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上の写真はJR大牟田駅から徒歩15分ほどの所にある三井三池宮浦炭鉱の史跡です。明治20年から掘削が始まり昭和43年まで操業していたそうです。現在は宮浦石炭記念公園となっています。写真の煙突は、観光案内によると竪坑捲揚機の動力源であったボイラーの排煙に使われていたものである。かつて宮浦坑には赤レンガの煙突は3本あったとされるが、現在はそのうちの一本だけが修復保存されている。竣工は明治21(1888)年3月。高さ31.2m、直径2.9~4.3m。耐火赤レンガ約138,000枚が使用されている。平成10(1998)年に、国登録文化財(建造物)に指定されたとのことです。今からちょうど50年前の11月9日に炭塵爆発事故が発生、死者458人を出すという戦後最悪の炭鉱事故の時は、ここから死者を運び出したそうです。下の写真は太平洋戦争中に強制連行された労務者のうちこの地で命を落とした44人の犠牲者の方々の慰霊碑です。一人一人の名前と享年が裏面に刻まれています。多くの歴史の死者の影に接して粛然とした気持ちになりました。