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先日の地震やその後に相次いで発覚した電力会社の隠ぺい問題。
能登原発が近いので、とても不安な気持ちになります。
そして、5年前に見た「アレクセイと泉」というドキュメンタリー映画を思い出しました。
大好きな坂本龍一さんが音楽を担当しているという理由で観に行ったのですが、とても心に残る映画でした。
今回のことで、私だったらどうするだろうと改めて考えさせられ、パンフレットを読み返しました。
1986年4月26日、チェルノブイリで原子力発電所が爆発。
180キロ離れたアレクセイ青年の住む村も被ばくしました。
移住勧告が出される中、55人の老人とアレクセイだけは、村を離れませんでした。
村の全てが放射能に汚染されたのに、奇跡のように放射能がまったく検出されない泉があったからです。
「運命からも自分からも、どこにも逃げられない。」だから僕もここに残ったとアレクセイは、言います。
美しい村の風景。水と命の不思議。
老人達とアレクセイ青年の運命を受け入れた淡々とした生活に心が洗われます。