差別の連鎖
昨日のブログで書いた,日本人のジャズピアニストの海野雅威さんを暴行した黒人の若者たちは,「Chiniese」と叫んでいたそうだ。白人は黒人を,そして黒人はアジア人を,肌の色による差別を悲しく思う。
人間には,他よりも優位に立ちたいという欲望が存在する。それは本性であり,否定しようのないものである。その本性を,他を見下し,軽蔑することにつなげるかどうかは,別問題である。見下され,軽蔑されるから,見下す相手を探し軽蔑する。下へ下への連鎖が生じる。
それを逆に見ることはできないのか。他の人には,自分より優れた点が必ずある。自分にない世界を持っている。それを素晴らしいと思い,尊重すれば,上方向の尊敬の連鎖ができるのではないだろうか。
容易な話ではないだろうが,そうなれば素晴らしいのだが。
パラグアイの「瓶踊り」
ポルカのリズムに乗って軽快に踊りながら,頭上に乗せる瓶を増やす。
(2002年アスンシオンのレストランにて)
先ず1本
3本になった
最後は6本に