博多住吉通信(旧六本松通信)

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フォボス・グルントの最期

2012年01月14日 | 宇宙開発・天文
 本ブログでも何度か紹介しましたロシアの火星探査機フォボス・グルントの軌道からの落下-大気圏突入はいよいよ15日に迫ったようです。そしてその光景を肉眼で目撃できるかもしれません。ナショナルジオグラフィック・ニュースの報道によれば、人工衛星を長年追跡しているカナダ、トロント在住のアマチュア天文家テッド・モルツァン(Ted Molczan)氏は、「条件がそろえばだれでも簡単に見つかるだろう。急速に移動する明るい星のような物体を探せば良い」と説明する。「はっきりしたオレンジ色が見えたという報告も上がってきている。表面の大部分が金色のサーマルブランケットで覆われているからだ」。しかしハイライトの瞬間は、最期を迎えたフォボス・グルントが大気中で燃え上がるときだろう。大気密度が高い層に突入すると、加熱して明るく輝き始める。プラズマの長い尾を引いた姿は、まるで“シュールな彗星”のように見えるとモルツァン氏は語る。「最終的には、極度の高温と急激な減速のため粉々になり、破片の筋が高速で空を横切る。視界を遮るものがなければ、おそらく1、2分は視界に入るだろう」とのことです。探査機本体は、大気との摩擦でほとんど燃え尽きるので地上への被害はないだろうと予測されています。
ソースです ⇒ http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120113001&expand#title

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