観て来ました~
豊川悦司様の藤枝梅安 いったいどんな?と
ワクワクしながら劇場へ。
冒頭のシーンの掴みから一気に梅安ワールドへ引きずり込まれ
気分は江戸へと。
仕掛け人としての業を背負った二人の男の
台詞がいちいち心に刺さりました。
私は小林桂樹梅安と田村高広彦さんのコンビが一番だと思っていたのですが
トヨエツと愛之助は二人並んだだけで
ぐっときますね。
師走のこたつシーン、良かったなぁ。
あんな年越しの仕方、羨ましい。
暖かい湯気がたちのぼる鍋を囲むシーンでほっと心がほぐれたかと
思うと、緊張が走るハードな場面に突入する。
その絶妙な緩急に身をゆだねていたら
あっという間に二時間が経っていました。
静かで怖くて色っぽいトヨエツ梅安にぞっこん。
バディの愛之助彦次郎にも胸アツでした。
天海祐希さんは噂通り大変美しいし、演出のセンスは良いし
セットは隅々まで凝っているし衣装はスタイリッシュですしねえ。
この私の乾ききったドライアイからもほろりと涙が出てしまったりもして
久々に劇場で贅沢な時間を過ごせたという感じです。
あっ言い忘れていましたが
観終わったら無性に和食が食べたくなりますよ。
池波正太郎生誕100年にふさわしい作品だと思いました。
4月公開の二部が早くも楽しみです!
まだ劇場に行かれていない方はぜひ!
時代劇ブラボー!
◎2023年 河毛俊作監督作品