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以前にもシャーリーマクレーンさんの「ゴーイング・ウィズイン」という本をご紹介しましたが、こちらの本は、彼女がスピリチュアルな世界に目覚めていくまでを綴った自伝です。
私が初めてこの本に出会ったのは、8年ほど前なのですが、書かれている出来事の不思議さに引き込まれて、ドキドキしながら一気に読んでしまいました。
今ではよく耳にする言葉も、その頃はとても新鮮に感じました。
20年以上前に出版されたのですが、その時の彼女と私が同じ年齢になったので、今はもっと親近感を持って読むことができます。
神秘的な体験の数々に惹かれるよりも、彼女の人間らしい感情の揺れと葛藤に共感を覚えます。
本当の自分に目覚めて、自分の真実を捜し始めた彼女が、妻子のある恋人との関係に悩む姿に人間らしさを感じます。
その後の彼女は、瞑想のセミナーを開くなど、世界中にニューエージブームを起こしていったのですが、批判も多かったと思います。
それでも仕事を続けて、映画「愛と追憶の日々」では、娘への深い愛情を表現していて、とても感動しました。