夫を轢いた男(加山雄三)との愛に苦しむ未亡人を
司葉子が熱演している。
幸せいっぱいの新妻だった由美子(司葉子)の生活は
交通事故によってずたずたにされてしまう。
夫(土屋嘉男)は即死。妊娠していた子供も中絶し、
義姉(森光子)がしきっている十和田湖の旅館で再出発することに。
だけどひょっこり、同じ土地に赴任してきた加山と再会する。
憎いはずの男をいつのまにか愛し始めてしまい
自分を責める由美子。
武満徹の叙情的な音楽が切ない。
この映画は司葉子と武満徹の映画であった。
と、いいますのも加山はいい男なのですが
さわやかすぎて
要するに背徳の匂いがしないのである。
女は苦しんでいるが
この男は能天気だなあと思ってしまうのである。
無邪気なだけによけい女は苦しむのであろうか。
成瀬監督には珍しいカラー映画。
瑞々しい緑の洪水の中で
由美子が山菜取りをしているシーンは息を呑むほど美しい。
が、そこへ三島(加山)登場。「ボクも手伝いますよ!」。
美男美女が奏でる愛の物語。
成瀬の遺作として高い評価を受けている映画ではある。
もうひとつのカップル森光子とその愛人、
加東大介は十分すぎるほど生臭い(?)
男女の匂いを撒き散らしていたのが対照的だった。
1967年 成瀬巳喜男 脚本 山田信夫
撮影 .. 逢沢譲 音楽 武満徹 美術 中古智
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司葉子が熱演している。
幸せいっぱいの新妻だった由美子(司葉子)の生活は
交通事故によってずたずたにされてしまう。
夫(土屋嘉男)は即死。妊娠していた子供も中絶し、
義姉(森光子)がしきっている十和田湖の旅館で再出発することに。
だけどひょっこり、同じ土地に赴任してきた加山と再会する。
憎いはずの男をいつのまにか愛し始めてしまい
自分を責める由美子。
武満徹の叙情的な音楽が切ない。
この映画は司葉子と武満徹の映画であった。
と、いいますのも加山はいい男なのですが
さわやかすぎて
要するに背徳の匂いがしないのである。
女は苦しんでいるが
この男は能天気だなあと思ってしまうのである。
無邪気なだけによけい女は苦しむのであろうか。
成瀬監督には珍しいカラー映画。
瑞々しい緑の洪水の中で
由美子が山菜取りをしているシーンは息を呑むほど美しい。
が、そこへ三島(加山)登場。「ボクも手伝いますよ!」。
美男美女が奏でる愛の物語。
成瀬の遺作として高い評価を受けている映画ではある。
もうひとつのカップル森光子とその愛人、
加東大介は十分すぎるほど生臭い(?)
男女の匂いを撒き散らしていたのが対照的だった。
1967年 成瀬巳喜男 脚本 山田信夫
撮影 .. 逢沢譲 音楽 武満徹 美術 中古智
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