そこに大きな地下街が広がっていました。

 地下へ降りてみると、最初に「しょくどう」という日本料理店、更にはあの「和民」、「銀だこ」までが店を構えているではありませんか。

 いやー、私は別に彼等とは何の利害関係もありませんが、思わず声にならない声で「がんばれー」とエールを送っていました。

 海外へ行くと、どうしても「日本ガンバレー!」と言う気持ちになるから不思議です。

 

           

                            

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

  他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール ビル街に椰子

2011-02-26 18:52:25 | マレー半島 花の旅

 入浴中のマーライオン君にお別れして、今度はラッフルズ・プレイス駅の東側を、南西方向に進みます。

 カフェーのテラスにはプルメリアが赤い花を咲かせていました。

 街路樹も中々に風格のある容姿ですが、初めて目にする樹なので名前は分かりません。

 

 

 

 多分、この辺りをシェントン・ウェイと言うのでしょう、高層ビルの建ち並ぶオフィス街の中を散策します。

 

 

 

 今日は日曜日なので、辺りに人影はほとんどありませんでした。

 振り返ると、ひときわ高いビルがみえます。多分あれは、丹下健三が設計したUOBセンターでしょう。

 迷い込んだ路地で、椰子の並木に出会いました。

 高層ビルに椰子の並木とは、アンマッチなイメージですが、それが返って斬新な印象に見えます。

 

 

  椰子の並木の先に進むと、目的のラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケットの前に出ました。

 

 

 ここは中央に時計台が建つ、上から見ると八角形をしたビクトリア調の建物で、シンガポールでは有名なホーカーズ(屋台村)です。

 中には中国、インド、韓国、日本料理の屋台が並んでいました。

 毎週月曜と火曜は20時から、金曜と土曜は22時から中央のステージでライブも行われるようです。

 まだ時間が早く、食事をする気にはなれませんので、今日は偵察だけとしました。

 

                

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

  他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール マーしかし

2011-02-26 18:47:31 | マレー半島 花の旅

 シンガポールのマーラオイン・パークはシンガポール川の河口にあります。

公園に近づいて行きますと、旧正月が近いせいでしょうか、何やら工事をしているようです。

 

 付近では大勢の観光客が楽しそうに談笑しながら、記念写真などを撮っていました。

 河口を隔てて、向こう岸に見えるのは日本の建築家、黒川紀章が設計した世界最大級の観覧車シンガポール・フライヤーでしょうか。

 

 

 それにしても、マーライオン君は何処に居るんだろうと、工事中の裏手に廻ってみると。

 

 

 何と!マーライオンはシャワー中(マーライオン・イズ・テイキング・ア・シャワー)との表示。

 あーあぁ! 何だよなー。 

 マーしかし、こんだけ暑いんだからしょうがないか。

 マーしかし、考えれば、非常に珍しい状況に出会えたんで、ラッキーなのかもしれない。

 マーしかし、「シャワー中」(taking a shower.)って、とってもウイットな言い方だよね。

 

 マーライオン君のすぐ横にはバムボート乗り場がありましたが、この日は何だか、ホントに全く、遊覧船に乗る気もしなくて、バムボートはパス。

 

 窓口で料金だけはと確認すると、30分15$、45分20$だそうです。

 

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

  他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール 悪戯っ子

2011-02-26 18:27:00 | マレー半島 花の旅

 シンガポール初日は殆どを植物園で過ごしました。

 花は思った程多くはなかったのですが、熱帯で四季がないからといっても、雨季と乾季で花の咲く時期にサイクルがあるのかもしれません。

 しかし、日本ではこの季節、屋外で花が咲くことなどはあり得ませんから、十分な満足が得られた一日となりました。

 植物園は流石に広すぎて、昨日はビジターセンターやショップなどに寄れませんでしたが、植物の資料を見たり、お土産の類をこの植物園で購入するまでもないと考え、二日目はシンガポールでなければ見聞できない、町そのものを見て歩くことにしました。

 昨日は寝不足の上に、広い園内を一日中歩き回った為か、いささかの疲労感が残っています。

 朝はゆっくりと起きて、熱いシャワーを浴び、身支度を整え、ホテルを8時半頃に出ました。

 駅への途中にある飲茶の店の、歩道の席に座りました。メニューから肉饅頭ともう一品を選び、ポットにたっぷりのお茶を注文して、のんびりと朝食です。

 

 

                 

 

 多分、これで7$程だったと思います。私のホテルでは朝食を出しませんが、周囲にこんなお店が沢山あるので、食事には全く困りません。

 

 駅までゆっくりと歩いて、フリーパスを使い、MRTに乗り込みます。

 最初の目的地はマーライオン・パーク。シンガポールに来たら、まずは何と言っても、マーライオン君にご挨拶せねばなりません。

 MRTをラッフルズ・プレイス駅で降りて地上に出ると、目の前は近代的なオフィス街でした。

 

 

 ビルの谷間にシンガポールの今昔を刻んだモニュメントが建っていました。

 今のシンガポールの基礎を築いたラッフルズが1819年にシンガプーラ(獅子の町)に初めて上陸したとき、この辺りは小さな漁村だったそうです。

 

 

                                                                               

                       

               

  シンガポール川に沿ったプロムナードには、古の情景を模した像が幾つか置かれていました。

 

 

                 

 

 川をひっきりなしにバムボートと呼ばれる遊覧船が行き交います。

 

 

 川に架かる橋のプレートには1868年の文字が見えます。

 

 

                       

 

 橋のたもとには、ジャンピングボーイと名付けられた、表情たっぷりの、微笑ましい少年達の銅像が躍っていました。

 

 

 この像を見ていたら、子供の頃、野山でちゃんばらごっこをした悪がき仲間や、叱ってくれた山口先生の顔を久しぶりに想い出しました。

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

  他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

 

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール 旅の暑夜

2011-02-26 18:08:28 | マレー半島 花の旅

  さて、さて、パンツを洗濯した後は、当然ビールです。

 ホテルの近所のゲイラン繁華街には中華系の、庶民的な飲食店が沢山軒を並べていました。

 しかし、唯一難点があり、私一人でテーブルを占領できそうな店がなかなか見つからないのです。

 凡そ100メートル四方位の場所をプラプラと観察しながら歩き廻りました。

 さっきとは別の果物屋さんにも南国の果物が山のように並んでいます。そしてちょっと横道に入ると。 

 

 おーぉ!

 どうやらこの辺り、かなり奔放な雰囲気の方達が多い地域のようです、あまり遅くまでふらふらしないほうがよさそうです。

 

 (注:帰国後に分かったことですが、この辺りは政府公認の赤線地帯だそうです。この付近に泊まると、あらぬ疑惑を持たれるリスクが伴いそうです)

 

                

 

 もう一度、バスが走る表通りへ戻り、やっと「15港潮洲」という店のテーブルに席を見つけることができました。

 この時既に20時を過ぎていたと思いますが、店の小父さんと目が会ったので、空いてる席を指して、次ぎに自分の鼻に指を当てて「OK?」と聞くと、小父さん満面の笑みで「Yes、Yes」。

 海外でも意思の疎通に英語の単語力は殆ど必要ありません。

 「どうやって注文するの?」(How to order?)と聞くと、料理が並んだショーケースの前へ連れていかれました、どうやら自分で選ベば、取り分けてくれるようです。

 で、テーブルに戻って待っていると、お兄さんが料理を運んで来てくれて、その場で引き換えにお金を払う、といったシステムでした。

 

 

                      

                 

 真っ先に目に付いた蟹とモツ煮を注文して、そしてビール。

 蟹は赤く、辛い味付けです。モツ煮は見かけこそ悪いのですが、生姜が効いています。それに加えて何の味でしょうか?食べながら、ずーと考えて、想い出そうとしたのですが、結局最後まで想い出せずに、でも、シンプルだけど旨味の効いた逸品です。

 豚の肋骨だと思うのですが、骨の髄まで掻き出して、しゃぶり尽くしました。

 いずれにしても、この日の熱帯夜のシンガポールビール。五臓六腑に染み渡りました。

  いや~ 本当に美味かったです。最高でした。

                       

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

  他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール 食い物の恨み

2011-02-26 18:02:37 | マレー半島 花の旅
シンガポール 食い物の恨み

 マンダイ蘭園は空振りに終わりましたが、あっさりと諦めて、私は再びMRTを乗り継いで、アン・モ・キオ駅からカラン駅へと戻って来ました。

 カラン駅では駅前の交差点に、今朝あんなに私を喜ばせてくれたプルメリアが咲いていましたので、今度はすぐ近くに寄って、花の姿をデジカメで写し取りました。

 勿論、写したのはプルメリアの花だけではなく、私の「朝の喜び」も一緒です。

 

 

              

 

 カラン駅からホテルへの道筋には様々な店が並んでいますが、ホテルの近くに果物屋さんが店を構えていました。丁度私がその前を通ったとき、店主がドリアンを切分け、小分けにラップで包装している最中でした。

 私がカメラを向けると、親切にも、良く写るようにカメラの前にドリアンを差し出してくれました。赤いプラスチックの篭には刻まれたドリアンの皮が積み重なっていました。

 

 

                

 

 なんでこの時、一切れでいいから食べさせて欲しいと言わなかったのか、今でも悔やまれます。

 マンダイ蘭園の空振りは悔しくないのに、ドリアンの空振りが悔しいのは、やっぱり「食い物の恨み」のほうが強いからでしょうか。

 

 さて、先にも記載したように、この後ホテルへ戻り、チェックインをして、荷物を受け取り、ここで初めて自分の部屋に入りました。

 そして、何よりもまずシャワーを浴びました。

 真冬の東京から一晩かけてシンガポールにやって来ましたが、本当に暑い一日でした。下着は汗でぐっしょりです。

 で、シャワーの後は、下着の洗濯。

 洗面ユニットにお湯をためて、洗顔用固形石鹸でゴシゴシと洗い、ハンガーに吊せば一晩で乾燥します。

 え!男のパンツなんか見たくもない。

 同感です。

 

 

               

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

  他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール マンダイ蘭園

2011-02-26 17:57:29 | マレー半島 花の旅

 シンガポール植物園を見終わって、時間を確認すると16時前でした。

 暫く、この後どうしょうかと考えたのですが、実はもう一つ気になる場所があります。

 それはマンダイ蘭園。ガイドブックにはシンガポール動物園の近くで、MRTアン・モ・キオ駅から138番のバスで行けると記載されています。

 ガイドブックに19時まで開園と記載されていますので、陽が傾き初め、写真は無理かも知れませんが、取り合えず行ってみることにしました。

 そこで、オーチャードまでタクシーを拾い、MRTでアン・モ・キオ駅へ、駅前のバスセンターの一番奥の138番待合所でバスを待ち、無事にバスに乗車することができたのです。

 

 

 ですが念のために、乗車する時に運転手に「このバスはマンダイ蘭園を通りますか?」と聞くと、運転手は「蘭園は閉まりました」(Garden was closed)と答えました。 え~!! 。

 それは園自体が閉鎖したのか、閉園時間が早まったのか、今ひとつ意味がはっきりしませんでしたが、慌ててバスを降りると「今日はこれまで」と諦めて、ホテルへ帰ることに致しました。

 

 帰国してから、「マンダイ蘭園」をネットで検索すると、次のような記事を確認することができました。

 

 「シンガポール動物園近くにある開園60年の蘭園、マンダイ・オーキッドガーデンが、土地リース契約が切れたため2010年12月31日で閉鎖となった。ガーデンによると、クランジ地区に年半ばまでに移転を完了し、オープンできるとしている。」

 と言う訳で、「地球の○○」を参考にシンガポールを訪問予定の方。くれぐれもご注意下さい

 

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

  他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シンガポール植物園 珍木

2011-02-20 23:26:05 | マレー半島 花の旅

 シンフォニーレイクでは30分以上も座っていたような気がします。

 英気を養って、またゆっくりと、北へ向かって歩き始めました。

 園内に表示された地図で現在地を確認しながら、曲がりくねった小道を進んで行きます。

 木立に包まれた森を抜けると視界の開けた場所に出ました。

 そこにブーゲンビレアのガーデンがありました。

 その奥に竹を集めた林があります。植栽されている竹は見たこともない種類のものばかりです。数十本の竹が束ねられたように伸びて、伸びて、高さは30メートル近くもありそうです。竹に関しては私は全く知識がありませんが、興味を持って調べてみたら面白いかもしれません。

 

 

 

 竹林を左に進むとエコ・レイクと名付けられた池がありました。そこの岸辺では優雅に黒鳥が水草を食んでいました。

 

 

 池の畔には、プルメニアに似たビルマ原産のコプシア・フルティコサという樹木に花が咲いていましたので、フィルムカメラでの撮影を試みました。

 

 ディレニア・インゲンスと表示された樹木に咲く花も初めてお目にかかりました。

 

 ディオスピロスと表示された珍しい木に大きな果実が実っています。

 これも初めて目にする植物です。

 この様に、歩き進む程に目にする、珍しい植物を眺めながら、植物園の北端へたどり着きました。

 

 

 ちなみに、帰国してから、ディオスピロスを調べてみると、この木の果実は食用となり、赤茶色のベルベット状の薄い皮に包まれて、柔らかな、ピンク色をしたクリームチーズのような味の果実だそうです。

 但しその臭いは猫のウンチのようで、とても香りを楽しめるような代物ではない、と記述されていました。

 

 私はクサヤでも鮒寿司でも、豆腐ようでも、何でもコイです。

 一度は試食してみたいものです。

 

 ※他の記事へは マレー半島 花の旅 index をご利用いただくと便利です。

  他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい

 

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
« 前ページ